天鳳(麻雀)4段の壁を越えて5段・6段への昇段に役立ったこと

麻雀
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ネット麻雀・天鳳で、4段から6段に上がるまでに、役立ったことについて書いていこうと思います。
僕の場合、特上卓からは、かなり意識改革をしないと勝っていけないなと感じました。

本記事は、以下のような人に役立つように書いています。
・特上卓に挑戦し始めたけど、上卓と違う!
・何を改善すればいいのかわからない!
・手っ取り早く上達するために何か良い本はないか?
そのほか、麻雀に関する記事のまとめページです。
麻雀上達・技術・メンタル・天鳳などに関する記事のまとめ

 

 

特上卓と上級卓の違い

特上卓を挑戦するようになり、上卓と大きな違いを感じたのは、テンパイスピードと、鳴きの感覚です。
僕はどちらかと言えば面前型で、守備重視の考え方でした。
鳴くと打点も防御力も下がってしまいますし、あまり鳴きに関しては得意ではありませんでした。
しかし特上卓では、自分が得意か不得意かなど関係なく、上卓までとは全く違うスピードで、周りの手が進みます。
8~10巡目が、すでに終盤かのようなイメージで、この辺りまでに形が整っていない場合は、この局を降りきることを考えるくらいでした。

大事なのは、「副露(鳴き)を味方に付ける」ということです。
鳴いても守備力を維持できるような方法はありますし、打点が下がっても鳴くべき状況は思っている以上に多くあります。

良形同士のイーシャンテンで鳴くと点数がガクッと落ちてしまう場合でも、アガらなければ自分の点数上昇はありません。
それどころか、他家がツモれば、振り込まないにしても自分の点数が下がっていきます。

また、特上卓まで来ると、自分が鳴くことで警戒してくれる「信用できる敵」が登場してきます。
それほど高い手でなくても、ドラ持ちなどを警戒して、回し気味に打ってくれることも期待できます。
このように、テンパイへと近づく鳴きは、自分のアガリ点の価値以上に、様々なメリットがあるのです。

ざっくりとした鳴きの目安として、以下のような考え方があります。
・鳴いて7700あるなら最初から全力鳴き
・鳴いて両形2000が見込めるなら8巡目くらいから鳴いてもOK
・役牌トイツは大体一鳴き
・鳴くかどうか判断に迷う場合は、副露率35%くらいになるまで鳴いてみる

他に、点数状況判断も重要になってきます。
他家のリーチが入った時に「自分は危険を冒して攻める必要があるのかどうか?」という考え方は大変重要です。
例えば、現在自分がトップ目であるのに、ラス目のリーチに勝負してやる必要なんてありません。
オーラスで自分が2着の際に、跳満を振り込んでも3着、勝負すれば1着になるかも、という状況なら、わからなくもありません。
しかし特殊な状況を除いて、自分が浮き気味であれば守り重視で打ち、4着を回避するような戦い方が重要になってきます。

点数状況に応じた打ち方として、以下のような考え方があります。
・他家の先制テンパイが入った時、自分以外が振り込むことで、自分のラス率は下がる
・持ち点が30000点以上なら、他家のリーチにそんなに張り合う必要はない
・後半、他家の4着候補には厳しく打つ(安上りで親を流す、副露させないように絞るなど)

おすすめの戦術本

勝つための現代麻雀技術論(著:ネマタ氏、福地誠氏)

特上卓以降を戦っていくときの基礎理論となる、教科書的な本です。
一度は通して読んでおくべきです。
中級以降の麻雀の技術について、統計的・論理的に、ここまで網羅している本はなかなかないと思います。
ただし、かなり網羅的に書いてあるので、読むのは大変かもしれません。

定石「何切る」301選(著:G・ウザク氏

牌効率を身に付けるために、非常に有用です。
牌効率を、受け入れ枚数だけで考える時代はとっくの昔に終わっており、その先をしっかり示している何切る本だと思います。
まずは、実戦と同じように素早く解いていき、自分が間違えるパターンを把握しましょう。
正解を丸覚えするのではなく、「何を考慮した結果、これが正解になるのか?」を理解することが大事です。
何か本を1冊だけオススメするなら、この本をオススメします。

現代麻雀 押し引きの教科書(著:福地誠氏)

押し引きの感覚を養うのに特化した、他にはないタイプの本です。
成績に直結する判断技術が養えます。
順目や半荘によっても、判断基準はどんどん変わってくるので、そういった感覚も身に付きます。
この本で基準となる押し引きの考え方を学んでおけば、今後の考え方のベースとなるでしょう。

 

以上、3冊です。
「勝つための現代麻雀技術論」の内容を少しかみ砕いたような内容の本が、「定石 何切る301選」と「現代麻雀 押し引きの教科書」みたいな感じです。
3冊全部は大変なら、まずは興味があるものだけでも良いと思います。

これらの本をしっかり繰り返しこなし、天鳳の対戦の中でちゃんと実践していけば、自然と強くなっていくはずです。
人間、なかなか癖は修正できないものですが、そこを頑張って修正する勇気を持てば、必ず上達します。

動画で学ぶ(うに丸麻雀ちゃんねる)

本を読むのが面倒だという場合は、動画もオススメします。
天鳳最高9段の、うに丸氏が運営している「うに丸麻雀ちゃんねる」は、非常にためになってわかりやすい動画が数多くアップされています。
どういう考え方で打っているか、実際の対戦画面で実況しながら録画されているので、とても分かりやすいです。

7段へ向けて必要なことは?(自分の場合)

ある天鳳位の方の詳細成績と自分の成績を比較したとき、顕著に異なるのは、副露率です。

僕の副露率は28%ほどですが、
天鳳位は36~38%ほどあります。


1副露平均順目が、僕は7.987順目、天鳳位の方は6.624と、1.3順近くも異なります。

これは、僕が鳴くのが遅すぎるということを意味していると考えられます。
鳴くことで、打点が少なくなること、防御力が下がることを避けてでしょうが、これではスピード感がなさ過ぎるようです。

体感より、1順強、早めて鳴いていかないといけなさそうです。

それと同時に、先ほど挙げた本の内容も、まだまだ完全に身に付いている訳ではありません。
とりあえず、このあたりをコツコツ身に付けていき、気付いたら7段になっているのが理想ですが、どうなることでしょうか。
今後も精進していければと思います。

(2020年5月追記)
無事7段になることができました!
この記事でおススメした本は間違いないという証明にもなると思います。

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