中日ドラゴンズ 2018年はこの選手が活躍する!2軍成績から予想 

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毎年、各球団からブレイクする選手が登場します。
その年にいきなり入団して1軍で活躍する選手もいますが、多くは2軍で下積みと結果を残した後に、1軍に出てきます。
今回は、2軍での成績を検討し、来年活躍するかもしれない選手を予想してみようと思います。

 

 

友永翔太(右左・外野手・26歳・プロ3年目)

2軍成績は106試合で打率.269、盗塁11個とまずまずです。

三振が83個とやや多いのが気になりますが、これだけの打席数を与えられているのは、球団の期待の表れだと思います。

同じ年に入団した井領選手と似たタイプで、どちらかが1軍に定着して欲しいところです。
大島選手が不動のセンターということになると、残るはレフト・ライトです。
ライバルとなる1軍選手は、平田選手、松井祐選手、藤井選手と実力者ぞろいです。

森監督が「走る野球」を重視しているのであれば、それに合致するタイプの選手です。

出塁率は.350と、打率に8分ほど上乗せできているので、選球眼は悪くないと思います。

三振が多いため、カットする技術を身につければ、赤星選手のようにブレイクする可能性は十分あります。

来年はプロ4年目で27歳と、そろそろ1軍レギュラーを掴んでもおかしくない年齢です。
来年は1軍登録期間を延ばし、まずは代打・代走などを狙えると思います。

 

 

井領雅貴(右左・外野手・28歳・プロ3年目

2軍成績は82試合で、打率.262で、少し物足りないです。
盗塁数も1つなので、同じようなライバルの友永選手よりに1歩先を行かれているように感じます。

しかし試合での打席を見ていると、好球必打のいい振りっぷりの打撃をしています。
初球で甘いボールを仕留められる様になれば、意外と代打の切り札として面白いのではないかと思います。

 

 

近藤弘基(右右・外野手・24歳・プロ3年目)

2軍成績は67試合で打率.279、本塁打4本と長打力も魅力的です。
今年は1軍でも良い打撃をしていたのですが、徐々に失速してしまいました。
タイプ的には、打撃を売りにして、レフト・ライトのポジションを狙っていきたい所です。

2軍でそこそこ打てているのに1軍で失速してしまうのは、変化球への対応という点が1番大きいと感じます。

遠藤選手や松井祐選手にリードされている形ですが、まだ若いですので、伸びしろに期待します。

 

 

石川 駿(右右・内野手・27歳・プロ3年目)

2軍試合数82試合で打率.269、本塁打4本と、1発が魅力の内野手です。

1塁・2塁・3塁が守れるのが魅力ですが、どこも争いが激しく、なかなか厳しそうです。

1塁・3塁は福田選手の方が打撃も含めて実績がありますし、ビシエド選手もいます。
2塁で守備・走塁は亀澤・荒木選手には負けても、打撃で高橋周平選手に勝てば、一番現実的かもしれません。

長打力ある2塁手というのは貴重なので、高橋周と合わせて、左右で面白い存在と言えます。

 

 

阿知羅拓馬(右右・投手・24歳・プロ4年目)


2軍では111.1イニングを投げ、防御率2.10、9勝3敗と、立派な数字です。
右の先発が少ないドラゴンズの中では、来年活躍するには、実績十分といったところでしょう。

どんなときでも安定したピッチングが出来るのは魅力ですが、それは2軍での話です。
今後は1軍打者をしっかり抑えられるような武器を身につけないと、1.5軍の選手で終わってしまうかもしれません。

球種配分としては、ストレート48.21%、スライダー26.79%、カーブ16.96%、フォーク8.04%(「データで楽しむプロ野球」より)。

ストレートの球速が140台半ばで、力では押すことは難しそうです。
シュート方向の変化球、またはフォークの精度を上げることで、1軍にも通用するようになると思います。

 

 

丸山泰資(右右・投手・22歳・プロ1年目)

2軍で46.1イニングを投げ、防御率は3.30です。
投球の6割がストレート、残りがスライダーという、祖父江投手に似たタイプです。

ストレートが150近く普通に出るのは大きな武器ですので、1軍のリリーフ・ワンポイントとしては、やっていけると思います。

しかし先発を含めて活躍しようとするなら、あと1つ、チェンジアップやカーブなどの変化球が欲しいところです。

まだプロ1年目で若いだけに、伸びしろは十分です。
150近い球速があるだけで、現在のドラゴンズにとっては魅力的です。

 

 

終わりに

色々と期待値込みで書きました。
遠藤選手、笠原投手などは、すでに1軍で結果を出し始めているため、ここでは挙げませんでした。
中日は今年、ドラフトでは即戦力を狙った指名はしていません。
ということは、過去に即戦力で指名されたこれらの選手とは、プロでの年数も違いますし、いくらかリードしているはずです。
今年の新人に追い抜かれることがないよう、1軍に出てきてくれれば、いちファンとして嬉しいなと思います。

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