漫画感想「やれたかも委員会」吉田貴司

元は、ネット上で公開されていた漫画のようですが、単行本化しました。
AbemaTVで、ロバートの秋山氏主演で実写ドラマ化するそうです。
そんなニュースを見て、読んでみようと思ったのが、こちらの漫画です。


<公式HPより>
あのとき、もしかしたら、あの子とやれてたかもしれない……。
男たちのそんな「やれたかも」を、「やれたかも委員会」が判定します。
漫画家・吉田貴司さんが描く、切なくも可笑しい話題作!
やれたかもしれなかった夜は、人生の宝です。

話の流れとしては、面接官のような3人の前にゲストが登場し、「やれたかも」エピソードを語るという内容です。
そのエピソードがまた、どこか懐かしさにも似た感情を覚える内容で、非常に良いです。

「自分もこんな時代あったよなぁ、今だったら行けたよなぁ~」という記憶を呼び覚まします。

そして最後に、3人が判定し、一言ずつ箴言を授け、各話の締めとします。
3名はどういうメンバーかと言うと、以下の3人です。


①犠星塾 塾長・能島 明(ぎせいじゅく じゅくちょう・のうじま あきら)

直角に曲がったヒゲと、細い目、柔道着のようなスタイルが特徴の人物です。
ゲストに対して、慈愛に満ちた態度を崩さず、やれたかもしれないエピソードの大切さを、言葉少なに語ります。
いの一番に「やれた」判定を高々と掲げます。
毎回、彼の言葉で、ゲストは救われているように感じます。


②ミュージシャン・パラディソ

やや長髪の髪にハット、サングラスを着用している若い人物です。
塾長に同調し、大体「やれた」判定を出します。
塾長と同じく、言葉や感情の起伏は少ないですが、結構常識があり穏やかで、多少スカした印象です。
容姿や設定の割にチャラい印象はあまり無く、個人的には好きなキャラです。


③財団法人 ミックステープ代表・月 満子(つき みちこ)

黒髪ロングで眼鏡を掛けて、ビジネススーツを着た若い女性です。
男性人二人の「やれた」判定に対し、「やれたとは言えない」判定で対立する役目です。
毎回、男性二人によって救われたゲストを、女性ならではの視点から一刀両断にしていきます。

本当に毎回、的確な言葉で、ゲスト(と読者)を、夢のような世界から現実に引き戻します。

そんな彼女も「やれた」と判定してくれる回もあり、やみくもに反対だけしているわけではありません。
以上、非常に個性的なメンバーです。
月氏の言葉は、各話の最後の締めに使われるため、結構後を引きます。
ゲストが語る女の子たちも非常にかわいく描かれており、なんだか思春期のころの感情が蘇ってきます。
絵柄も含めて、どこか「フリンジマン」に似た印象があり、最初は同じ作者かな?と思ったくらいです。
「フリンジマン」が好きな人は是非、この漫画を読んで欲しいですし、未読の方は「フリンジマン」もぜひ読んで欲しいです。

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