Banner of the Maid (SRPG) Introduction, Impressions, and Strategy Notes

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フランス革命を題材にしたSRPG『聖女戦旗 Banner of the Maid』の紹介記事です。
もともと2019年にリリースされた海外製のゲームですが、2026年に日本語版の発売となりました。
兵種同士の相性が重要な、歯応えのある作品でした。

難易度ノーマルで、クリア時間は約30時間でした。
(フリーマップでそこそこ稼ぎを行いました)

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Game Overview

ナポレオン・ボナパルトの妹・ポーリーヌを主人公として、史実とは少し違う歴史を辿ったフランスを戦い抜いていきます。
史実キャラが多く登場するので、世界史が好きな人はかなりワクワクするのではないでしょうか。

 

難易度は3つ選べます。
僕はノーマルモードを選びましたが、難易度は普通~難しいくらいのイメージでした。
序盤はシステムをしっかり理解していなくても何とかクリアできますが、中盤以降は厳しくなってきます。
特にサブクエストはパズル的な思考を求められるステージが多く、一筋縄ではいかない難しさがあります。

 

本作は外国から日本語に翻訳しているため、ちょくちょく怪しい日本語があります。
意味は通じるのでご愛敬なのですが、細かいニュアンスがちぐはぐな場合もちらほらあります。
上のスクショは本来、『貴様!パリを暴動に陥れるつもりか!』のような訳がしっくり来そうですが、急に粗野な口調になって、笑ってしまいそうになることもあります。

 

SRPGとしては、高低差のあるターン制の戦闘システムです。
射撃武器は高所から一方的に攻撃できる等の利点があるほか、天候による射程の制限などがあります。

そのほか、兵種による4すくみの相性が非常に重要です。
相性によりダメージ量・命中が大きく影響を受けるので、中盤以降は攻略方針を立てる上でのベースとなります。
とても重要な要素なので、戦闘画面の右上にアイコンが常に表示されています。

 

その他には士気が溜まると使用できる「英勇攻撃」というものがあります。
敵へ攻撃すると士気が溜まり、それを消費して強力な攻撃を行います。
あと少しで敵にトドメを刺せるという場面や、ボス戦で役に立つものです。

 

メインシナリオの間で受注できるクエストをこなしていくことで、様々な派閥からの名声を獲得できます。
名声を獲得することで店に並ぶアイテムが増えたり、様々なボーナスが得られたりします。

 

Review (no spoilers)

難易度ノーマルで、何とか最後までクリアすることが出来ました。
毎ターンセーブできるシステムに助けられました。

 

僕はこの時代のフランスは詳しくないので、有名なキャラクター以外は正直良く分からなかったです。
ナポレオン、ロベスピエール、ラファイエット、ミラボーらは世界史の教科書にも出てきたので知っていましたが、そういった有名人以外はピンときませんでした。
デオンだけは、アニメ『シュヴァリエ』で良く知っていたのでピンときました(本作ではお爺ちゃんですが)。
翻訳された文章ということもあり、正直なところシナリオが頭に入りにくかったのですが、美しいグラフィックのせいか、雰囲気で楽しめました。

戦闘については、歯応えがあったと感じます。
序盤は兵種による相性が良く分かっていなかったので、何だか全然火力が出ない時があるなぁくらいの感じでした。
ヘルプにも相性が明記されていないので、自分でメモしながら調べないといけないのかなと思っていました。
しかし戦闘画面の右上のアイコンに相性が表示されていることに気付いてからは、しっかりと攻略できるようになったと思います。

敵の増援が割と嫌らしいところに出現したり、敵のボスがしっかり強敵だったり、楽はさせてくれない印象でした。
しかしノーマルであれば毎ターンセーブできるので、何とかなるとは思います。
心が折れそうになったステージもありますが、サブクエストの稼ぎマップでレベル上げを行い、クラスチェンジさせたりすることで何とか乗り切りました。

普段SRPG Studio製のゲームをプレイすることが多いので、独自システムのSRPGは新鮮で楽しかったです。
いくつか気になる細かい点はありますが、それも海外インディーゲームの味かなと思います。
ただ、ステータスを上げるドーピングアイテムが、装備させた上でステージ中にしか使えないという仕様は煩わしかったです。
簡単なサブクエストに挑戦して繰り返し使わせればよいのですが、作業感が強くなるポイントでした。

全体的な評価としては、
・難易度はやや高め、チャレンジ要素も多い
・クリア後の周回要素あり
・グラフィックは非常に美麗
・細かい部分で不親切な点はある
といった印象です。

SRPGが好きな人や、この時代の雰囲気や美麗なグラフィックに興味を持った人はぜひプレイしてみてはいかがでしょうか。

 

攻略メモ:難易度ノーマル(ネタバレ注意)

もしもの時のために回復アイテムを装備しておくことは大事です。
強いユニットは戦闘の機会が多くなるので、武器を複数持たせておきましょう。

中盤以降は、各兵種の数をバランスよく育てて揃えることが重要だと思います。
各兵種、最低2人以上は育てておくと良いでしょう。
射程が2以上あるユニットは、相性を度外視しても有利に戦えるので活躍しやすいと思います。

 

第五章:厳重な防備

8ターン以内にクリアというチャレンジを達成するには、正面の柵を壊して進むのが良いと思います。
しかし敵が一気にこちらに向かって行動してくるので、突破はかなり難しいです。
近接攻撃してくる敵だけならまだ良いのですが、砲撃してくる敵もいて攻撃が厚く激しいです。

僕は何回かチャレンジして突破できなかったので、素直に側道から回り込んで攻略しました。
こちらのルートの場合は敵は一気に動いてくるわけではないので、通常の感覚で戦えると思います。

 

第六章:谷間のヒバリ

ポーレットが高台で孤立しています。
最後に1体だけ高台に増援が現れるので、自力で倒す必要があります。
念のためパンを持たせて、早めに一番奥の高台に進めましょう。

 

12ターン以内に敵を全滅させないといけないので、早めの進軍を心掛ける必要があります。
最後に登場する敵増援のアルフォンスはかなり強敵です。
ワタリガラスはミュラ、スタート地点から現れる2体の竜騎兵はポーリーヌに任せ、他全てのメンバーで相手にしましょう。
アルフォンスと一緒に現れる砲撃手は、ポーレットを一番奥の高台に配置しておくと反撃で倒せます。
しかし攻撃を仕掛けるタイミングによってはポーレットが倒されゲームオーバーになる可能性があるので、攻撃を受けたら素直にパンで回復させましょう。

 

第七章:古城下の会戦

左右に分かれて進み上がっていくマップです。
左下からはNPCのローズが援軍として現れます。
彼女一人を放っておいても、ある程度周辺の増援を倒してくれますが、だんだん削られていきます。
最後の敵援軍までは持たないと思われるので、味方を一人くらい置いておくと良いでしょう。
(僕はコゼットを残しました)

右側の部隊の突破先にはたき火がありますが、ターン経過により雨が降って消えてしまうので注意しましょう。

 

依頼:聖女の物語・その一

6ターンで敵全滅が目的のマップです。
そのため、毎ターン必ず敵を1人倒していけるように移動していかなくてはなりません。
HPが10の敵と交戦すると反撃を受けるため、間に何人か違う敵の撃破を挟んで「休養」スキルで回復しなければなりません。
連続してHP10の敵と交戦するとやられてしまいます。

一番右側の敵をどのタイミングで倒すかということを意識しつつ、進行ルートを決定していきましょう。

 

第八章:港の騒乱

船の狭い通路をうまく利用して戦っていきましょう。
ターン制限はないので、慌てずにじっくり戦っていけば問題ありません。

新たに加入したアデライドが敵と相性が良いので有利に戦えます。
ただしHPはそれほど高くないため注意しましょう。

 

吊るされた鮫の前に立つと「調査」が出るので、実行すると半分消失された日誌が手に入ります。

 

 

第十一章:ルーブルの影

マップが暗く、ある程度近づかないと敵が見えません。
突出し過ぎないように少しずつ進軍していくことが重要です。

全ての燭台の火を点けると右上からニヴェルネーが現れ、正面入り口へ向かっていきます。
あらかじめ階段付近に複数ユニットを集めておき、逃げる前に倒しましょう。

 

左下の燭台を調べた後、階段を上がった右側の窓の前に立つと幽霊の宝物を入手できます。

 

第十二章:急転直下

かなり難易度が高いマップです。
逃げて行くニヴェルネーを追いかける必要がありますが、進行ルート上に多くの障害があります。
北のルートは敵の数が多く回り込んでいるヒマが無いため、南の瓦礫を攻撃して突破しましょう。

高台に陣取っている軽歩兵の射程が上がって厄介なので、ポーレットの砲撃などで早めに排除しましょう。
北からやって来る敵は1マス幅の草地に一人壁役を置き、くい止めると良いと思います。

 

瓦礫を突破した後は騎兵を先行して送り込み、ニヴェルネーの進路を塞ぎましょう。
立ちはだかる敵を全員倒している余裕はないので、味方がやられても気にせずにどんどんニヴェルネーを囲んで集中攻撃をしていくと良いかと思います。

 

第十三章:星夜の後の戦場

敵の数が多く、かなり長丁場の戦いとなります。
一部の味方に頼っていると、武器が足らなくなる可能性があるため、武器と回復のための楽譜は多めに準備しておきましょう。
味方が2人倒されただけでゲームオーバーになるので、安全を確保しながらゆっくり進軍していくことが大事です。

家屋の調査は、扉の前に立つと敵が数体近くに現れる場所が2つあるので注意が必要です。
周りにまだ行動していない味方が多いタイミングで青いマスに立つようにしましょう。

 

画面上の青いカーソルの場所まで接近すると、ブリジッドの近くに増援が現れます。
ここまでに家屋調査を済ませ、十分に準備をしてから戦うと良いでしょう。
ブリジッドは放っておくとかなり危険なので、他の敵よりも先に集中攻撃して倒してしまう方がかえって安全だと思います。
反撃も強力なので、なるべく間接攻撃で攻撃するようにしましょう。

 

第十五章:夜明けの救援

敵が四方に分散していますが、中央のローズ付近に集まって有利な味方で戦うと安全です。
ただし、一定ターンごとに赤いマスが表示されて敵から砲撃を受けます。
ローズが一定の頻度でダメージを受けてしまうので、傷ついたらこまめに回復させてあげましょう。
ローズがやられるとゲームオーバーです。

割と継続的に画面の端から敵の増援が現れるので、臨機応変に対応していきましょう。
増援の敵は同じ兵種が固まって登場することが多いので、有利な兵種の味方なら一人でも対応できると思います。

 

第十八章:雪の中の国境線

たき火から2マス以内であれば、状態異常にならず活動できます。
無理に攻めていかず、安全な範囲で戦っていけばよいでしょう。
速度が低下した敵は、追撃を行うチャンスです。

右上に登場するテレーズは、ポーリーヌで会話すると加入します。

 

第十九章:旧友との別れ

フィリップはエルネスティーネで会話すると加入します。
エルネスティーネの初期位置は変えられないので、フィリップのほうへ向かわせましょう。
向かわせないと、フィリップが右上の味方に移動してしまう場合があります。

 

第二十四章:パリの地下

このゲームでは珍しい屋内のマップです。
暗闇でこちらから相手の姿は見えませんが、敵は的確にこちらに攻撃してくるので慎重に進んでいきましょう。
ルクレールはポーリーヌで会話して仲間に加えました。
おそらくエメーでも会話できるかと思います。

 

第二十五章:パリの空に灯る光

11ターンを越えるまでにシャーロットを左上に到達させなければなりません。
大部隊が待機している階段は避けて、細い階段を通っていきましょう。
左下に配置された味方4人の近くにある民家を訪ねると、そのすぐ左の扉の鍵を外してくれます。右下のシャーロット達を左方面に呼び寄せて、こちらから上に攻め上がっていきましょう。

 

4ターン目には、左側の初期位置付近から4体のユサール騎兵が現れます。
これまでには右の本体を付近に呼び寄せて対応できるようにしましょう。

 

第二十六章:憎しみの連鎖

シャーロットが孤立しており、移動することもできないためラファイエットと会話させましょう。
会話させるとラファイエットが2ターン行動不能となります。
行動不能中も続けて会話できますが勿体ないので、ラファイエットが正常に戻ってから会話させましょう。
念のため回復アイテムをシャーロットに装備させておきましょう。

他の味方2部隊は、それぞれボスを倒しに向かいましょう。
道中で戦闘する敵の兵種に対して有利を取れる兵種を必ず連れていきましょう。
ここまで進むと、不利な兵種だとまともに戦うことが難しいレベルになっています。

 

第二十八章:聖女の戦旗

両翼に味方の配置が分かれていますが、敵は近寄らない限り接近してきません。
片方に味方の戦力を集約させて進めていくのが安全だと思います。

1ターンごとにマリーが使用するサファイアの効果で味方全体が混乱してしまいます。
そのターンは味方が好き勝手行動するので、敵ターンでの被害は避けられないかと思います。

手前の初期位置付近の両翼から増援が出現しますが、その敵は積極的に接近してきます。
いったん立ち止まって対処してから進んでいきましょう。

ニヴェルネーは強敵なので、有利に戦えるユサール騎兵をちゃんと生存させておいて最後にぶつけましょう。

 

ユニット使用感・ノーマル(ネタバレ注意)

最終マップに出撃したユニットについて、使用感を書いていきます。

 

・ポーリーヌ

総じて高めの能力で、不利兵種でなければ優位に戦えました。
最初から持っていた射程1~2の試作型マスケット銃が便利で、最後まで使っていました。
ただし倒されると敗北になることも多いので、最前線からはすこし引いて戦わせていました。
前線で戦うことが多い関係上、スキルにより自給自足で回復できるのはありがたかったです。

 

・ランヌ

序盤で加わる貴重なマスケット銃使いです。
しかしそれほどタフではなく、倒されてしまうことが多かったです。
休養スキルを覚えてからはやや粘り強さはありましたが、速さの関係で追撃しづらかったのはマイナス点です。
とはいえ、新兵用マスケット銃で素早く士気を上げさせて、英勇攻撃で大きな一撃を与えるという働きで活躍しました。

 

・ミュラ

登場時は攻撃力が低く貧弱でしたが、成長するにつれて攻撃・速度と機動力を兼ね備えた騎兵となり活躍しました。
迂回スキルで、切り込んだ後に3マス移動できるようになってからは、さらに使い勝手が良くなり活躍しました。

 

・ポーレット

射程が長く、反撃を受けずに攻撃できるのが大きな強みです。
スキルにより、移動力が低いデメリットもある程度は克服できたのはありがたいです。
しかし速さが絶望的に低いため、敵砲兵からほぼ追撃されてしまう脆さが悩みどころでした。
士気を溜めて、英勇攻撃で一撃で倒し切ってしまえば反撃を受けませんが、なかなか難しかったです。
それ以外の敵に対しては一方的に攻撃できるので快適でした。

 

・コゼット

射程が長く敵を一方的に攻撃できるのがこの兵種の強さです。
スキルによって地形効果の影響を受けずに移動できるようになれば、さらに快適に攻撃できます。
攻撃力が高く、ほぼ追撃可能なので火力も高いです。

 

・エメー

貴重な回復役で、手が空いた時は高揚の曲で味方の士気を上げれば無駄がありません。
ヒーラーとして各マップでしっかり活躍しました。

 

・アデライド

全ユニットの中で、一番活躍したかもしれません。
攻撃力が高く追撃もしやすい、そして回避率も高いため、有利な兵種であればほぼ無敵の状態でした。
有利不利がない相手でも圧倒できる戦闘力で頼れました。
行動後、3歩移動できる迂回スキルにより、歩兵ながらヒット&アウェイで戦えることも大きかったです。

 

・ウジェニー

ポーリーヌからバカっぽい扱われ方をされていますが、第2ヒーラーとして有用でした。
騎馬ユニットなので移動力があり、凱旋の曲による再移動もいざというとき助かりました。

 

・オスカ

ユサール騎兵相手であれば、ほぼダメージを受けずに戦闘できるため重宝しました。
しかし速さが低いため追撃を受けやすく、不利な兵種から攻撃されると簡単に落ちてしまう脆さはありました。
運用に工夫が求められる兵種かなと思います。

 

・シャーロット

ミュラと同じく、ユサール騎兵として活躍しました。
ミュラより若干速度が落ちますが、ほぼ同じ使用感で運用していました。
ビジュアル的にはかなり好きなキャラです。
ラファイエットへの説得シーンで急にスポットライトを浴びていました。

 

・デュトゥイユ

戦闘面での活躍は期待しておらず、武器の使用回数を回復させる補給役として運用していました。
正直、別のユニットでも良かったのですが、長丁場が予想されるマップで保険として機能していました。

 

・ニコレット

ポーリーヌ、ランヌらと一緒にマスケット銃使いとしてたまに使っていました。
素の能力としてはポーリーヌに匹敵するのでかなり強力でした。
ランヌよりはずっと頼れる存在でした。

 

・ラフィット

第2の砲兵として後半出撃させていました。
ほぼポーレットと同じ運用です。

 

・アントワネット

ドゼー将軍がいなくなって、竜騎兵がオスカしかおらず苦労していました。
しかし彼女が入ったため、2人目の竜騎兵として貴重な存在でした。
ビジュアル的にはシャーロットの次に好きなキャラクターです。

 

・エルネスティーネ

アデライド、コゼットに次ぐ3人目のライフル兵としてたまに使っていました。
ライフル兵は2以上の射程が出せるため、出撃枠が余った際には積極的に出撃させて運用しました。
猪突猛進ガールという設定のようですが、本編中であまりそういったエピソードは見かけられなかったのが残念です。
どちらかと言えば兄のフィリップの方が目立っていましたが、彼はほぼ使いませんでした。

 

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