ドールリコレクト(フリー・推理デスゲーム)紹介・感想・攻略メモ

ゲーム
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僕が好きなゲームで、「ダンガンロンパ」シリーズや「逆転裁判」シリーズといったものがあります。
どちらも本格的な推理作品というよりは、矛盾を見つけて指摘する思考パズルのような謎解きが魅力のゲームです。

今回紹介する「ドールリコレクト」は、推理デスゲームと銘打たれているフリーゲームです。
「ダンガンロンパ」シリーズが好きな人であれば、取っつきやすく楽しめる作品だと思います。

前作「フィギュアディテクト」は、コンパクトにしっかりまとまった推理デスゲームでした。
今作「ドールリコレクト」は、前作よりも、さらに大胆に仕上がり、歯応えも増してパワーアップした作品となっています。
クリア時間は、おまけ部屋到達までで約6時間でした。

ゲーム概要


本作は、矛盾を指摘することで、推理を進めていくアドベンチャーゲームです。
自由行動や探索行動などは極力排除されており、メインである推理部分での思考に集中できるようゲームデザインされています。
難しい内容でも、自分の推理が当たった時の快感は絶大です。

最初の導入のあらすじは、以下のようなものです。

主人公であるバラコは、音信不通になった友人たちを探すため、ある森に入っていきます。
そこでは魔法の力によって動く人形たちと、その主である魔女がいました。
バラコは友人たちの命を助けるため、魔女が提案する推理デスゲームに参加させられることになります。

ゲームの大まかな流れは、状況説明⇒事件発生⇒調査・聞き込み⇒討論、という流れです。
事件発生までの状況説明がやや多めで、事件発生から調査・聞き込みは、短時間で終わります。
ダンガンロンパや逆転裁判での調査パートが面倒だと感じる人には、ストレスが少ない作りとなっています。

討論は、基本的に証人の矛盾を突くことによって進行していきます。
証言と矛盾している情報を正しく選ぶことで、討論が進んでいきます。

選択を間違えてしまうと、「自信」という数値が減っていき、ゲームオーバーにもつながります。
難易度の高い場面では、間違えても自信が減らないことが多いので、最悪の場合は総当たりでもクリアできます。
ただし、組み合わせの数が相当多い場合もあるので、やはりよく考えて答えることがクリアの近道になると思います。
セーブポイントはかなり多く用意されているので、不用意にデータを上書きしなければ、何とかなると思います。

感想(ネタバレ無し)

「ダンガンロンパ」をリスペクトした内容で、目まぐるしく状況が変わっていくどんでん返しの展開が最大の魅力だと思います。
事件自体はわかりやすくシンプルなものが多いですが、真相は、事件発覚時から予想もつかなかいような場所へ転がっていきます。

章が始まってから事件が起きるまでは、少し説明的な描写が続きます。
しかし事件が起きてからはスピーティーで、討論には比較的早く移りました。
事件の討論に入ってからは、ゲームの止めどころがなく、一気に最後まで読み終えてしまいます。
この殺害方法周辺のトリックについては、非常に読み応えがあります。

討論中、証言に対応した証拠を選ぶ場面では、それなりの難易度があります。
すぐに分かるものもありますが、章後半で登場する、選択肢を複数組み合わせて選ぶ場面は、かなり難易度は高めです。
直前のバックログは見られるものの、現在何が議論になっており、何に対しての回答を選択すれば良いのか、ふとわからなくなってしまうこともありました。
もう少し前まで戻るバックログ機能や、何回か間違えたらヒントが表示される機能があったりすると、より嬉しいなと感じました。

犯人だと看破されそうになったあとの、各キャラクターの表情変化が豊かで、不気味さが感じられて良かったです。
今までニコニコと仲良くしていたキャラが変わってしまうのは、悲しくも恐ろしく感じられました。
キャラクターのグラフィックの陰影やデザインは特徴的で、独自の雰囲気がよく出ていると思います。

推理やデスゲームといったキーワードが好きな人には、前作「フィギュアディテクト」と共にお勧めしたいと思います。

攻略メモ(ネタバレ有り)

すべての選択肢についての解答を載せているわけではなく、総当たりでも難しいと感じた場面だけ載せています。
組み合わせが少ない場面なら総当たりで何とかなりますが、4の4乗通りの総当たりが必要になることがあります。
なるべく自力で考えることをお勧めしますが、どうしても先へ進めない人のために、一部の解答を載せようと思います。

第壱幕

ラストシーンの4の4乗の組み合わせです。
人形の血が粘土状なのはいつか、という点を考えるとわかりやすいと思います。
・血がジワッと出てきた
・短刀を見せなさい!
・よ~く写真を撮っておけ!
・魂について
⇒カザナの一撃ではまだ生きていた

第弐幕

ラストシーン手前です。
針の山の上にただ落ちても、刺さるわけではないことが指摘出来れば良いです。
・見るとそこには人形があった。
・お花の辞典落としちゃったです

ラストの選択です。
・石には何もついていない
・ブラックライト

アンコール

・予想外な出来事
・ピチカ

作品中でも屈指の難易度の場面です。
プルムラの髪飾りと、人形の血に注目できるかどうかです。

・アチキは嬉しい
・第一コンテストの遺体
・第二コンテストの遺体
・プルムラの装飾珠
⇒手掛かりは爪の色が寒色系かどうか

「私たちのドールリコレクトだ!」の決め台詞の後の場面です。
一つ目の選択肢と二つ目の選択肢で同じものを選ばせるのが嫌らしいところです。
とにかく、リリネの遺体に注目することと、アイリアが話していたパーソナルカラーに注目できるかどうかです。

・リリネの遺体
・リリネの遺体
・いいなぁ
・僕色のお菓子じゃん!
⇒リリネとアイリアの血は判別できない

おまけ部屋


おまけ部屋には、ソウビスが隠れていますが、触れれば話しかけられます。

感想(ネタバレ有り)

この項目は、トリックのネタバレについてもガンガン書いています。
プレイ前に読むと、ゲームの楽しさを損なう恐れがありますので、ご注意ください。

本作で良かったと思うところのひとつは、しっかりと設定をトリックに生かしているところだと思います。
デスゲーム自体のルール設定や、人間とは違う人形の特徴を存分に利用しており、隙がない作りだと感じました。
証拠が必要ないかわりに、怪しい人物が出てきても、本当に犯人なのか、誰かをかばっているのではないかなど、疑惑に果てがありません。
「誤回答させる」という方法でも犯人の勝ちとなるため、その駆け引きも見所だったと思います。

第壱幕から、西村京太郎の「殺しの双曲線」を思わせる、判別できない双子の問題を出てきて興奮してしまいました。
それを見分けるための設計図も、この章だけの利用ではなく、最終章への伏線として描写されています。
第壱幕のタイトルである「さよならパルジー」のタイトルの意味も、本編クリア後に見ると、タイトルに偽りなしということがわかります。
第壱章後も、パルジーの立ち絵が表示される際に、パルジーなのかビブラなのかはっきりしていないのは、まさに最終話への伏線でした。

どの章でもそうなのですが、犯人の悪あがきというものが、簡単には否定できないところが面白い点です。
設計図に書いてある印の意味について、これは明らかに魂の位置だ、という主張に対して、パルジーが「明らかにじゃねえよ!チャームポイントかもしれねえじゃんか!」と反論するシーンは、思わず笑ってしまいました。
笑ってはしまいましたが、こんなバカげた反論であっても、可能性がゼロではない限り、証拠で否定しなければいけないのが、面白いところです。
ゲームですので、しっかりと論破するための材料は用意されています。
しかし、犯人のどれだけ苦しい言い訳でも、否定できなければ成立し得るという点に対して、科学捜査ができない歯痒さを覚えました。

 

さて、第壱幕は、生きている人形が一番多い時期です。
そのため、討論が始まってからも、各キャラの容姿と名前が、自分の頭の中で一致しておらず、少し混乱してしまいました。
最終幕に進んでいくにつれて、人数が減っていき、それぞれキャラクターが掘り下げられていくので、その頃にはしっかりと頭に入りました。

しかし、第壱幕で事件が始まる前に、各キャラクターについて、あまりに詳しい説明があったとしても、プレイヤーが離れてしまう可能性がありますし、これについては仕方ない部分があるのかなと思います。
リスクを冒してキャラクター描写に時間をかけるか、サクッと事件に入って早めに勝負するか、どちらかを選べと言われたら、やはり僕もサクッと事件に入っていく方を選ぶと思います。

好きなキャラクターは色々いますが、インパクトも含めて、印象に強く残っているのはカザナです。
いきなり犯人候補に浮上したあと、不気味な作り笑いでとぼける様子が怖かったです。
さらに上の画像の直後、さらにとぼけようと、立ち絵が極端に離れ目になるのも、狂気が感じられてゾクゾクしました。

少し前までは、プールで水遁の術をするくらいお茶目だったのに、というアイリアの発言で、こちらも悲しい気持ちになってしまいました。
このようにみんなが変わってしまったのは、チュリルの特別イベントでも言及があるように、新たな魂の供給者であるウィーゼの影響を受けてしまっているからでしょう。
原因としては納得できる理由です。

最後の事件の、主催者に成りすまして、事件そのものを誤認させてしまうというトリックは、とても斬新だと感じました。
犯人の狙いが時間切れというのも、少し変化がついて面白かったです。
双子のすり替えトリック+死体誤認トリックの組み合わせなどで、昔の章のトリックがそのまま生きる伏線には、思わず舌を巻いてしまいました。

ところで、人質となった主人公のの友人3人のうち、なぜモモカだけ立ち絵があるのでしょうか。
個人的には、バラコとモモカという名前と服装の類似点から、姉妹などの血縁関係があるのではと勘繰っています。
本編中では特に触れられませんでしたが、物語の内容に変更があった名残なのか、それとも今後の作品で関係してくるのかもしれません。
今後3作目を出されるようでしたら、すぐにプレイしたいと感じるシリーズでした。

そのほか、本ブログで紹介しているゲームをまとめた記事はこちらです。
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