フィギュアディテクト(フリー・推理デスゲーム)紹介・感想

「ダンガンロンパ」風の推理デスゲームが楽しめる、フリーのアドベンチャーゲーム「フィギュアディテクト」です。
2~3時間ほどでクリアできる内容ながら、起承転結がしっかりしていて、推理ゲームとして非常に楽しめる内容でした。
今回はこのゲームについて紹介してみようと思います。

ダウンロードはこちら(「ふりーむ!」作品ページ)
フィギュアディテクト

ゲーム概要


自分で動かして捜査する場面もありますが、基本的には選択肢を選んでいくタイプのアドベンチャーゲームです。
主人公のシミュが自ら作成した仮想空間内のゲームから出られなくなり、デスゲームに巻き込まれるという内容です。
基本的には、日常→事件→操作→討論→日常・・・という進行で進んでいきます。

登場人物は全員女性ですが、一人ひとりしっかりキャラクターが作られています。
ゲーム導入から開始まで短く、テンポのいい流れでストーリーが進んでいきます。
推理の難易度自体はそれほど高くありませんが、不正解が許される数にも限りがあります。
しかし、難易度が高い推理は、最悪でも総当たりで正解できるようになっているため、非常に親切なつくりになっていると感じました。

感想

デスゲームの王道を抑えつつ、独創的な設定を生かしたトリックも豊富で、推理ゲームとしてとても面白かったです。
ストーリーの流れや推理の流れなどの出来の良さは、フリーゲームの中ではかなり上の方に入るのではないでしょうか。
設定や黒幕のキャラクターなどは、「ダンガンロンパ」リスペクトな雰囲気で、すんなり入っていくことが出来ました。
前置きや会話もコンパクトでテンポがいいので、「早く本編をプレイさせてくれ~」というストレスもありませんでした。

捜査パートなどはあっという間に終わり、本当にこれだけの証拠でクリアできるのかと思ってしまうのですが、ちゃんとできてしまいます。
このあたりの、捜査パートを思い切って簡略化しているのは、勇気ある決断だと思います。
討論パートは、疑心暗鬼な雰囲気が出ていますし、BGMも耳に残る格好いい曲が多く、ゲームを盛り上げてくれていました。
推理が当たった時の気持ちよさは、「逆転裁判」に通ずるものがあります。

処刑パートも、これぞダンガンロンパだという感じで、コミカルでグロテスクなもので良かったです。
キャラ絵などのグラフィックはまだ勉強中とのことですが、ゲームの雰囲気にマッチしていて、特別気になりませんでした。
推理ゲームやデスゲーム系などが好きな人に、ぜひプレイをお勧めしたいです。

ネタバレあり感想・感心したトリックなど

ここから先はネタバレもありで、キャラクターやトリックなどについての感想も書いていきます。

・シミュ
割とまともな感覚の主人公で、違和感はありませんでした。
「現実世界での友達はいなくて・・・」という言葉は悲しく感じました(笑)。
探偵役ということもあり、公式に死なない属性をもっており、殺されることもないので安心して見ていられました。

・イリシー
推理力も高く、冷静で頼れるイケメンです。
ネムのためなら殺人に走るかも・・・と疑ったこともありましたが、そんなことはありませんでした。

・ズズ
武士語を話すキャラに悪人はいないという法則により、やはり悪い人ではありませんでした。
殺人も不可抗力、正当防衛によるものなので悲しい最後でした。

・ヤルヤ
わざと信頼を勝ち取るために演技できるほど器用とは思えないので、後半はおそらく錯乱してしまったのだと思っています。
顔が潰されていたので、真犯人との入れ替わりトリックも一瞬疑いましたが、そんなことはなかったぜ。

・ウサキ
ゲーム世界説を受け入れていなかったですし、自由時間の会話からして不穏な気配はありました。
「ダンガンロンパ」のセレスっぽい雰囲気がしましたので、やはり犯人だったかという印象です。

・ネム
ただでさえ話すシーンが少ないのに、序盤で殺されてしまって可哀想でした。
体が小さいということもあり、毒の回りが早かったのでしょうか。

・アイハ
最初から不穏な気配はありましたので、終盤まで生きられないとは思っていました。

・クドナ
色々と突っ込みどころの多い服装と、アクの強い性格とは裏腹に、あっという間に殺されてしまいました。
あれだけ好戦的な発言をしていたら、狙われるのも仕方がないということでしょう。

・ラエラ
ある意味、同情してしまう存在でした。
今回のゲームを画策した理由も、復讐というよりはむしろ、自分という存在がいたことを知ってほしい、そして構ってほしいという意図だったのではと感じます。
最終的に自ら死を選んだのも、シミュならハッピーエンドにしてくれるという信頼だったのだと思います。
モノクマ的邪悪さはかなり出ていました。

・第1の事件
最初は、ヤルヤが犯人だと思っていました。
クドナと一緒に地上からジャンプして、自分だけ窓から侵入するみたいな。
しかし屋上の靴の問題や、時間が足りなさすぎるという点で、やっぱり違うのかなと思っていたら、意外にもアイハでした。
一人死んだら、二人目は死なないという裏ルールの利用は偶然にせよ、なるほどと思いました。
さすがに靴の変化は気づきませんでした。

・第2の事件
これもヤルヤが犯人でしょと思っていました。
しかしこれも、ロッカーを簡単には壊せないという障害で、違っていました。
ヤルヤが隣の部屋の言い争いから毒薬の話を耳にしたとしても、それがロッカーの中とはわからないですし、すぐに壊せません。
ウサキの「バランス」で、なるほどと思いました。

・第3の事件
ヤルヤが殺人を計画していたのは、何となくわかりました。
しかし容疑者が二人とも悪人っぽくはないので、正当防衛的な状況だったのだろうとは思っていました。
ポニーテールは気付きませんでした・・・

・第4の事件
ラエラが参加者というのは、素直に驚きました。
そして演出上の問題として気にしていなかった血の色を逆手に取ったミスリードは、見事というほかありませんでした。
自殺のように思わせておいてやっぱり殺人、というように思わせておいて自殺と、どんでん返しが面白かったです。
容疑者が一人になっても、自殺か他殺かを考えなければいけないのは、最後に残ったのがラエラだからこそ成り立つシチュエーションで、独特の味わいでした。

徒花の館(フリーの短編デスゲーム)紹介と感想、攻略メモ

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