iPhoneが無限再起動する際の対処法と、iTunesによる完全バックアップの重要性

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2年ほど前に購入したiPhone7が、ここ最近、再起動しては電源が落ちるということを繰り返すようになりました。
最終的にiPhoneXSへ買い替えたのですが、その際、復旧するために試したことや対処法について、教訓として記事に書こうと思います。

まず試すべきこと

iPhoneが無限再起動を繰り返すようになると、まともに操作することは難しくなります。
そのため、端末のリカバリか買い替えを視野に入れなければいけません。

ただ、そのためには何とかデータをバックアップしておかなければ大変です。
バックアップを日ごろこまめに取っていないのであれば、何とかバックアップだけでもしておきたいところです。
そのような場合は、まずボタンを長押しする強制シャットダウンを試してみましょう。
iPhoneのモデルごとに操作方法は違うようですが、僕は7でしたので、音量を下げるボタンと電源ボタンの長押しでした。

これでも再起動できない場合は、一度バッテリーが無くなるまで放置しておきましょう。
そして電源が自然に切れたあと、再充電することで復活することがあります。

一時的に復活した場合にやるべきこと

上記の方法で、一時的に操作できるようになっても、すぐ同じ症状が出る場合があります。
僕の場合はそうでした。
そういった場合に備えて、すぐにiTunesがインストールされているPCと接続し、バックアップを取りましょう。
バックアップさえとってしまえば、リカバリモードでの復元も試せますし、最悪本体を買い替えることになっても、ほとんど手間なしに機種変更することができます。

iTunesでのバックアップの際の注意点

僕がやってしまったミスなのですが、iTunesで完全バックアップを取る際は、必ず「ローカルバックアップを暗号化」にチェックを入れておきましょう。
そうしないと、一番バックアップを取っておきたいデータである、端末の色々な設定情報、アプリ、保存したパスワード、連絡先などが保存されません。
これらの情報は「キーチェーン」と呼ばれますが、バックアップしない場合、これらの情報は端末に残ったままになってしまいます。
ちなみにここにチェックを入れない状態で保存したバックアップデータから復元した場合、「復元に失敗しました」と表示されることがありますが、それはどうやらキーチェーン情報が不足しているからそう表示されるらしいです。

僕はキーチェーン情報をバックアップしないまま、iPhoneをリカバリし、初期状態に戻してしまいました。
大失敗してしまったと暗澹たる気持ちだったのですが、端末が初期状態になっても、キーチェーン情報は端末に残ったままでした。
そのため端末が一時的に復活した後、iTunesでキーチェーン情報をバックアップすることができました。

リカバリ後の注意点

強制シャットダウンやリカバリによって、一時的にループ状態を脱出しても、油断は禁物です。
このリンゴループが発生する原因は、OSアップデート中にバッテリーが切れることによるファームウェアの破損や、バッテリーの消耗が原因だと言われています。
購入して間もないiPhoneであれば、前者が原因かもしれません。
しかし、バッテリーの消耗というハードウェアの問題であった場合は、本体を買い替えなければ、また同じようなことが起きてしまいます。
iPhoneは高価な端末なので、すぐに買い替えることは難しいかもしれません。
それでも買い替えに備えて、日ごろからバックアップをこまめに取っておくことは非常に大事ということを再認識した出来事でした。

結論・無限再起動(リンゴループ)が発生したら、結局どうすればいいのか?

強制シャットダウンするか、バッテリー切れまで待って再起動しましょう。
そうやって何とか復旧したら、リカバリや端末買い換えを視野に入れてバックアップデータを作ります。

バックアップデータがすでにある場合は、恐れずに端末をリカバリして、バックアップデータから復元しましょう。
ただし、そのバックアップデータはキーチェーンが含まれているデータなのか注意しましょう。

仮に含まれていなくても、同じ端末に復元するのであれば、キーチェーンは残っているので何とかなります。
ただし、その端末は寿命が短い可能性が高いので、復旧後は、キーチェーンを含む完全バックアップデータを作成することをお勧めします。

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