「子どもの能力遺伝子検査キット」(DNAファクター)使用した結果と感想

ふとしたことから遺伝子検査キットというものの存在を知り、使って試してみたいという欲が抑えられなくなってしまいました。
しかし、今さら自分自身の遺伝子を検査したところで、その結果を生かすのは難しそうです。
それならば1歳くらいの自分の子供に使ってみようと思い、今回キットを使用してみました。

遺伝子検査キットを使ってみようと思ったきっかけ

「知能は7~8割方、生まれつき決まっている」ということが、心理学・発達科学の専門家の間では常識なっているというツイートを見たことがきっかけです。

このツイートを読んで、確かにその通りだなと感じました。
それでは「自分の子どもはどういう”花”を咲かせるんだ?」と考えたときに思いついたのが、遺伝子検査キットです。
こういった検査によって子どもの苦手なことを知っておけば、何かが上手くできないとき「こういうことが苦手な遺伝子だから仕方ない」と、広い心を持って受け入れやすくなるのでは、という狙いもありました。

潜在能力を検査するキット、病気リスクを検査するキット

遺伝子検査キットにも、いくつか種類があります。
子どもの得意、不得意なことを調べるキットや、将来病気にかかるリスクを調べるためのキット、またはその両方です。

僕の考えでは、病気のリスクを検査するキットは、あまり必要ないという結論に達したので、前者の潜在能力を検査するキットを購入しました。
病気のリスクを調べるキットは、ネット上で調べたところ、それほど有用とは思えませんでした。
専門医ですら知らないようなマイナーな病気のリスクや、キットの会社によって正反対の結果が出るなど(採用する論文の違いによるそうです)、役立てるには難しそうです。
そもそも、病気のリスクはタバコや酒、生活習慣などに因る影響が大きいです。
そして仮に、命に関わるような病気のリスクが判明したとして、ちょっと気をつけるだけで予防できるものではないだろうと思います。

そのような検査は、病院健診の方が確実です。

以上のような理由で、マイナス要素を知る検査よりも、プラス要素を知りたいなという感情が勝ってしまいました。

実際に購入して使用してみた

僕が購入したのは、「DNA FACTOR」という会社のキットで、子どもの「学習能力・身体能力・感性」に関わる部分の検査を行うキットです。
69800円と高額ですが、一番結果が詳しそうなので、投資と思って購入しました。
決め手は、鑑定書のコメント、アドバイスの丁寧さです。
検査結果が「短期記憶力○、長期記憶力△」という記述だけではあまり意味が無いので、このメーカーのものを選びました。

購入すると、このような箱で送られてきます。

中を開けると、次のような説明書や検査キットが入っています。

中に入っている検査同意書に必要事項をきちんと書き込み、採取した検体を保管し、返送用の封筒で送るだけです。
一番心配だったのは、検査採取キットでちゃんと採取できるのかという点です。

まず安心してほしいのは、このキットで仮にきちんと採取されなかったとしても、また追加で採取キットを送ってもらえます。
追加で費用が掛かったり、もう一度購入し直さなければならないということはありません(少なくともこのメーカーは)。

使用については、それほど難しくありません。
先端が少し大きい綿棒のようなもので、検査したい相手の頬の内側をこするだけです。
左右から採取するため、採取キットは2セット入っています。
説明書にもちゃんと書いてありますが、口の中があまり汚れていないタイミングで採取するようにしましょう。
食事後などは避けたほうが良いと思います。

口の内側をぐりぐりと20~30回くらい擦れと書いてあるので、小さいお子さんの場合は大変かもしれません。
寝起きでおとなしいタイミングで行うといいかもしれません。
完了した後は、2~3時間ほど、綿棒を自然乾燥させます。
その後、綿棒が入っていた筒状の容器に戻し、同梱の封筒で送ります。
投函までに時間が掛かる場合は、雑菌の繁殖を抑えるため、冷蔵庫などで保管しておくと良いでしょう。

結果が送られてくるまで

検体を投函したあと、少し経つと登録した報告用メールアドレスに、「無事に受け取ったので、解析を完了します」とメールが届きました。
検査を終えるまで1~3ヶ月ほど掛かるようなので、こういった経過報告がないと確かに不安になります。
こういったフォローは、小さなことながら大事だなと感じました。

そしてまた1ヵ月後、「解析を始めてから1ヶ月経ちましたが、順調に進んでおります」というメール報告がありました。
大体2ヶ月くらいで完了するが、最大で3ヶ月かかることもありますとも書いてありました。
もともと、商品の説明に書いてあることでしたので、待つ期間については特に気になりませんでした。

検査項目と結果について

約2ヶ月後、ようやく「本日、解析が完了しました」というメールが来ました。
解析結果をまとめて、1週間ほどで書類を送るとのことでした。
すると、以下の画像のような箱に入り、結果を報告する50ページくらいの冊子が送られてきました。

結果の表記としては、まず「あなたの遺伝子型」・「あなたはこんなタイプ」・「同じ遺伝子を持っている人の割合」が書いてあります。
そしてその後に、詳しい解説が数ページ書いてあります。
記憶力に関わる遺伝子の項目であれば、「そもそも記憶には意味記憶とエピソード記憶がある」という説明から始まり、それぞれの仕組みや、具体例などが噛み砕いて書かれています。
その説明のあとに、特長を活かすための職業や具体的な伸ばし方なども説明してあります。
人間の体の仕組みについて分かりやすく教科書のように書いた上で、「あなたのタイプはこうです」と説明してくれているような構成です。
以下に、全9項目の説明と、自分の子供の検査結果についてざっくりと紹介します。

脳の機能や学習に関する遺伝子(BDNF,SNAP25,CHRM2)

最初の項目は、「意味記憶タイプ」か「エピソード記憶タイプ」か、その中間かという分け方でした。
僕の子どもは、記憶力については全体の49%の人と同じ、中間タイプでした。
知識に関する記憶力と、体験を覚えておける記憶力、どちらかに偏って得意というわけではないようです。

次の項目の「動作性IQ」については、全体の58%の人と同じで、空間認識や処理を得意とする「動作性IQ」が高いタイプとなりました。
これの反対は「言語性IQ」というもので、言葉に関する理解力・表現力などを評価する指標とのことです。
簡単に言うと文系か理系かという分け方であり、僕の子供は理系タイプのようです。

さらに同じような能力を表すもう一つの項目についても、全体の80%の人が該当する「動作性IQ」が高いタイプという判断になりました。
理系タイプという、先ほどの結果を補強する結果です。

カラダの体質的な機能や運動に関係する遺伝子(ACE,ACTN3,mtDNA)

この項目はとても簡単に言うと「長距離型」か「短距離型」か、どちらのタイプかというのがわかります。
僕の子は、3項目のうち2項目で長距離型という結論になりました。
最後の1項目は、93%の人が「中距離型」を示す項目でしたので、やはり全体としては長距離タイプであろうと思われます。

脳のストレス耐性や感性に関係する遺伝子(COMT,CHRNA4,5HTT)

この項目では、性格や気質について判断されます。
僕の子は、「ドーパミンが分解されやすい」タイプでした(全体の47%が該当)。
しかし、その直後の説明に「ドーパミンが分解されやすいかどうかよりも、分泌がされやすいかどうかが大事」と書いてあり、分泌について詳しく書いてあります。
結局、分解されやすいタイプだからどうなのか、ということに関してはっきりと書いていなかったため、少しモヤモヤした気分になりました。

そして次の項目「リスク価値」についての結果です。
自分の子は、5段階あるタイプの中で13%の人が該当する「リスクを全く恐れないタイプ」という、衝撃の結果になりました。
リスクを恐れずチャレンジするというよりは、「あえて」危険に挑む傾向があるようです。

普段の子どもの行動から、これはめちゃくちゃ当たっているなと感じ、凄く納得しました。
育て方のアドバイスに、「特にお金に関する管理、お金は使えばなくなる、貯めるには我慢が必要だと強調して学ばせよう」と何度も書いてありました。
今回、平均的な判断結果が多い中、この項目は顕著な特徴を示しました。
これが分かっただけでも、今回検査した意味があったのではないでしょうか。

最後の項目は、「ストレス耐性」についてでした。
全体の81%に該当する「セロトニンの発現量が少ないタイプ」で、アジア人に多い型のようです。
落ち込みやすく、感受性が高く優しい、幸福を感じにくいなどの特徴があるそうです。

まとめ

「子どもの能力遺伝子検査」キットは、実際にキットが届き、検体を送ってから結果報告まで2ヶ月ほどかかります。
さらに金額も、決して安くはありません。

しかし検査の結果、自分の子供に「運動能力は長距離型」、「リスクを全く恐れない」という個性があることがわかりました。
親がこれらの結果を認識することで、今後の子育てに少しはプラスに活かせるのではないか、と感じます。
誰にでもオススメする訳ではありませんが、僕は検査してよかったと思いました。

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