草野球初心者向け 走塁のコツ これだけは知っておきたい

野球
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草野球において、走塁はかなり大事です。
初心者でも習得するのが簡単な割に、効果は大きいです。
今回の記事では、試合に出る上で、これだけは知っておきたいという内容を書いていきます。

 

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草野球初心者向け 打撃・守備・走塁のコツなど記事まとめ

 

KeithJJ / Pixabay

 

基本的な走塁技術

まず、本当に基礎の基礎ですが、打席内で凡打を打ったときの場合です。
当然、ボールを打ったらすぐさま走りましょう。
そして、内野ゴロだったとしても一塁まで全力疾走し、一塁ベースの右下を踏むようにして、外側に駆け抜けていきましょう。
よく真っ直ぐ突っ込んだり、一塁より前でスピードダウンする人がいますが、危険ですし勿体ないです。
草野球では結構エラーがあるので、必ず真面目に走りましょう。
そしてライト前ヒットの場合は、内野ゴロを打ったとき並に全力疾走しましょう。
ライトゴロになってしまう可能性もあるので、それは勿体ないです。

ヒットが打てた場合は、かならず一塁をオーバーランし、外野がファンブルなどしていたら二塁を狙いましょう。
ただし、二塁ベースはすべての外野から近い位置にあるので、あまり無理しなくても良いです。
うまく二塁までいければ、ゲッツーの危険性も減るため、毎回次のベースにいけないかどうか、貪欲に確認しましょう。

 

1塁上での振舞い

塁に出たら、必ずリードを取るようにしましょう。
そして投手がセットに入ったら、すぐに自分が安全に戻れる時点までリードしましょう。
これが一次リードです。
目安としては、肩幅3歩半くらいまでは安全です。
思いがけずけん制が来た場合は、ためらわず頭から戻りましょう。
そして、投手がホーム方向に足を踏み出したらさらに数歩リードを取り、打者がどういう打球を打つか確認しましょう。
これが二次リードです。


この二次リードをきちんと毎回やるかどうかで、セーフの確率がだいぶ変わります。
簡単なことですので、これは徹底しましょう。

1塁に限らないですが、ゲッツー機会が多い1塁では特に大事です。
基本的なこととして、ゴロは転がった瞬間2塁へGO、外野フライはハーフウェイ(落球するか、落球の確信があれば2塁へGO)、低いライナーは、二次リードの位置から若干戻り気味で、内野を越えてからGOです。

 

2塁上での振舞い

2塁上では、1塁のときほどけん制は注意しなくて良いです。
セカンドかショートが2塁に入らない限り、けん制は来ないからです。
守備がちょろちょろと動いてくると思いますが、それほど気にせず、ショートの守備位置くらいまでリードしましょう。
その際は、特にセカンドの位置に気をつけましょう。
2塁ランナーにいるときは、シングルヒットで生還できるよう、二次リードは特に意識しましょう。
ただ、セカンド・ショートへのライナーもそこそこ多いので、ライナーゲッツーだけは注意しましょう。

 

3塁上での振舞い

リードは、基本的には安全な範囲のリードにしましょう。
3塁ランナーは大事なので、牽制死は最悪です。

味方の打順も考慮し、後ろの打者に期待できそうにないなら、果敢にゴロで突っ込むのも手です。
その場合は、特に二次リードを意識しましょう。
次の打者がクリーンナップであったり、どうしても1点が欲しい場面など、状況によって判断が変わることが多い走者です。
また、ワイルドピッチで後ろに逸れることも多いので、「後ろに逸れたら本塁に突っ込むぞ」という意識で、二次リードをしましょう。

 

スキをつくタイミング

プロ野球を観ていると、進塁できるタイミングというのは、かなり限られています。
しかし草野球は、結構進塁のチャンスがあります。

というのも、ボールを持っている人間が正確に送球し、捕球する側がきちんと捕球し、正確にタッチするという、3段階もハードルがあるからです。
プロでは当然、このような動作は当たり前のように滑らかに行いますが、草野球ではなかなかそうもいきません(もちろんレベルの高いところは別です)。

例としては、以下の通りです。
1.シングルヒットを打ったとき
外野がファンブル、緩慢動作、中継の取りそこね、ボールが逸れて乱れたとき、山なりのボールのときなど、色々チャンスがあります。

2.内野ゴロで、捕球者が一塁に送球した瞬間
特に2塁走者時の、サードゴロ、ショートゴロのときなどです。
悪送球で、一気に本塁へ行くチャンスもあります。

3.タイムリーヒットを打ったとき
外野がバックホームをするドサクサに、結構2塁までは行けます。
中継ミスの連鎖などでグダグダしていると、3塁も行けます。

4.四球が出たとき
フォアボールで、1つ先の塁への安全進塁権をもらえますが、さらにもうひとつ先を狙ってもOKです。
打者として四球を貰い、一塁に到達した直後、そのまま2塁に走っていってもOKです。
二遊間があっけに取られて、ベースカバーに入らない場合も多いです。
打者走者でないときもインプレーなので、四球で球が後ろに逸れたりした場合、2個先の塁へ行くチャンスです。

盗塁について

草野球での盗塁は、かなりオススメです。
というのは、盗塁阻止をするための守備側のハードルが高いことが理由です。

盗塁阻止をするには、
・投手が暴投せず、
・捕手がきちんと捕球し、
・捕手がきちんと投げ、
・ベースカバーがきちんと捕球し、
・きちんと走者にタッチする

これら全てを満たして、ようやくアウトにすることが出来ます。
正直、走る勇気さえあれば、セーフになることが多いです。
できれば初球から、積極的に走っていきましょう。
追い込まれてからだとバッターも手を出しに行くので、ファールになったり、フライでゲッツーになったりする可能性が高いです。
初心者の場合は、「リードを大きめ+戻る意識高め」か、「リードは安全気味に+スタートを早め」、このどちらかで、自分に合うほうで構えていれば走りやすいと思います。
もちろん「リード大きめ+スタート早め」が最高です。

また、スタートを切ったからといって、打球の行方を無視してはいけません。
状況によっては、前述のように、帰塁しなければいけないこともあります。

まずは実戦でどんどん走り、アウトになってみましょう。
アウトになった場合、スタートが遅かったのか、リードが小さかったのか、反省して次に生かすようにしましょう。

 

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