クウルウ見聞録(フリー・ノンフィールドRPG)紹介・感想・攻略メモ

ゲーム
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RPGツクールMV製のノンフィールドRPG「クウルウ見聞録」の紹介記事です。
人ではない存在に育てられた二人の少年・少女(人間)が、人間の世界を知るために旅していくノンフィールドRPGです。
多数の仲間が登場し、好きなようにパーティを編成し、キャラを強化していく楽しみのある作品です。

クリア時間は約13時間でした。
(有償版の特典コード使用込みなので、普通のプレイだともう少しかかると思います。)

ダウンロードはこちら

ふりーむ!

フリーゲーム夢現
有償版(2023年4月時点で税込\440)
クウルウ見聞録(DLsite.com)

※無償版との大きな違いは、エネミーデータとアイテムデータの追加テキストの有無です。
有償版は追加テキストにより、作品の世界に深く没頭できるようになっています。
他にも、サクサクプレイするための特典コードなども付いています。

ゲーム概要

人ではない存在・リンファに育てられたクウとルウが、世界を知るために旅をしていくノンフィールドRPGです。
定められた道筋があるわけではないので、比較的自由に進めることができます。

街の人に話を聞くことで、マップ上に新たな場所が出現していきます。
出現したダンジョンは、どういう順番で攻略していっても構いません。
ただし敵の強さによっては瞬殺されてしまうダンジョンがあるので、目標レベルを確認しながら進めていくことになるでしょう。
もちろん、レベルの高いダンジョンに突っ込んで、宝箱狙いで強力なアイテム取得を狙うのも一興でしょう。

次に行く場所が分からなくなった場合は、メニュー画面から大まかにヒントをもらうことができます。

ダンジョン探索は、ノンフィールド形式で進んでいきます。
基本は、進む・戻る・脱出するから選択肢することで進行していきます。
進むごとにモンスターや罠、宝箱などが出現し、どのような対応をするか選択を迫られます。

ダンジョン探索中には、様々なイベントが発生します。
敵となる相手が出現したり、仲間になってくれるキャラクターの関連イベントが発生することがあります。
次の目的を定める指標となることが多いので、情報を見逃さないように注意しましょう。

町や村の中でも、自分で操作して歩き回るようなフィールドマップは存在しません。
すべて選択肢とコマンドで選んでいくので、迷ったりすることはないでしょう。
新しい場所に到着したら、まずは住人たち全員に話しかけて情報収集することが大事です。

ダンジョン同様、特定の人物に話しかけることでイベントが発生したり、ちょっとしたクエストが発生したりします。
それらを解決することで、貴重なアイテムが入手出来たり、新たなキャラクターが仲間になったりもします。
何か手助けできそうなことがあれば、積極的に事件に関わっていくことが重要です。

戦闘は、オーソドックスなターン制のコマンドバトルです。
敏捷が高いキャラクターから順に行動していくことになります。

戦闘では時間経過とともにSPとTPが蓄積されていきます。
SPでは戦術コマンド(ターン消費なしに即時効果をはっきするバフ)、TPでは技・力術(魔法のようなもの)を使用して攻撃できます。
SPとTPは戦闘終了後も引き継がれるので、ボスと戦う前には溜めておきたい数値です。

4人パーティーですが、控えに4人連れていくことが可能で、戦闘中いつでも控えと入れ替わることができます。
全体フィールドマップからパーティ編成を選ぶことで、現在仲間になっている全てのキャラクターから、メインパーティー+控え8人の編成をすることができます。

仲間になるキャラクターはかなり多いので、特性を把握し、色々な敵に対応できるメンバーをバランスよく入れていくことが大事です。
もちろん、好きなキャラだけで固めて旅するのも楽しみ方の一つです。

レベルが上がるとLPを取得することができます。
これを使って様々なスキルを取得し、キャラクターを強化していきます。
新たな技や戦術を取得したり、基本能力を上げるパッシブスキルを取得することで強くなっていきます。
それぞれのキャラクターの特性と役割を理解した上で成長させていくことが重要となるでしょう。

感想(ネタバレ無し)

ゲーム内の舞台設定がしっかりしており、中の世界に没頭できる作品でした。
個性豊かな仲間たちと、広い世界を旅しながら探索していく醍醐味を味わえました。

難易度としては、普通~やや難しめです。
戦闘に苦戦する場合は、レベルを上げてスキルを獲得させたり、装備を整えたりすることで解決できます。
単純なレベル上げだけではなく、ステータス異常の活用や、敵の弱点を上手く突いていくという戦術面を工夫していくことでも楽に戦うことが出来ます。
ただし、強い装備を整えるためには膨大なお金が必要になるので、楽に戦えるようになるまで稼ぎをしてゴリ押しする戦い方は難しいかもしれません。
後半は戦術を使用して攻撃していくのが基本となりますが、いちいち戦術を選択する必要がある点が、少し煩わしく感じるかもしれません。

かなり多くのキャラが仲間になりますが、何が装備できるかという点と、習得できる戦術で、有用かどうかの差が出てきます。
重装備ができるキャラクターはタフになり有用なので、頭数が揃ってくる後半は、メンバーの取捨選択が重要になってきます。

ゲームの進行については、丁寧のヒント機能がついているため、迷ったりすることはありませんでした。
ただし細かいイベントがかなり仕込まれているように感じるので、全てを見ようとすると非常に大変だと感じます。
特定のキャラクターをパーティーに入れているときにだけ発生するイベントも多そうなので、やり込むには様々なメンバーで試す必要があると思います。

テキストには力が入っており、会話文や説明テキストは読みごたえがあります。
ただ文章はやや多めなので、文字が多いのが苦手な人は少し大変かもしれません。
とはいえ、絶対に読まないといけないわけではないので、その辺りは肩肘を貼る必要はないかと思います。

攻略メモ(ネタバレ注意)

ゲーム内のマニュアルに、戦闘については詳しい説明が載っているので、ゲームに慣れてきたら目を通しておきましょう。
行き詰まったら、今までの町や村に戻り、人々の話を聞きに戻りましょう。
新たなことを教えてくれる人がいるかもしれません。

戦闘関連

・戦術と技は積極的に使用する
SPやTPはどんどん自然回復していくので、満タンになっていたら使わないと損です。
また、控えメンバーもどんどん溜まっていくので、入れ替えながら戦っていくと楽になります。

・戦術「的中」は早めに習得する
技には命中が低下するものが多く、単独で使用してもなかなか命中させることができません。
戦術「的中」や「必中」を早めに習得し、これと併用して発動するようにしましょう。
貫通・強打・覚醒などと併用すると、ボス相手にも大ダメージを当たることができるのでお勧めです。
特にルウの打撃技・弓技は威力が高く、最後まで頼りになります。

メインシナリオ

・炎の遺跡(第二層)
第一層にヒントがあります。
解答を言ってしまうと、「真実を照らす→安らかなる光」、「力強き→生命」、「悪を滅し→命はぐくむ→赤き光」

・紋章の収集について
全ての紋章を集めておくと、ラストダンジョンでの道中の戦いが楽になります。
具体的には、敵にダメージを与えたり、攻撃を封印してくれたりする効果が発生します。
各英雄の紋章を探す際は、遺跡の都クイスグルクの図書館で調べましょう。
各英雄にゆかりのある場所が分かるので、そこに関連した場所を探索すれば収集できるはずです。

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