鬼束ちひろ 個人的おすすめ曲まとめ

鬼束ちひろを初めて知ったのは、ドラマ「TRICK」の主題歌「月光」を聞いたときです。
シンプルで静かなピアノの伴奏と、訴えかけるような歌声は、大変耳に残りました。
当時J-POPをピアノで弾く事にハマッていた自分は、鬼束さんのピアノソロ楽譜を買ってよく弾いたものです。
初期は、ピアノの伴奏にボーカルという形式が多かったですが、3rdアルバム以降ロック調の曲が増えてきました。
特に3rdアルバムの中の「Tiger in my Love」で、意外にパワフルな一面が聴けて驚きました。
今回はアルバムをメインに、自分が一言書きたい曲について紹介していきます。
一般に知れ渡っているかどうかより、僕が好きかどうかという基準で書きます。

インソムニア

月光

イントロを聴くだけで、「I am ~」のくだりが耳に思い浮かんでくる曲です。
王道なコード進行から、何度も繰り返されるサビのメロディが印象的です。

この曲がなければ、僕が鬼束ちひろの曲を聴くことが無かったかもしれないと思うと、感慨深いです。

後半に向けてどんどん盛り上がっていき、最後はキーを上げてクライマックス。
カラオケで歌うと、伴奏がシンプルなため、純粋な歌唱力勝負になってしまうので注意が必要です。

We can go

鬼束ちひろにしては、珍しく明るく前向きな曲です。
らしくないといえばらしくないですが、だからこそ逆に新鮮味を感じるのかもしれません。

シャイン

デビュー曲です。
少し聴いただけで、非常に暗く重々しい曲とわかります。
しかし悲しいわけではなく、暗い曲ながら凄まじいエネルギーを感じます。

月光の方が一般受けするでしょうが、こういう曲こそ彼女の真骨頂だと思います。

Cage


意外とテンポが速い曲。


「さあサビに入るぞ」というサビではなく、直前の小節から連続して入る感じで、切迫した印象を与えます。

大空へ放たれるようなサビのメロディが印象的です。

This Armor

茨の海


どこかオーソドックスな感じのイントロから入る、隠れた名曲です。
鬼束ちひろの曲は、後半のサビでキーが上がることが多いのですが、この曲は半音どころか全音上がります。

最後のサビでは、何かから解放されて吹っ切れたかのような広がりを感じる曲となっています。

シャドウ


ひたすら暗い「シャイン」に似た雰囲気の曲です。
偶然でしょうが、タイトルも似ています。

シャインよりは激しいエネルギーは感じませんが、しっとりした暗い感情を感じます。

infection


鬼束ちひろの曲の中でも、屈指の名曲だと思っています。

「月光」より知名度は低いですが、彼女の曲の特徴である「暗いエネルギッシュさ」が発揮されています。
後半に向けてどんどん激しくなっていき、音も全音上がります。
何度聴いても飽きない曲です。

Sugar High

Tiger in my Love


ロック調の激しい曲です。

メインの伴奏はピアノであるものの、今までの伴奏とは打って変わって激しい叩き方となっています。
しかし曲調が変わっても、「らしさ」である暗いエネルギーは発揮されています。
とはいえ、今までとはかなり違った路線なので、この曲で意表を突かれた人も多いと思います。

Castle・imitation

非常に高難度なPS2ゲーム「ブレスオブファイア5」のエンディングテーマとなっていたこの曲。
曲自体は穏やかで、ゲームの雰囲気とは合っていない様に感じました。

歌詞の「ヴィーナス」と「ナーヴァス」が、目立つ箇所で韻を踏んで耳に残ります。

「生きて」という言葉の連続など、普段歌詞はあまり気にしませんが、珍しく歌詞が印象に残った曲です。

漂流の羽根

3拍をベースとしたゆったりとしたテンポで、バルカローレのようにフレーズが流れていきます。
(楽譜によっては8分の6拍子で表記されていたり、4分の4拍子で3連符がベースになっていることもあります)
ピアノがベースなのは初期の鬼束ちひろっぽいのですが、雰囲気が何となく変わったと感じられます。
一貫して、ある種の物悲しさを感じます。
後半は弦楽器も加わり、激しさは増して行きます。

「infection」に匹敵するほど、好きな曲の一つです。

BORDERLINE

ピアノのシンプルな伴奏が際立つ曲です。
(途中で弦楽器も入ってきますが)
その分声という楽器に集中できます。

どこか「月光」を思わせる雰囲気ながら、後半はより神々しく、切羽詰った雰囲気に突入していく歌です。
歌唱力の高さをダイレクトに感じられる名曲だと思います。

LAS VEGAS

僕等 バラ色の日々


ただひたすらに暗く悲しい雰囲気の曲ですが、「シャドウ」のような暗さではなく、中島みゆきの曲のような力強い暗さです。
こんなタイトルだからこそ、内容との対比がよりくっきりとします。

心に染み渡るような曲です。

A Horse and A Queen


ジャス風のサックスが特徴的で、跳ねるようなカッコいい曲です。
ちょうど中島美嘉の「Rocking Horse」のような雰囲気ですが、そこまで俗っぽい雰囲気はありません。

テンポを落とした「Tiger in my Love」と言えなくもないかもしれません。

鬼束ちひろの曲の中では珍しく、「楽しげ」と言える曲かもしれません。

DOROTHY

X

彼女の作品としては新鮮な、バンド風の曲。
サビの力強い声が耳に残ります。

ストーリーテラー


スウィングした哀愁漂うメロディーが印象的な曲。
ついイントロや間奏を口ずさんでしまいそうです。

あまり安易に喩えると怒られそうですが、これまた中島みゆきのような雰囲気の曲です。
こぶしを利かせた歌い方が特徴的です。


これは珍しく、キレイな鬼束ちひろの曲です。

サビの「ほーたるー」という言葉が印象的で、耳に残ります。
ずっと聴いていても飽きない良い曲です。

剣と楓

青い鳥

8分の6拍子のリズムが心地よい曲です。
楽器やリズムのせいか、エスニックっぽい雰囲気が特徴です。
どこかしら、志方あきこの「ロマの娘」のような旋律を彷彿とさせます。

IRIS

オーソドックスなバンドサウンドに、スウィングさせた弾みのあるメロディーが印象的です。

珍しく、それほど重くない歌声で軽やかに歌っています。

坂本真綾の「honey bunny」のようなイメージの曲です。

シンドローム

弦葬曲


タイトルどおり、弦楽器が使われている曲です。

叙情的に切々と歌い上げている内容は、何となくタイトルを彷彿とさせます。

「弦」は歌詞とも関係なさそうなので、純粋に弦楽器を使用しているからのようです。

その他

私とワルツを

ドラマ「TRICK」でおなじみの曲です。
「月光」を思い出させるような、初期のらしさが出ている曲です。

育つ雑草

速いテンポのロック調の曲です。

暗い曲調はいつもどおりで、坂本真綾の曲の「スクラップ」を彷彿とさせます。

「私は今 死んでいる」という印象的なフレーズでサビが締まるので、とても耳に残ります。

This Silence Is Mine

ゲーム「ドラッグ・オン・ドラグーン3」に使用された曲とのことです。
冷たい雫が落ちるように印象的な旋律が、何度も何度も歌の後ろで静かに繰り返されて展開していく曲で、ずっと聞き入ってしまいます。
搾り出すような静かな歌声が、少しずつ大きくなっていきます。

鳥肌が立つような孤独さ、冷たさなどを訴えかけてきます。


5分で作詞作曲したとのことですが、こういうの曲が降りてくるのは、本当に凄いなと思います。

最後に

今回記事を書くに当たって、鬼束ちひろの曲をじっくり聴き直したりしました。

聴いていて、やはり歌声に「凄み」があるなと再認識しました。


この「凄み」からくるエネルギーのようなものを、共感していただければ幸いです。

また、僕が短調の曲が好きという好みがあるので、いいなと思う曲が多いのだろうと思います。
多分、今後も新しい曲が出れば、買い続けていくのだろうなと思うアーティストの一人です。

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