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おめえ、ノンポリか?

ソウルハンター・ノノ(フリー・RPG)紹介・感想・攻略メモ

ゲーム
この記事は約8分で読めます。

アキハラ氏によるRPGツクールMZ製の長編RPG「ソウルハンター・ノノ」の紹介記事です。
倒したモンスターを仲間に加えて進めていく長編RPGです。
サクサク進められるテンポの良さと、ストレスになりそうな要素をなるべく排除したユーザーフレンドリーな作品です。

エンディングまでのクリア時間は約10時間でした。
エンディング後の追加要素を制覇しようとするとさらに20時間以上はかかると思います。

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ふりーむ!

フリーゲーム夢現

ゲーム概要

姉のナナと一緒に暮らしていたノノは、突如村に現れた謎の集団に姉を殺され、その遺体を持っていかれてしまいました。
姉の遺体を探して生き返らせるため、その力があるソウルハンターを目指し、ノノが試験会場に到着するところからゲームは始まります。

 

ゲームの大まかな流れは「ギルドで依頼を受ける」→「昇格試験を受ける」→「新たなエリアに行けるようになる」というものです。

街中は、エリアを選んで移動するため、広い街中をぐるぐる歩かされるということはありません。
また、前のエリアに戻る場合もギルドからショートカットできるなどの配慮がなされています。

 

依頼は、依頼人にアイテムを渡すというものもあれば、魔物を倒す、特定の魔物を仲間にして見せるなど、様々なものがあります。
ただ、ほとんど複雑なものは無く、サクサクこなしていくことが出来ると思います。
サクサク依頼をこなしていくうちに、そのエリアの山場である「昇格試験」イベントが発生し、事件を解決することになります。

各依頼は達成後、即ギルドに帰還することが可能であり、プレイヤーが面倒だと感じそうな部分を省く配慮がなされています。

 

戦闘は、ターン制コマンドバトル方式です。
仲間にした魔物と5人パーティを作り戦闘に挑むことになります。

主人公であるノノはパーティから外すことはできず、倒されるとゲームオーバーになってしまいます。
ただしゲームオーバーになった際、タイトル画面に戻るかお金を払って継続するか選ぶことが可能です。
継続した場合は、お金は減りますが、お見舞い品という救済品が貰えるメリットがあるため、悪い事ばかりではありません。

 

戦闘中には、敵の情報を閲覧できます。
既に加入した魔物かどうか、倒したときに仲間になる確率はどうかが確認できます。
この辺りの情報が必要時にすぐ確認できるのはありがたいと感じます。

 

見事魔物を倒すと、確率で起き上がり、仲間に加えることができます。
一度の戦闘で仲間に加わる魔物は1体だけであり、倒す順番などは一切関係ありません。
一部のボスは倒すことで100%仲間に加わります。

 

仲間に加わった魔物はスタンバイ状態になり、戦闘中以外であればいつでも入れ替えることが出来ます。
魔物をどこかに預けたりしているわけではないので、移動中であればいつでもパーティ編成できるのはありがたい作りです。

 

ストーリーが進むと、魔物小屋という場所に行けるようになります。
魔物小屋では、仲間にした魔物におやつを与えて経験値と能力値をアップさせたり、名前を変えることができます。

中でも特徴的なのはレベルが一定以上ある魔物にだけ行える「魂の変換」というものです。
これを行うと魔物のレベルが下がる代わりに、その魔物のスキルを覚えさせられる「飴」を入手できます。
飴をノノや他の魔物に使うことにより、より多くの魔法や技を使えるようになるため、攻略に重要な要素です。

 

他にも、ストーリーや用語を確認できるスクラップ帳というメニューや、賞金首討伐など、冒険を楽しくする要素が非常にたくさん盛り込まれています。

(分不相応な強敵に無謀な挑戦をしなければ)難易度はそれほど高くなく、ついついやり込みたくなってしまう作りになっている作品なので、幅広い層のプレイヤーにお勧めできる作品だと思います。

感想(ネタバレ無し)

本編をクリアし、クリア後の追加要素を5時間ほど程度プレイしました。
サクサクとプレイできて、パーティが強くなっていくことが実感できるRPGでした。

物語はやや暗い雰囲気がありますが、先が気になる展開で最後まで一気に楽しむことができました。
テキストは漢字にルビが振ってあるため、低年齢層であってもプレイしやすいのではないかと思います。
魔物をたくさん集めて強くするというコンセプトだと思うので、ドラクエ5やポケモン的な楽しさが感じられました。
レベルが上がった魔物からスキルの飴を入手して、好きなようにカスタマイズしていくことができるので、自由度の高いメガテン的な楽しさも味わえました。

プレイしていて感じたのは、なるべくプレイヤーが快適にプレイできるように配慮されている点です。
街中やマップのショートカット、ダンジョンから入口に帰還するための魔法陣など、かなり快適さに関して意識して配慮されていたように感じます。

本編の難易度は、やや易しめ~普通くらいであると感じました。
中盤までは、深く考えなくてもレベルを上げて、回復手段を確保していれば大体勝てるくらいの難易度でした。
しかしある程度進むと、ゲームシステムを利用してカスタマイズしていかないと苦戦するようになってくると思います。
装備品と魔物のスキルによるシナジー効果を考えるのは面白く、どういう装備をさせるか考えるのは楽しかったです。
自分の必勝パターンを作り出してしまえば、それ一辺倒で勝ててしまうやや大味な部分はありますが、それはそれで自分が強い戦法を編み出すことができたという満足感に繋がっているように思えました。

また、クリア後に追加されるダンジョンや依頼は歯応えがあるものが多くやり込みプレイヤー向けです。
やり込み好きな人は、本編クリア後の方がさらにどっぷり楽しめるのではないかと思います。

 

ストーリー本編はやや暗い雰囲気がありますが、時折ユーモアが感じられるテキストもあり、思わず笑ってしまいそうになることもありました。
姉が死んだ直後に、自分のコードネームを「ダーク☆ロリ」にするノノはとても見ていられません。

 

また、上の画像を見たときも吹き出してしまいました。
魔物小屋では、各魔物に対してノノが「こんにちは〇〇。今日も〇〇してるね。」というテンプレートで声掛けするのですが「おのれおのれしてる」というテキストの無理やり感がツボで面白かったです。

ゲーム初心者の子供からベテランゲーマーの大人まで、幅広い層が楽しめるRPGだったと思います。
序盤をプレイして、サクサクしたプレイ感が心地よく感じるのであれば、そのまま最後までクリアしてしまうのではないでしょうか。

攻略メモ(ネタバレ注意)

攻略中少し迷ったポイントや、攻略に役立つと感じた情報などを書いていきます。
とはいえ、あまり迷うポイントは無かったので、非常に限定的なメモです。

・ノノ以外にHP回復できる魔物を準備
序盤は、HP回復できるスキルを持つ魔物がいると便利です。
(ノノはアイテムでの先制回復が強いのでそれで十分です)
依頼で加わるイタズラ妖精(ヒール・魔法)、ボスのトレント(ヒールリーフ・必殺技)、海底神殿のユニコーン(リカバー・全体回復魔法)などが狙いどころです。

・全体攻撃を持つスキルを集める
戦闘において、全体攻撃できるスキルは非常に有用です。
飴で入手しやすいのは、バジリスクの毒ガスブレス、やっかいガッパ(命月島)のすいとんの術あたりが入手しやすいと思います。
他にも色々いると思いますので、もし全体攻撃スキルを覚えたら重用すると良いでしょう。

・バジリスク(神の塔・ランクC→B昇格試験)
デニスからの事前の忠告にもある通り、今までとは明らかに違う強さのボスです。
長期戦は避けられないため、回復役を決めて挑みましょう。
具体的には、ノノにトレントの飴を使ってヒールリーフを覚えさせ、さらにトレント自身も回復役として参加させましょう。
その他のメンバーは自由に決めて良いですが、戦闘不能になったときのためにカムバッ薬は多めに持っておきましょう。
さらにノノ自身がピンチになった際、事故が起きないようにアイテムでの回復手段を用意しておきましょう(アイテム使用は絶対先制のため)。

・新薬の臨床試験(ランクBの依頼)
ノノのHPを1まで減らす必要があるが、ノノが倒されるとゲームオーバーになってしまうため難しいです。
そのため、ノノをわざと毒状態にして、フィールドを歩き回って毒ダメージを受けましょう。
HP1未満にはならないので、これなら安全にHP1にすることができます。
なお、毒状態は歩き回っていると自然治癒してしまうため、あらかじめHPをある程度減らしておくとより楽になります。

もしくはカトラスーン東の魔王城への洞窟の中に毒の沼地があるので、そちらを歩き回っても良いと思います(こちらの方が簡単)。

・地上絵の調査依頼(ランクA依頼)
アプーに毒針を習得させて連れて行くと達成できます。
単に毒針を使える魔物を連れて行けばよいと勘違いしていて、なかなか達成方法に気づきませんでした。
地上絵を見れば一目瞭然でした。

・ラガコルーのランクA依頼以降~クリアまでの強化方法
Aランク依頼を達成するのに各地を回る必要があるので、ついでに賞金首に挑戦すると良いと思います。
賞金首のほとんどに麻痺・毒などのステータス異常が効きます。
したがって、麻痺のキバが使えるケルベロス(ストーリー進行で必ず仲間になる)でボスを麻痺にさせれば、単体のランクS賞金首であればハメて倒せる場合が多いです。
麻痺にさせられる技を使えるメンバーを2人ほど用意して延々と使用させ、毒も併用すれば倒し切れるはずです。

そのエリアの賞金首を全滅させると、チーズ類を1000個入手できます。
特にこうきゅうチーズを使えば、魔物小屋で一気に魔物を強化させることができます。
チーズを一つずつ与えるのは手間ですが、ストーリを進めると、「おやつ合成」スキルを習得でき、これによって一気に99個のチーズを与えることが可能となります。
こうなれば、とても楽にレベルを上げることが出来ます。

クリアまで使える強力なSランク魔物のケルベロス、滅びた魔王、ザイツの守護神、ドラゴンなどにたくさん与えてレベルを上げてやれば、かなり楽に本編を進められると思います。

そのほか、本ブログで紹介しているゲームをまとめた記事はこちらです。
本ブログで紹介しているゲーム系の記事まとめ
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