麻雀戦術本「鬼打ち天鳳位の麻雀メカニズム」(著:滝口直樹氏)

本書は、麻雀の成績向上に役立つ戦術について、かなりシステマティックに網羅されています。
作者が普段実践していることを書いてあるだけあって、読者にも実行しやすい内容が書かれています。
ウザク氏の何切る本で牌形に慣れた後に、本書で書かれていることを実践するなら、成績はかなり向上するのではないでしょうか。
ただし鳳凰卓に居続けているプレイヤーにとっては、当然身に着けているであろうという内容も多いと思うので、鳳凰卓を目指している自分くらいの人にちょうどいいのかもしれません。

PART1 序盤の手組

麻雀での「序盤」というのは毎局必ず訪れるものであるため、ここで正しい手組を身に着けておけば、毎回役立ちます。
一例を挙げると、役牌・オタ風・数牌のどれを優先して切っていくかということや、どのような手を目指していくべきかということなどが、システムチックに書かれています。

PART2 牌の危険度

押し引きにも関わってくる「牌の危険度」についての項目です。
単に現物・両スジ・片スジなどの話だけではなく、安牌が全くない場合でも、ある程度安全な牌を見つけ出せるようなシステムが紹介されています。
新たな発見はないかもしれないですが、危険度の見積もり方の精度を高めるためには重要な点です。

PART3 ベタオリ判断

ベタオリの技術については、特上卓レベルでも多くの人が正しく身に着けていると思います。
しかし、単に降りる際でも様々なチェックポイントがあり、取り入れるべき点が多く発見できました。

PART4 副露読み

個人的には、この項目が一番得られるものが多かったです。
僕は副露読みが非常に苦手で、鳴いた牌と切られた牌の逆算もあまりできていませんでした。
押すか降りるかはっきり決まっている際はあまり問題にならない場合もありますが、微妙な判断の際に物を言うポイントではないかと思います。

PART5 点数状況判断

この項目は、最近僕が重視しはじめたことと被っていたので、あまり新しい発見はありませんでした。
一つ言えることは、この項目は意識しただけで、直近の約500試合の成績はかなり向上しました。
常に東風戦で戦っている人にとってはわかりきったことかもしれませんが、特に南場での考え方は非常に大事です。
ここに書いてあることが初耳で未実施であるのなら、成績を伸ばす大きなチャンスだと感じました。

PART6 作業の前倒し

これは普段の意識を高めるために大事な項目でした。
特に新しいことを取り入れて試していく際は、考えることが多く非常に大変です。
長考が必要になったときに考えるのではなく、何が起きたら長考が必要になるかを予想し、先に考えることが重要だということを教えてくれます。

終わりに

僕は現在7段を目指している6段なのですが、どの項目も聞いたことはある内容でした。
だからと言ってもちろん、この本で得られることが少ないというわけではありません。
自分の考えの方向性が正しいという自信にもなりましたし、あやふやだったポイントの精度を高めることができました。
自己流の打ち方で行き詰っている人は、この本で新しいチェックポイントを取り入れて、実戦で試していくことが大事なのではないかと思います。

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