作品紹介記事でネタバレはどう取り扱うべきか

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このブログでは様々なゲームについて紹介記事を書いています。
基本的なスタンスとしては、まだプレイしていない人に対して紹介する形をとっているので、ネタバレに関しては抑え気味にしています。
しかし、ネタバレをしないように紹介や感想を書くのは、なかなか難しい場合もあると感じています。
今回は、紹介記事などで、ネタバレについてどのように取り扱うべきなのか、僕の考えを書いてみようと思います。
(レビュー記事については、感想の共有などを目的としている部分があるので、紹介記事とは分けて考えます)

結論

まず、結論から提示しようと思います。

・紹介記事の書き手は、読み手がネタバレを避けられる配慮をすべきである
・ネタバレの定義は人によって違うので、100%無くすことは難しい
・知らない方が楽しめるであろうことは、明かさない方が良い

地味な結論になりましたが、僕が言えるのはこれくらいのことくらいだと思います。
以下の項目で、詳しく述べていきます。

ネタバレの種類

ネタバレにも、色々な種類のものがあると思います。
ミステリーで言うなら、典型例は「犯人は〇〇だ」というようなものでしょう。
一般的にミステリーの物語を引っ張る要素として、「犯人は誰か」というフーダニットは重要なものです。
犯人が誰かという記述がネタバレに該当するのは、おそらく異論はないと思います。

それでは、その作品に使われているトリックはどうでしょうか。
そのトリックを読者が知ってしまうことで、「犯人は誰か」という重要な要素に繋がってしまいかねないなら、これもネタバレになる可能性があります。
特に、叙述トリックが使われている場合は、そのトリックが使われているという情報だけで、ネタバレになり得るでしょう。

では、ストーリーの展開についてはどうでしょうか。
「〇〇が死んでしまう」とか、「〇〇が裏切る」などという展開は、ネタバレになるのでしょうか。
僕の考えだと、これも当然ネタバレになると思います。
意外性を利用して読者を驚かせようとする展開は、知らない状態の方が楽しめるはずです。
作り手側が読者を驚かせようとしている展開を明かすことは、やはりネタバレになるのだろうと思います。

まとめると、ネタバレかどうかは、以下のいずれかに該当することなのではないかと思います。

・作品の面白さの根幹に関わる謎を明かしてしまうこと
・作り手側が意図して隠そうとしている謎を明かしてしまうこと

ただ、これをどのように判断するかは、結局発信する側の感覚にゆだねられてしまうと思います。

ネタバレへの配慮

では、どのようにネタバレに対して配慮すれば良いのでしょうか。
僕は、ネタバレを書くこと自体に問題はないと思っています。
しかしネタバレを見たくない人に、意図せず見せてしまうのは、一番まずいと思っています。

例えば、誰が目にするか分からないようなTwitterで、ネタバレをツイートしてしまうことは、レビュアーとしてはまずいと思います。
(しかしそもそもTwitterは、自分のつぶやきたいことを自由につぶやくツールのはずなので、ネタバレする人を批判する気持ちはありません。)

ネタバレを防ぐのに一番いいのは、記事内に「ネタバレあり」「ネタバレなし」と明記することだと思います。

そうすれば、明らかなネタバレを防ぐことは可能だと思います。

しかし問題は、微妙なラインのネタバレについてです。
記事を書いている側にはネタバレの意識はないのに、読者側がネタバレに感じてしまう場合です。
これを完全に防ぐことは難しいので、公式サイト以外の紹介記事を読むのであれば、ネタバレの危険性をある程度覚悟してもらうしかないと思います。
もしネタバレが本当に嫌なのであれば、なるべくその作品については検索せず、早めに作品を読破・クリアしてしまうことをお勧めします。

ネタバレが嫌な人たちへの僕の言い訳

このブログでも、知らず知らずのうちに、意図しないネタバレをしていることもあると思います。
本当はネタバレを一切せずに作品の魅力を伝えられれば一番なのですが、僕にはそこまでの紹介力はありません。
ただ、紹介記事を探して読んでくれる人は、公式の紹介よりも、もう少し踏み込んだ作品内容が知りたいのだろうと想像して、僕は書いています。

ネタバレをすると楽しさを奪ってしまうし、でもこの凄さは伝えたいと思った作品については、苦し紛れに「段階的ネタバレ記事」と称して、書いたりもしています。
フリーゲーム「ドキドキ文芸部(Doki Doki Literature Club!)」段階的ネタバレ記事

ちなみに僕個人としては、ネタバレされても、あまりショックではありません。
ネタバレされたらされたで別の楽しみ方はありますし、ネタバレされたことで興味を惹かれた作品もあります。
(アガサ・クリスティの「オリエント急行の殺人」などは、衝撃的なオチから知って興味を持った作品です)
そもそも、ネタバレされて困るような作品は、自分ですぐ見てしまいますし、困った経験はありません。
僕自身がこんな考え方なので、このブログでの紹介記事のネタバレ配慮は、それほど徹底されていないかもしれません。
一応、誰にとってもネタバレになるだろうなと感じる点については、「ネタバレあり」と表記しております。
とりあえず「こちらもネタバレには気を付けますので、ネタバレが嫌な人はそちらも自衛してくださいね」というスタンスを保とうと思っています。

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