姫百合の乱(地域制圧型シミュレーション)紹介・感想・攻略メモ

ゲーム
この記事は約20分で読めます。

今回紹介するのは、2012年に公開されたインディーゲーム「姫百合の乱」です。
サークル「つぶつぶ主人公」様制作のソフトで、DLsiteの半額セールでお得に購入できるタイミングでしたので、購入して遊んでみました。
50%オフで330円の購入でしたが、非常に攻略しがいがあり、価格以上に大満足して遊ぶことができました。

アリスソフトの「戦国ランス」「大悪司」と同様のシステムとなっている地域制圧型シミュレーションゲームです。
全く同じシステムと言うわけではなく、一部独自のシステムも組み込まれており、一筋縄ではいかない歯応えがあります。

クリア時間は、やり直し時間も含めると約15時間でした。
ストーリー分岐があるため、2周は楽しめると思います。

ダウンロードはこちらの画像から(DLsite.com作品ページ)
2021年5月時点で税込660円です。
体験版もあります。


上の画像リンクから購入すると、私にいくらかの報酬が発生してしまいます。
アフィリエイトが嫌いな方はご注意ください。
 

ゲーム概要

本作「姫百合の乱」は、自軍を強化していき、敵国の領土へ侵攻していくことで進めていく地域制圧型シミュレーションゲームです。
攻めだけではなく、守りも考えた部隊の運用と、先を見据えた戦略が必要となります。

あらすじ

主人公は、アーリシア帝国の第二皇女ノエルです。
親友であるブレシャーナ国の王女マリナと、自分の兄である第二皇子ユウナとの政略結婚に反対し、ユウナの領土に侵攻することから物語は始まります。
帝国において、皇位継承権を持つ者同士は、皇位をかけて決闘する権利があります。
現在は形骸化したルールですが、ノエルはそのルールを利用してマリナを救出し、さらには血統で全てが決まる帝国の在り方を変えていこうと決心します。

ノエルとユウナの交戦中、皇位継承権を持つ他の兄弟姉妹の思惑も絡み、派手な兄弟喧嘩のような騒ぎが、帝国全域を揺るがす事件へと発展していきます。

ゲームの流れ

ゲームの流れについては、タイトル画面の「チュートリアル」から、非常に分かりやすく、丁寧に知ることができます。
したがって本項目では、簡単に説明していきます。

本作は、ターン制で進行していきます。
1ターンごとに2つの行動ポイントが与えられており、他エリアへの進軍や、自エリアの調査などを行うことができます。

シナリオを進めていくには、基本的には交戦国のエリアへ進軍していくことが必要となります。
進軍すると戦闘になり、勝利することで、そのエリアの土地を1つ奪うことができます。
3つ土地を奪うと占領したことになるため、1つのエリアを奪うには、最低3回の勝利が必要ということになります。
敵ターンに、そのエリアで戦闘を仕掛けられた場合、戦闘に敗北するか撤退を選ぶことで、その土地が奪われることになります。

敵のエリアを奪っていくには、侵攻で勝利しつつ、さらに敵ターンの反撃でも守り抜く必要があります。
余裕のない状態で侵攻していくことは避け、戦況をあえて膠着させながら自軍の強化に専念することも重要です。

自軍を強化する方法は、部隊のレベルを上げること、部隊数を増やすこと、などがあります。
自エリアを「調査」することで、部隊が加わるイベントが発生したり、貴重なアイテムを入手することができます。
こういった手段で少しずつ自軍を強化していき、相手のエリアを全て奪っていきましょう。

戦闘

戦闘は、行動回数と同義である「アクションポイント」(以下AP)が多いユニットから順に行動していきます。
APが同じ場合は、その中からランダムで行動するユニットが選ばれます。

上の画像では、部隊数を表す数字の下の赤い丸(●●●●)がAPです。
この画像の場合、全てのユニットのAPが4なので、誰から行動するかはランダムです。
ただし、一度行動してAPが3に減ったユニットは、APが4のユニットが全員行動し終えるまでは、行動順が回ってくることはありません。
順番を良く考えて、行動を選択していきましょう。

全てのユニットの行動終了時に、画面上の戦況ゲージが優位な側が勝利となります。
戦況ゲージは、敵に攻撃を仕掛けたり、撃破することで増えていきます。

攻撃方法やスキルについては、各ユニットの兵種によって異なります。
中には強力な固有スキルを持つ者もおり、上手く活用することで、大きく戦況を変えることができます。

部隊数が0になると戦闘不能となり、最大部隊数が減ってしまいます。
さらに、一定確率で「壊滅」状態となり、部隊そのものがロストしてしまうこともあります。
ロストした部隊が復活する手段は無いので、戦闘不能となることがないように戦うことが非常に重要です。
いったん戦闘に入ってしまうと、途中で終わることはできないため、勝ち目が薄いのであれば、最初から「撤退」を選ぶことも必要となってきます。

戦闘終了時に生き残っていたユニットは、一定確率で経験値が1ポイント得られます。
5ポイント経験値が貯まることで、部隊編成画面からレベルを上げることが可能となります。

部隊編成

部隊編成画面では、「レリック」(遺物)の装備・使用や、ユニットの成長、回復などを行うことができます。

レリックとは、本作におけるアイテムのことで、装備品や消耗品など、様々な種類があります。
ランクの高いレリックは「血統」が必要であり、ユニットごとに設定された数値を超えるレリックは装備することができません。
レリックには4つのタイプとレベルがあるので、それらが合致するユニットに装備させてあげましょう。

本作では、経験値を増やす消耗品のレリックも多く手に入ります。
これらは誰でも制限なく使用でき、「装備」コマンドを押すことで消費します。

さて、経験値が貯まったユニットは、「成長」コマンドでレベルアップさせることができます。
レベルアップすることで、部隊の人数(HP)を増やしたり、新たなスキルの習得が可能となります。
どれを選択するかは非常に悩ましいですが、迷ったらとりあえず部隊の人数を増やしておけば間違いありません。
本作でのHPは、攻撃力・防御力に大きく関わる数値であるため、ただの耐久度とは違う重要なステータスです。

ある程度レベルが上がった部隊は、「新規部隊の編制」を選べるようになります。
これを選択することで新たな部隊が加わるため、積極的に行っていきましょう。
なお、このコマンドの選択には、行動ポイントが1必要です。
他にも、部隊数を大きく回復させる際に行動ポイントが必要な場合があります。

感想(ネタバレ無し)

2周クリアして、二つのルートをクリアしました。
難易度としてはやや難しく感じたので、それなりにゲームに慣れているプレイヤーでないと大変かもしれません。
親切なチュートリアルとヒントコマンドがあるので、そのアドバイスをしっかり活用しないと大変だと思います。

やや初見殺し的な展開もあり、ロードしてやり直すことが多くなると思います。
セーブデータを目一杯活用して、毎行動ごとにセーブすれば、安心してプレイすることができます。
ターン制限はおそらく無いように思うので、自信が無い人はじっくり自軍を強化していけば、いずれクリアできると思います。
ただし、クリア後の評価項目にターン数があるので、やり込み派の人は注意しましょう。

色々な敵のパターンに対して、こちらも色々な対応策があるため、最後まで飽きずに熱中して遊ぶことができました。
戦闘は、何も考えずに戦うとあっさり敗北・壊滅してしまうため、良い緊張感があったと思います。

最初はコミカルなストーリーなのかなと思っていたのですが、段々シリアスな展開になっていきました。
その分、メインとは関係ないサブイベントなどは、色々なパロディネタも多く、笑わせてもらいました。
一応タイトル通りに百合要素もあるのですが、正直なところ、それほど強い要素ではありません。
通常のプレイヤーであれば問題ないと思いますが、逆に、強い百合要素を求めている場合は注意しましょう。
また、ルート分岐により、途中の展開は大きく変わりますが、最終的な結末はほとんど変わらない印象です。

一部気になる点としては、戦闘のスピードをもう少し速められると嬉しいと思いました。
それと、ロードでやり直したい場面が多かったので、すぐにタイトル画面に戻る方法があれば、より快適でした。
(「システム」の「最初に戻る」の項目は、選択できないようになっているため)

攻略メモ(ネタバレ有り)

本作をクリアする上で、ポイントになると感じた点などを書いていこうと思います。
プレイの一例として、参考になればと思います。

全般的なコツ

・ガード要員は必ず確保する
難しい場合もありますが、ガードが使える騎士は、戦闘ごとに必ず出撃させるようにしましょう。
短期決戦を狙う場合を除き、ほとんどの場合、ガードで被ダメージを減らすことが非常に重要となってきます。
後列を攻撃してくる敵がいる場合は、先に排除する、後列にも騎士を置く、全ガードを使う、などで対応しましょう。
「ガード率」はガード発動確率ですので、できるだけ100%をキープできるように行動したいところです。
そのため「初期ガード」スキルを強化すれば、ガード漏れは減ってくると思います。

全ガードを習得すると、騎士を後列に置いてもガードしてくれるため、前衛にアタッカーを厚めに置けるという攻撃面でのメリットもあります。

・敵ガード率を削る要員も大事
味方でガードが有効なように、敵のガードは厄介です。
戦闘の際は、敵のガードをどのように破るかというプランが必要となります。
ガードを破る方法として、正攻法は「肉薄攻撃」や「白兵」による突破でしょう。
自軍で攻撃力があまり高くないユニットは、ガード率を削る要員として「肉薄攻撃」のスキルを伸ばしていきましょう。
ナタリアやロゼなど攻撃力の高いエースアタッカーは、単純ダメージの高い「白兵」を鍛えていけばよいと思います。

他に、ノエルの「スターリリー」もガードを破る手段として有用です。
敵の騎士の行動ポイントを減らすことで、ガードスキルの使用を遅らせて、ガードを重ねられる前に集中攻撃で排除する戦法は、序盤から有効です。

他には、モモのスキル「轟雷」や、レリック「ぼんばーまん」など、ガードを無視する攻撃手段で排除するのも一つの手でしょう。

・撤退を有効活用する
敵の行動一回目の侵攻は、名前ありユニットなどが含まれており、強敵の場合が多いです。
偵察でそのようなことが判明した場合は、一回目の侵攻は撤退し、二回目の侵攻の防衛に戦力を集中させることも有効です。
敵を返り討ちにすることができれば、敵部隊に損害を与えることができるため、反撃時にも積極的に全滅を狙っていきましょう。

・成長の方針
レベルアップ時に成長させる数値は、色々と迷うところです。
騎士であれば、ガード系スキル>各種防御力>部隊数、のようなイメージで上げていくと良いと思いますが、明確な根拠はありません。
戦闘で、危険水域までダメージを受けることが多いなら、部隊数上昇を優先していくと良いかもしれません。
全ガードⅢを目指しつつ、初期ガードも習得していきましょう。

兵士は、攻撃型とガード率削り型に分類して育てると良いでしょう。
白兵攻撃力や部隊数が多く、高いダメージを期待できるタイプは、白兵スキルや部隊数、白兵攻撃力を上げていきましょう。
元の攻撃力があまり高くない兵士は、肉薄攻撃を上げていき、ガード率を削るタイプに育てていきましょう。

車両タイプは数が少ないのであまり語れませんが、固有スキルである必殺技の習得を目指して上げていきましょう。
砲撃攻撃力も大事になってくると思います。
部隊数の伸びは良くないので、赤い紙を使用して上げると、効率よく成長させることができます。

隠密は、偵察が主な使い道なので、それほど育て方には気にしなくて良いと思います。
強いて言うなら、チャージ解除を習得しておくと、ボス戦で少し役に立つかもしれません。

衛生は、本来の役割である回復スキルを上げていきます。
Ⅲまで上げたら、その他の回復系スキルを上げていきましょう。

軍師は、まず指揮を育て上げていき、その後敵へのデバフを覚えさせていきましょう。
味方へのバフは、各兵種のパッシブスキル(荒くれ者部隊、防御陣形など)でかけることが可能なので、敵へのデバフの方を先に習得すると良いのではないかと思います。

ちなみに、片方のスキルを取得することで、別系統のスキルが消滅してしまうものがあります。
無駄に取得しないように気を付けましょう。
ゲーム同梱のpdfファイル「スキル一覧」に目を通しておくと、役に立つと思います。

例:白兵or肉薄攻撃、全ガードorガードⅢ、荒くれ者部隊or防御陣形or戦果アップ

・新規部隊の編成で部隊数を増やそう
特定の部隊がレベル5になると、部隊編成画面から「新規部隊の編制」を選べるようになります。
そのターンの行動ポイントは消費しますが、特にデメリットなく部隊数を増やすことができるため、実行可能になったらすぐに実行しましょう。
実行した部隊の人数が減るということもありませんので、少しでも多くの部隊数が必要な序盤では、非常に重要なコマンドです。

・戦闘での考え方
行動回数が残っている敵を早く倒すことで、その分、被ダメージを減らすことができます。
与えるダメージを最大化するよりも、攻撃を集中させて敵の部隊数を減らすことが重要です。

また、車両や隠密など、こちらの後列に攻撃してくる敵も危険です。
全ガードが無い序盤は、ノエルのスターリリーを使用したり、早めに排除したり、後列にもガードを置くなどして対応しましょう。

行動順によっては、不運な事故死をする場合もありますので、あまりにも行動順の流れが悪い場合は、ロードしてやり直すのも一手でしょう。

 

個別の攻略

・ユウナとの戦い

序盤ですが、全く考えなしで戦うと、すぐに行き詰ってしまうでしょう。
とりあえずライトニングさんが加わったら、侵攻時と守備時の両方に騎士を組み込めるようになります。
しかし、自エリアの調査ができなくなるくらいまでは、防戦しながら自軍強化するのが良いと思います。

ヒントの通り、トダカが出現したら、スターリリーを使用して戦いましょう。
強力な攻撃である砲撃はAPが3未満であれば使用されないので、残りは射撃で攻撃してくるのみとなります。

・モモ&ナナとの戦い

ユウナを倒すと、すぐにこちらに攻めてきます。
ユウナを倒した直後だと、守り切るのは難しいので、撤退を利用して戦闘を回避していきましょう。
自エリアが進行されても、土地を3つ奪われなければエリアが奪取されるわけではないので、活用していきましょう。

しばらくはこちらから侵攻せず、攻めてくるマリナとモモを守り切ることに注力しましょう。
ターン数が経過すると、マリナやリフが加入します。
リフは単独で前衛に置いても、一人で耐えきれるほどの硬さがありますし、猛将突撃は後列の敵にも大ダメージを与えられるので、非常に重宝します。
彼らが揃ったら、攻めに転じることができると思います。
リフは強力なユニットですが、何回か出撃させるとロゼにチェンジします。
ロゼはリフほどの強さはありませんが、育てることでエース級のアタッカーとなります。

ナナとモモ、どちらを先に倒すかで展開がやや変化しますが、結局は同じ展開に収束します。
ただし、ナナを先に倒すとモモの領地へ逃げて合流しますが、モモを先に倒すと降伏してそのまましばらくは登場しません。
そのため、モモを先に倒すとやや楽だと思います。

残した方のの3つ目のエリアまで進めると、戦闘でラフレシア発動イベントが起き、敵味方が全滅します。
部隊数の影響が少ない、衛生や偵察のユニットを囮として出撃させ、やり過ごしましょう。
イベント終了後、ナナが出撃してこなくなります。
エリア制圧後、モモが仲間になります。

・アイン&パウエルとの戦い

モモとナナとの交戦が終わると、次はアインが宣戦布告してきます。
アインはしばらく3回行動してくるうえに、アイン自体もかなり強敵です。
侵攻のうち1回くらいは、精鋭を集めて阻止できるかもしれませんが、勝ち目が薄い戦闘は撤退して、エリアを明け渡してしまうのも仕方ないところだと思います。
ガードを無視できるモモの轟雷、トダカの電光石火などを交えながら、敵のガードを早めに突破すれば、アインを撃破できるでしょう。
しばらくすると、アインが2回行動に戻るため、進撃はそれから始めましょう。
ちなみに、このアインの3回攻撃にすべて耐えきると、クリア後の評価項目においてプラスとなります。

その後アインと交戦すると、パウエルの領地に攻めることができるようになります。
構わずアインを相手にするか、パウエルを倒しに行くかで、ストーリーが分岐していきます。
アインを先に倒すと一時的には楽ですが、最後のレドリック戦の難易度が高いです。
パウエルを先に倒すのは少し大変ですが、最後のアメリア戦はレドリック戦ほどではないと感じました。


(パウエルを先に倒す場合:アメリアルート)
パウエルを先に攻略していくことで、アスカを助けることができます。
パウエルは最初行動してきませんが、エリアを1つ奪うと、行動してくるようになるので、きつくなります。
ピピンはほぼ最初のターンに行動してくるため、厄介です。
精密射撃により、ガードを無視する攻撃をしてくるため、耐久力のないユニットは出撃させずに戦うのが良いでしょう。
ルースなどの耐久力の低いキャラに、ひらりマントを装備させて初撃を凌ぐ方法も有効です。

アスカ救出後は、アインとの決闘を受けるかどうかの選択肢が出現します。
ターンを短縮させたいのであれば、決闘を受ける方が早いですが、じっくり進めていきたいのであれば、決闘を受けない方が良いでしょう。
なお、アインとの決闘はクリア後評価項目の一つです。

(アインを先に倒す場合:レドリックルート)
パウエルに侵攻可能となっても、そのままアインと交戦を続け、全てのエリアを奪うとアインが死亡します。
その後、残ったパウエルと交戦していくことになります。
ピピンとの戦い方は、もう一方と変わりません。

・アメリアとの戦い

パウエル⇒アインの順に倒すルートです。
レドリックがアメリアに殺されるルートです。

アメリア軍は、アイン軍より兵士の練度が低めで戦いやすいと思います。
しかし3回行動してくるなど、軍全体としては手強いので、態勢を整えてから戦っていきましょう。
ある程度進めると、偽レリック部隊が出現します。
これ以降は、偽レリック部隊を撃破することで、シナリオが進行していきます。
部隊人数が3000と強力ですが、一戦闘で一部隊だけ撃破すれば問題ありません。
ただし、一人の騎士でガードを耐えきるのは難しいので、衛生や予備の騎士を出撃させないと辛いかもしれません。

偽レリック部隊が1つにまとまったあとは、それから3部隊分倒すと、シナリオが進行していきます。
その後、北の1エリアを残して、すべてこちらの領地となり、アメリアとの決戦が待っています。
3部隊は一度の戦闘で倒す必要なく、通算での撃破数なので、じっくり倒していきましょう。

・レドリックとの戦い
アイン⇒パウエルの順に撃破したルートです。
アメリアがレドリックに殺害され、レドリック軍との戦いが始まります。

レドリックのエーデルワイス発動を3回連続で防ぐという、非常に難易度の高い戦闘があります。
敵の防衛部隊が前列と後列に1体ずついるので、どのようにレドリックに勝利するかを3パターン用意するという、詰め将棋のような戦いを求められます。
僕の場合は、以下のような手段を用意して、やり直ししやすい初戦に、確実性の低いものを持ってきて戦いました。

1:トダカの「電光石火」+「肉薄攻撃Ⅲ」×2人、ナタリアの「鎧断ち」+スターリリーなどを駆使する(敵のガードが発動するかどうかの運が絡む)
2:ロゼの「猛将突撃」+ピピンの「精密射撃」×2(またはメイド長の冥土バズーカ)でレドリック撃破
3:モモの「轟雷」で倒す

レドリックのチャージを解除さえできれば、撃破する必要は無いはずですが、一応撃破を狙いました。
レドリックを倒しても、他の車両による攻撃などが苛烈なので、注意する必要があります。
これを凌げば、1つを残してすべてこちらのエリアとなり、最終決戦を1つ残すのみとなります。

クリア後評価項目について

クリア後、いくつかの評価項目に従って、ランクが算出されます。
進むルートによって、項目が多少変わるようです。
最高ランクはSSSのようですが、達成するのはなかなか難しいのではないでしょうか。
一周目から高ランクを狙う人は、画像から評価項目を確認して、条件クリアできるように狙ってみてください。

1周目・アメリアルート


モモから先に倒し、その後はパウエルを先に倒してアスカを救出しました。
アインを相手にしながらパウエルと戦うのは大変でしたが、その後は楽だった気がします。
アメリアとの戦いは、実質領土の奪い合いはほとんど関係ないので、偽レリック部隊をいかに倒すかという戦いになります。

2周目・レドリックルート
2周目のプレイということもあり、ユニットを効率よく育てられたと思います。
ナナを先に倒したため、モモとナナが二人揃って攻撃してくるのが手強かったです。
レドリック3連戦は、ゲーム中屈指の難易度だったと思います。
1周目でこのルートに進んでいたら、詰んで諦めてしまっていたかもしれません。
しかしその分、かなりの達成感がありました。

キャラ別使用感

各キャラの運用方法や育て方について書いています。
画像は2周目(レドリックルート)クリア直前の物です。

・ノエル

序盤は射撃アタッカーとしても有用なユニットです。
指揮スキルを強化していけば、出撃させるだけで部隊全体の戦闘力底上げに役立ちます。
スターリリーの使い方しだいで、様々な役割を担うことができます。
後半は、奇天烈大作戦やバフで忙しくなっていくので、アタッカーとしての運用は限定的になっていきました。

・ナタリア

最初からいる強力なアタッカーです。
「鎧断ち」スキルを覚えるので、攻撃スキルは白兵を強化していけばいいと思います。
部隊数の強化、白兵攻撃力の強化など、攻撃面に振り切った成長をさせられれば失敗は無いと思います。

・メイド長

冥土バズーカによる後列撃破が有用なユニットです。
射撃攻撃力を育てて、光線銃やゴルゴのライフルを装備させることで、車両に匹敵する攻撃力を持ちます。
バズーカはAPが減ってから使う方がお得ですが、戦闘開始すぐに使う方が良い場合もありますので、こだわり過ぎないようにしましょう。

・デニム

あまりぱっとしない能力ではありますが、肉薄攻撃をきちんと育てれば、ガード削り要員として活躍できます。
部隊数や白兵攻撃力も鍛えていくと、じわじわ強くなります。
ガード削り要員は、ナタリアなどの強力なアタッカーが十分生きるようにお膳立てする、重要な役割のユニットです。

・ジーン

デニムと同じような役割を目指して成長させました。
Eタイプのレリックが装備できるので、ハットリくんの頭巾を装備して、手があいた時は偵察をさせたりもしていました。

・カスパー

最序盤であれば、射撃要員として運用することも可能でしょうが、基本的には偵察に専念させれば良いと思います。
したがって、戦闘力は必要なく、他のメンバーに経験値を与えた方が良いかもしれません。

・ジル

カスパーよりは戦闘向きなユニットです。
メイド長のお下がりの光線銃やビームライフルを装備させて、射撃で生きていく道はあると思います。
ただ、基本的には偵察要員で問題ないかと思います。

・ゴック

ガード役としても射撃アタッカーとしても中途半端な能力なので、運用方法が難しいユニットです。
最序盤は前衛盾役として運用しましたが、中盤以降は、後衛盾役兼射撃アタッカーとして運用しました。
メイン盾役が全ガードを発動する前に、後衛をガードで守りたい際に、そこそこ活躍しました。
全ガードが軌道に乗った後は、射撃アタッカーとして攻撃するという役割です。
後列を攻撃してくる敵が増えてくる中盤以降に、いないと困る役目として役に立った印象です。

・イヴァン

回復役として、ガード役を支えるのに役立ちました。
それと同時に、レリック「ぼんばーまん」を使うことにより、200の固定ダメージを与えられるため、敵ガード役を排除するのにも役立ちました。
敵から攻撃されることは想定していないため、部隊数は上げませんでした。

・ライトニング

ネタキャラかと思いきや、グラビティ・ギア込みだとAPが5になり、ほぼ先手でガードできる優秀なガード役です。
白兵攻撃力も平均より高いため、ガード時の反撃で相手に与えるダメージも大きめです。
白兵防御力がやや劣る点には注意が必要です。

・トダカ

モモほどではないですが、強力な攻撃で後列の敵でも破壊できる車両ユニットです。
「集中砲火」の上位スキルとも言える「電光石火」を習得できるため、「高速砲撃」を覚えさせていくと「高速砲撃」⇒「電光石火」と、燃費良く2回攻撃できます。
レベルアップでの部隊数上昇幅が少ないので、赤い紙で上げると非常に効率が良いです。

・マリナ

早めの全ガード取得が可能なガード界のエースです。
初期ガード、全ガードを習得させていき、防御力も強化しておきましょう。
レリック「ダチュラ」は、強力ではありますが、使うタイミングが難しいので、イマイチ活躍の場が少なかったように感じます。

・ロゼ

リフが3回戦闘して倒れると加入する、大器晩成型のエースです。
成長イベントにも恵まれており、メキメキと成長してエースアタッカーとなります。
「猛将突撃」は、後列にも攻撃できるスキルで、切り札となり得ます。
どんどん成長させましょう。

・モモ

本ゲーム中、最重要ユニットと言っても過言ではないユニットです。
とにかく「轟雷」スキルが強力で、Ⅲまで成長させると、開幕直後に敵1列をまとめて撃破できるほどになります。
敵のガード役やボスを瞬殺したい際には非常に重宝します。
トダカ同様、部隊数の上昇幅が少なめなので、赤い紙で人数を増やすと効率が良いです。
砲撃攻撃力など、ガンガン成長させていきましょう。

・ナナ

加入がやや遅いですが、ブラックサレナの効果と合わせると、安定した性能を持つガード役です。
レベルを一気に上げて、ガード系のスキルを充実させれば、十分間に合うでしょう。

・レイモンド

ロゼの「新規部隊編成」で加入できるユニットです。
加入時はやや能力に不安がありますが、サイヤの戦闘服を装備させて、各種能力を鍛えれば、一線級のガード役になります。
ガード役は各戦闘で必要になるため、何人いても困ることはありません。

・シン

ナタリアを成長させることで、新規編成できるユニットです。
能力のバランスが良いので、前衛では白兵、後衛では射撃ができる万能アタッカーとして、部隊のスキマを埋める役割を担いました。

・ルース

ノエルの「新規部隊編成」で加入する軍師ユニットです。
ノエルに比べて特別なことはできない分、敵味方のバフをしっかりかける軍師として役に立ちました。
ワンピの包帯で回復役を兼務するのも良いですが、ひらりマントを装備して囮役として使っても、なかなか面白いと思いました(部隊数が低いため、バリアがあっても敵に狙われやすいため)。

・マッスル

マリナの「新規部隊編成」で加入するユニットです。
部隊数と白兵攻撃力が高いため、準エースアタッカーを目指して育てました。
猫じゃらしを装備することでガード削りも行いながら、白兵で高い攻撃力を持たせ、どちらの役も担えます。

・ロバート

トダカの部隊をレベル7まで上げて「新規部隊編成」することで加入するユニットです。
隠密ではありますが、高い白兵攻撃力と肉薄攻撃スキルを持つため、前衛として育ててみました。
部隊数がやや低いのがネックで、レベルアップ時の上昇も少ないため、赤い紙の使用が効果的なユニットです。

・ピピン

一番の特徴である「精密射撃」は、敵ガードを無視して攻撃できる貴重な攻撃手段です。
ただし、この攻撃のみでは倒し切れない敵も多いので、他のユニットの技と組み合わせると効果的です。(ロゼの「猛将突撃」、メイド長の「冥土バズーカ」など)
最後に余ったAP1を使って「乱れ撃ち」を放てば、攻撃効率も良いです。
部隊数や精密射撃スキルを強化させることで、より確実性が増していくでしょう。

・メイド13号

メイド長で「新規部隊編成」すると加入するユニットです。
基本的にはイヴァンと同じように、回復スキルを中心に、優先して上げていくと良いでしょう。
手が空いた時は射撃アタッカーもできないことはありません。
必要なら、そちらも鍛えていきましょう。

 

そのほか、本ブログで紹介しているゲームをまとめた記事はこちらです。
本ブログで紹介しているゲーム系の記事まとめ
ゲーム

コメント