フリーゲーム「ドキドキ文芸部(Doki Doki Literature)」段階的ネタバレ記事

先日、オススメのフリーゲームをまとめてある記事を読んでいたところ、このゲームのタイトルを知りました。
海外の人が作った和風(?)同人ゲームで、和訳したタイトルは「ドキドキ文芸部(原題:Doki Doki Literature Club)」。
あらすじを見るまでもなく、「文芸部に入った主人公が、かわいい女の子たちと仲良くなっていくゲーム」だと感じました。

しかし、配信されているSteamの「ユーザーが定義したこの製品への人気タグ」を見てみると、なにやら不穏なタグが付いています。


「精神的恐怖」「ビジュアルノベル」「アニメ」「ホラー」・・・


「ははぁ、これは多分予想外な展開が売りの作品なんだな、気をつけよう」と思いながらプレイしました。

予想通り非常に衝撃的な作品でしたので、今回これを記事にしてみようと思います。
プレイ時間は3~4時間で、そこまで時間はかかりませんでした。

目次

①プレイを迷っている人へ(ネタバレほぼなし)
②どういう種類の衝撃か(使われているトリックのネタバレあり)
③類似の作品は何か(中程度のネタバレあり)
④プレイした感想(強いネタバレあり)

①プレイを迷っている人へ(ネタバレほぼなし)


まず、このゲームは残虐な表現やグロテスクな描写があるので、その辺りが苦手な人はオススメしません。
とはいえ、必要以上にやたらめったらそういう描写があるわけではなく、通常の演出の範囲内で存在します。

決して、過激な表現そのものを売りにしているわけではないので、必要以上に避けなくてもいいと思います。
「名探偵コナン」や「金田一少年の事件簿」程度です。たぶん
次にゲームの長さについてです。

エンディングまでのプレイ時間は、大体3~4時間程度です。

それほど長くないので「ちょっとした長編映画を見てみるか」くらいの感覚で手を出せると思います。
もし面白くなかったとしても、失う時間は少なめです。

また本作品はすべて英語ですが、日本語化パッチを当てることによって、違和感の無い日本語で楽しむことが出来ます。

パッチの当て方も難しくなく、パッチをコピーして、インストールフォルダの同名ファイルに貼り付けるだけです。
その後ゲーム内のオプション画面より、日本語か英語かを選択できるようになります。
プレイするためのハードルは、ざっとこの程度です。

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②どういう種類の衝撃か(使われているトリックのネタバレあり)

本作品をプレイするかどうか迷っている人に、もう少しだけこのゲームの衝撃をお伝えしましょう。
本作品の衝撃の肝は、突然の残酷描写や鬱展開などではありません。
確かに、文芸部に入部して女の子たちとキャッキャウフフするゲームかと思わせておいて、そこを釣り野伏せで包囲殲滅されるのも衝撃ではあります。

しかし最も重要なのは、この作品がメタフィクションであるということです。


つまり、とある登場人物がプレイヤーである我々を認識し、何らかのアプローチを掛けてきているという構造に気付いたとき、非常に大きな衝撃を受けるのです。


この2次元的構造から3次元的構造に転換するダイナミズムが、本作品の最も面白いところでしょう。

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③類似の作品は何か(ネタバレあり)

このゲームの肝となるメタフィクション部分については、②で書いたとおりです。
ただ、似たような構造が使われているゲームは他にもあります。

ニトロプラスの「君と彼女と彼女の恋。」というゲームです。

こちらも、普通の恋愛ゲームのような振る舞いをしておきながら、突如としてサイコホラーな展開を迎えるゲームです。
商業用ゲームなので、ボリュームもありますし、展開も丁寧ではあります。
しかし「ドキドキ文芸部」は、この「君と彼女と彼女の恋。」よりも、さらに一歩進めていると感じます。
単に主人公を独占したいという嫉妬が動機ではなく、人間が持つもっと根源的な感情によるもので、ついつい共感してしまいます。

他にも、ゲーム中のキャラクターがプレイヤーに仕掛けてくる作品として思い出されるのは、「Remember11」などがあります。(匂わせる程度ですが)


また、プレイヤーへの語りかけを逆手に取った「車輪の国、向日葵の少女」という名作もあります。

このように似たようなゲームは他にも存在しますが、フリーの作品では稀有な存在と言えます。

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④プレイした感想(強いネタバレあり)

非常にエキサイティングな内容で楽しめました。

その名の通り「ドキドキ」するのは間違いありません。

以下、印象深かったシーンを箇条書きしていきます。

・サヨリの鬱病告白~自殺


この鬱病告白により、このゲームはただのギャルゲーじゃないなとの確信に至りました。

朝寝坊するのはドジっ娘演出ではなく、こんな理由があったとは・・・
ナツキを攻略しようと進めていたのですが、サヨリに情が移り、非常に苦しい話の展開になってしまいました。
そして文化祭の朝、自宅にてまさかの自殺。
半ば予想はしていたものの、その首吊りのCGはなかなかに強烈でした。

・ユリの自殺~死体の腐敗進行

2週目のナツキ・ユリの争いも怖いのですが、ユリの自殺も衝撃的です。
首吊りとは違い、自らを刃物で刺すというのは単純ながら強烈です。
しかもその後、週末を過ごすキャラクターは変えられないとばかりに、死亡したユリの死体と無言で過ごします。

死体の皮膚の色、血の色、頬のこけ方など、少しずつ色が劣化していく描写など、狂気に満ちており怖かったです。


・モニカの立ち絵

これはとある方のネタバレ感想を見て、鳥肌が立ちました。

サヨリ、ナツキ、ユリは立ち絵が斜めなのに、モニカだけは真正面を向いて、プレイヤーを見据えています。

これも伏線だったのだと思うと非常に怖かったです。

・プレイヤーの本名で呼んでくる

ゲーム開始時に付けた主人公の名前ではなく、PC管理者の名前を取得し、その名前を呼んでくるシーンがあります。
アカウントに自分の名前を付けている人は、それなりにいるかもしれませんが、PCに詳しくない人はきっと驚くことでしょう。
どうやって名前を知ったんだ?となるはずです。

・モニカ削除後のサヨリ

モニカを削除して丸く収まるかと思いきや、今度はサヨリが管理者権限を掌握するシーンで、まだ終わらないんだという怖さを思い知りました。
モニカ個人がおかしいわけではなく、文芸部の部長になると、みんながおかしくなるのが怖いです。
以上、段階的なネタバレを交えた紹介記事でした。
ここまでネタバレを読んでしまっても、まだオススメできると思います。
興味がある方はぜひ、プレイしてみてください。

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