漫画・ドリフターズ(平野耕太)紹介・感想など

現在、僕が唯一、電子書籍ではなく紙の漫画を購入して読んでいる作品「ドリフターズ」についての記事です。
コミックスが出るスピードはゆっくりですが、とても面白く先が知りたくなる作品です。
「HUNTER×HUNTER」といい「ベルセルク」といい、僕が好きな作品は、どうしてこうもゆっくりなのだろうと思います。
しかしその分、新刊発売されたときの喜びもまたひとしおです。
今回は「ドリフターズ」を知らない人にも魅力が伝わるような記事を書いてみます。

作品の概要

簡単に言えば、実在したとされる歴史上の人物が異世界に漂着し、そこで戦争をしていくという内容です。
この作品においては、「島津豊久」が主人公であり、彼が「織田信長」「那須与一」と出会ったところから、本格的な戦争が始まっていきます。
彼らは「漂着物」(ドリフ)と呼ばれ、異世界の住人からは、しばしば現れる存在として認知されています。
ちなみに異世界は、ちょうどオーソドックスなファンタジー世界をイメージした舞台で、人間のほかにエルフやドワーフ、コボルトやオークなどの種族が存在しています。

では、敵は誰なのかと言うと、主に、同じく異世界に漂着した存在です。
現世で強い憎しみや恨みを持っていた人物は、「廃棄物」(エンズ)として、異世界に現れるようです(諸説あり)。
エンズはドリフと違って超常的な能力が備わっており、総じて戦闘力が高いです。
そして、敵のリーダーである「黒王」は、未だ正体不明であり、多数のエンズや、コボルト・オークなどを率いて進軍してきます。

最初は、島津豊久ら3人が協力して圧政にあえぐエルフ・ドワーフを解放し、自分たちの国・軍を作るまでの話です。
その後は迫りくる黒王軍に対して、どのように迎撃していくか、攻略していくかという点が、物語の大きな柱となっています。

見所

戦争の描写

見所は、なんと言っても「戦争」だと思います。
豊久の迫力のある「戦闘」も魅力的ですが、信長による戦略・戦術・軍備なども、非常に面白いです。
戦力的には不利な状況から、百戦錬磨のドリフが策を練り、それが読みどおりにハマッていく様子は楽しいです。
卑怯で非人道的な戦法も多数登場し、綺麗ごとだけでは勝てないという戦争の現実の描写も、リアリティがあります。

未来の技術

また、様々な時代・場所のドリフが現れるため、古代の人物が未来の兵器などを見て驚く様子も面白いです。
その未来の兵器をすぐに理解して、上手い運用方法を思いつくのはさすがだなと感じます。
こういった、時代を超えた兵器のコラボレーションはワクワクさせられます。
やはり銃は強し。

キャラクター

キャラクターも魅力的な人物が多く、僕は主人公の豊久が非常に好きです。
「武士」という、現代人とは相容れない考え方・死生観を持つ人種ですが、思い切りがよくさっぱりとした性格で、主人公らしいと言えます。
何も考えていなさそうでも、戦闘では瞬時に最適解を選択できる、抜群の戦闘センスを持っています。
「ベルセルク」のガッツに似たタイプで、力や体力に秀でているけれども、それ頼みというわけではなく、高い技術もあるところが格好良いと感じます。
その他にも、敵・味方共に魅力のあるキャラクターが多数登場しており、今後どのように合流していくか、非常に楽しみです。
実在の人物が多く登場するため、その人物がどんな人だったのか、ネットで調べて勉強しても大変楽しめます。

感想

様々な時代の英雄を召喚して戦うというシチュエーションは「Fate」でもありましたが、こちらは集団戦がメインなので、フィクションの戦争漫画として別種の面白さがあります。
やっていることは、英雄たちによる「スーパーロボット大戦」のようなものですが、次はいったい誰が登場するのだろうと気になり、どんどん世界に引き込まれていきます。
様々な世界の英雄たちですが、平野耕太という作者のフィルターを通しているため、不思議と統一感があります。

その他の特徴としては、まるで演劇のような大仰な台詞回しが挙げられます。
「ヘルシング」でもその傾向は強かったのですが、この作品でも健在です。
相手への罵倒であっても賛辞であっても、まるで台本を読んでいるかのような、どこか演技じみているので、独特の雰囲気があります。

ギャグパートでは、デフォルメされたキャラと砕け過ぎた喋り方によって、思わず気が抜けてしまいます。
台詞回しにこだわっているのに、ギャグパートではあっさりと現代人のような言葉使いになって笑えます。
このアップダウンの激しさも、本作の魅力だと思います。

6巻まで読み終えましたが、新しく登場する人物も減り始め、物語が折り返しに入ったのかなという気がします。
「ヘルシング」は全10巻でしたので、ドリフターズもそれくらいを目処にしているのかもしれません。
黒王の正体は依然謎のままですし、敵か味方かも分からない義経など、まだまだ気になる点は多いです。
今後も目が離せないのですが、コミックス派の僕としては、次巻は1年半後くらいかなと遠い目をして待ち続けます。

もしシミュレーションRPGだったら(ネタバレあり)

このような戦争っぽい作品を見ていると、もしSRPGゲームだったらという妄想をします。
このキャラクターはどんなステータスでどんなスキルを持っていそうとか、無駄に考えてしまいます。
せっかくなので、少しその妄想を書いてみようと思います。

:島津豊久
攻撃力が高いが、防御力はそれほどでもない。
HPが低くなるほど回避率や攻撃力が上がるスキルがありそう。
周りの味方の攻撃力を上げて回避率を下げる「狂奔」スキル。

:織田信長
軍師ポジションで戦闘能力はそれほどでもない。
ただし騎馬特攻スキルや指揮スキル持ちで、周りの戦闘能力を上げるタイプ。
銃を持つ味方に連続攻撃スキルを付与したりしそう。

:那須与一
弓兵。
連続スキル持ちで、瞬間火力がかなり高いイメージ。
追撃が必ず命中する「継ぎ矢」持ち。

:オルミーヌ
石壁の符で、マップに障害物を作る。
河を渡れるようにしたり、城壁を上れるようにもできるが、1マップごとの回数制限あり。
戦闘能力はほぼ無い。
ゲームの都合上、原作では持っていないが回復の符術も持ってそう。

:ハンニバル・バルカ
軍師ポジションで、戦闘力は皆無。
ただし出撃させるだけで、全味方の命中・回避などに上昇補正。
相手の指揮効果スキルを阻害したりする。

:スキピオ・アフリカヌス
ハンニバルとほぼ同じ能力。
仲間に出来るのはハンニバルかスキピオの択一にしたい。
でもどこかのマップで、2人が同時に出撃する夢の競演イベントがあってもいい。

:ブッチ・キャシディ
盗賊ポジションで、カギ開け、強奪などのスキル持ち。
銃は弾数制限があるが、直間両用で攻撃力が高い。

:ザ・サンダンス・キッド
ガトリング砲を持ち、素早さ・移動力は低いが長距離射程のシューター兵。
ただしガトリング砲の値段が高い。

:菅野直
飛行兵。
圧倒的な移動力と攻撃力を持つが、燃料切れになるとしばらく行動不能になる。
さらに運用コストも高い。
ドラゴンやグリフォンを捕獲すれば、準備画面や空母収納時、任意で乗り換え出来る。

:山口多聞
空母ユニットで、海上しか移動できない。
ただし、味方ユニットを収納でき、HPや銃弾などを補充できる。

:安倍晴明
確率で相手を混乱させるなどの状態異常が得意な、賢者系ユニット。
進軍準備画面で、回復系の符術を売ってくれそう。

:サンジェルミ伯
戦闘能力はそこそこの輸送隊。
隣接すればアイテムを倉庫に出し入れできる。
シナリオパートで、これからの方針について、信長とよく相談している。

:ジャンヌ・ダルク
炎の直線範囲攻撃が厄介な序盤のボスキャラ。
オルミーヌで上手く石壁を置いて回避しつつ、豊久で撃破したい。

:ジルドレ
とにかく体力と守備が高い、タフなボス。
命中は低いため、回避が高いキャラでちまちま削りたい。

:アナスタシア
氷系の魔法が強力そう。
防御は低そうな感じ。
あまり原作で戦闘の描写が無いため、まだイメージが湧きにくい。

:ラスプーチン
嫌らしい遠距離状態異常とかを使ってきそう。
でも毎回、撃破しても逃げそう。

:明智光秀
普通にやり手の策士で、手ごわく苦戦させられるイメージ。
信長と会話イベントが多そう。

:土方歳三
クセのない能力の、バランスタイプの剣士。
イベントしだいで仲間になってくれそう。

:黒王
カリスマ持ち。
毎ターン、自身の周りのユニットを全回復させる。
ただし自身の体力も少しずつ減少していく。

:源義経
イベントの進め方しだいで仲間になったり、与一を再起不能にしそう。
軍師ながらソードマスターっぽい速度重視の剣士の実力も持つ。
敵の攻撃を避けた後、相手の武器の上に乗りそう。

まとめ

「ドリフターズ」は、色々な国・時代の人物が、異世界で戦争をし合う漫画です。
「戦争」「歴史」「軍事」などのキーワードが好きな人であれば、楽しめる漫画であることは間違いないと思います。
台詞回しなどは癖が強いですが、好きな人はハマると思います。
完結するまで膨大な時間がかかるでしょうが、少しでも興味を持った人は、ぜひ読んでみて欲しいです。

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