シンプルSRPG 三日月エムブレム(フリー・SRPG)紹介・感想・攻略メモ

ゲーム
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「シンプルSRPG 三日月エムブレム」は、SRPG Studio製のシミュレーションRPGです。
手書き素材を公開しているサイト「三日月アルペジオ」製のキャラグラフィックが多数使われています。
ツクール製のフリーゲームなどをプレイしていると、よく見かけるキャラクターだと感じます。
全12マップで、クリアまでは約4時間でした(ハードモード)。

高いスコアを狙うには、制作者・イトウヤマト氏の他作品のように、詰めていくようなパズル的戦略が必要になる作品です。
長い作品ではないので、腕に自信があるやり込みプレイヤーにとっては、挑戦し甲斐がある作品だと思います。

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ふりーむ!

ゲーム概要


作品としては、非常にシンプルなシミュレーションRPGです。
1話ずつ勝利条件を満たしていき、マップを進めていきます。

本作では、短いターンでマップクリアしたり、仲間が増えたりするごとにボーナスポイントを獲得できます。
ボーナスポイントは、出撃準備場面などで、強力なアイテムと交換することが可能です。
ただしゲームクリア時に、所持しているボーナスポイントが表示されるので、ハイスコアを狙うのであれば、なるべくボーナスポイントは節約したいところです。
僕のように、単にクリアするだけなのであれば、どんどん利用してしまって良いと思われます。

ストーリー性は控えめなので、本作品の核は、いかにボーナスポイントを高くするかという点を詰めることにあると思います。
本作の様々な仕様について、順番に解説していこうと思います。

・難易度の選択

最初にゲームの難易度を選ぶことができます。
自分はハードを選んでプレイしたため、以下の記事内容はハードでのプレイ感を反映させたものということになります。

ゲームのマップは一画面に収まる程度の広さで、手軽なボリュームと言えます。
しかしその分、敵の密度も濃く、気を抜いて集中攻撃を受けてしまうと、すぐにやられてしまう厳しさもあります。
セーブは7ターン目・15ターン目と決められたターンでのみ、行うことができます。
いつでもセーブ&ロードが出来るわけではないので、緊張感があり、慎重な進軍が求められます。

・キャラロストは無し

味方ユニットがやられてしまっても、次のマップでは出撃させることができます。
ただし、そのマップで獲得できるボーナスポイントが減ってしまうというペナルティが存在します。

・地形効果が大きい

本作では、地形効果が全体的にかなり高く設定されています。
武器の3すくみもありますが、それ以上に地形効果は大きいため、積極的に活用していきましょう。

・増援の出現は防げない
本作では、増援出撃ポイントを塞いでも、出現を止めることはできません。
本来の出現ポイントとはズレた位置で増援が登場します。
しかし、増援が出現する位置は地形効果が高い場所だったりすることが多いので、その上に強いユニットを待機させておけば、有利に対処することができるでしょう。

感想(ネタバレ無し)

クリアし甲斐のある、手強い作品で面白かったです。
ハードだからかもしれませんが、守備力が高いユニット以外は、攻撃を受けるとすぐに倒されてしまうため、いかに反撃を受けないようにするかという点に悩まされました。
一周目は、とりあえずクリアをしようということで、同梱の攻略情報は見ずにプレイしました。
ハイスコアを狙って詰めていくのなら、ハードをクリアして、初めてスタート地点に立つのかなという印象です。

出撃可能ユニットが少なめなので、誰を育てていくかという選択は、重要だと感じられました。
同じクラスの味方ユニットは複数いるので、同梱の攻略情報で成長率を確認した上で、育てるユニットを選んでいくと効率が良いと思います。
僕は、一周目は攻略情報を見ずにクリアしようと思ったので、誰を育てていくのかなかなか決まらず、中途半端な育成となってしまったユニットも出てしまいました。
長編作品ではないので、育てるユニットを迷っているヒマはあまりありません。

最初からある程度育っているユニットより、レベル1のユニットの方が高成長率な場合が多いですが、育てている時間が少ないのも事実です。
加入時に低レベルのキャラは、ある程度切り捨てることも必要だと思います。


ボーナスポイントは、最終的に2095となりました。
第10章や第11章でガンガン味方が倒されてしまったり、ボーナス交換アイテムを結構利用したので、だいぶ減らされているかと思います。
クリア後のコメントによると、5000以上行けばプロだそうです。

まず目指すべきところは、ハードで味方負傷無し+ボーナス使用無しというところなのでしょうが、それだけでも結構大変そうだなという感覚があります。
完璧を目指そうとしてプレイするのではなく、自分のレベルと相談しながら、ある程度の目標を設定して遊ぶのが、本作を楽しむコツだと思います。

攻略メモ+キャラ使用感(ネタバレ有り)

同梱の攻略情報に色々とコツが書いてあるので、そちらを読めばあまり間違いは起きないはずです。
後半はかなり難易度が高くなってくるので、少しだけメモを書いていきます。

攻略メモ

・第10章
戦闘要員の確保が重要なので、みづきは出撃させずに、大量にカギを購入して代用しました。
また、回復役も一人だけとして、ロングヒールやポーションで補うのが良いかと思います。
床全体に魔防が上がる地形効果が付いているので、弓で攻撃できるユニットが2人いると、戦いやすいと感じます。

5つある宝箱の部屋に侵入すると、階段からシャドウゲイト持ちのドルイドが即出現します。
危険なので、クリア間際にコラット以外のユニットを総動員して回収するのが良いかと思います。
宝箱の中身は、主にステータスアップアイテムです。

・第11章
敵主力の騎馬部隊を、ある程度西側におびき寄せたあと、一部の壁役を置いて、東側からボスの下へ速攻を掛けました。
スペシャルボーナスを得られるようにするには、敵増援ともガチンコでやり合わなくてはいけないのですが、とりあえずクリアできればいいやと逃げました。
槍兵が多いので、育っているのなら斧使いやモビルファイターに壁役をさせるのが良いでしょう。

・第12章
最初のゼルハルト隊の猛攻がきついですが、HPや守備をある程度上げた魔法使い系にグリードを使わせれば、一人でも殲滅できます。
ゼルハルトの攻撃力は高いので、攻撃範囲に入らないようにしましょう。
ゼルハルト隊さえ捌いてしまえば、あとは積極的に動いてくるわけではないので、落ち着いて処理できます。

キャラ使用感

最終マップに出撃させたメンバーについて使用感を書こうと思います。

・コラット

成長率が良いため、最終的には非常に頼れるユニットとなりました。
ボーナス武器と癒しのオーブを持たせて、単独で戦わせることが多かったです。

・ロザリア

序盤の頼れるイメージが抜けきらず、結局そのまま最後まで使ってしまいました。
速さが低いのが致命的ですが、武器で補って何とか戦い抜きました。
正直、別のユニットに見切った方が良かったかなと思っています。

・セドリック

力は低めですが、かなりのマップで活躍しました。
威力重視の銀の弓と、命中重視のプラウドボウを使い分けて、最後まで主力として戦いました。

・リュミエル

技や速さも十分ある魔法使いキャラとして使いやすかったです。
一撃で倒されない程度の耐久力があれば、グリードを持たせて無双できます。

・アリス

正直マリアでも良いのですが、若さで抜擢しました。
回復役に専念するのみなので、特筆すべき使用感は特にありません。

・マリス

リュミエルほど育てることはできませんでしたが、2番手の魔法使いとして役立ちました。
グリードで追撃できるくらいの敏捷になれば、もっと良い評価になります。

・アルフ

力と移動力でセドリックに勝る弓使いです。
こちらも登場時からそこそこ育っているため、最後まで十分使うことができました。

・エモリア

一撃が重いアタッカーで、メガトンハンマーで多くの敵を砕いてきました。
敏捷に難がありますが、敵の魔法使い系なら一撃でも倒せるくらいの攻撃力は魅力です。
あまりタフでないため、前面には出しづらいところです。

・マリア

登場時から既に完成されている回復ユニットです。
魔防はかなり高いため、魔法使い相手なら壁にもなれます。

・マリエッタ

フラウとどちらを育てるか迷ってしまい、結局育てることができませんでした。
育てば強いんだろうなという気配はあります。
最終マップでは、たぶん別のユニットを出撃させた方が良かったように感じます。

そのほか、本ブログで紹介しているゲームをまとめた記事はこちらです。
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