リアル麻雀組とネット麻雀組の意識の違いを考える

麻雀
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世の中には、大きく分けて、2種類の麻雀があります。
実際に牌を触りながら打つリアル麻雀、そしてコンピューターを通して、牌は実際に触らないネット麻雀です。
どちらも同じ麻雀ですが、両者のプレーヤーではその気質や戦い方にかなり差があります。

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pixel2013 / Pixabay

リアル麻雀組の特徴

リアルでしか麻雀を打たない人の特徴は、戦う相手がその個人になっているという気がします。
つまり「この人はこういう打ち方だから、こうだ」とか「危険牌をノータイムでどんどん切ってくるので、かなり高い手をテンパイしている」など、人間を見た判断の比重が多い気がします。
セット麻雀、フリー麻雀の常連に多いタイプです。
実際に対面するからこそ、印象に強く残る部分も多いのだと思います。
このタイプの強みは、自分の判断に自信を持って信じられることだと思います。
短所にもなりうる部分ですが、自分の判断に殉じられるというのは思い切りの良さにつながるので、押し引きが正しければいい結果になります。

しかし、悪い部分ももちろんあります。
自分の判断に固執するあまり、ミスを認められなかったり、客観的な視点が抜け落ちてしまいがちです。
また、他人の所作を気にするあまり、ブラフに引っかかってしまったりするなど、自分の打ち方以外の部分に集中力を割いてしまいます。

 

ネット麻雀組の特徴

ネット麻雀組の良い特徴としては、勉強熱心という部分でしょう。
積み上げられていく成績が、しっかりと数値に残るため、それを良くしていこうと学んでいく姿勢を持っていることが多いです。
また、不特定多数のメンバーと麻雀を打つため、打ち方の癖がどうとかという不確定なものに頼らない傾向が強いです。

短所としては、リアル麻雀を行うとき、ネットで打っているように打てなくなる人が多いということです。
リアルでは、鳴きたい牌が出てきたときに止まったりしませんし、振りたくないときに必要以上に怖がってしまうことがあります。
そういう際に、いつもと同じメンタルで打てるかどうか、大事になってきます。
サイコロでの場所決めや、牌山の分け方など、自分がやり方を知らずに出来ないだけで、周りに対して気後れしてしまう場合もあります。
ネット麻雀で自信があっても、リアルである程度慣れておかないと、自分の力を発揮しにくいのではと思います。

考察

最近感じるのは、ネット麻雀組のレベルが上がってきているような気がします。
特に近年、良質の麻雀の戦術本がベストセラーになっていますが、執筆しているのはみんなネット麻雀出身の人たちです。
統計やデータを取りやすいネット麻雀組の方が、そういった研究が進みやすいのでしょう。
戦術本ばかり読み漁り、頭でっかちになっていく人たちは、「量産型デジタル雀士」と揶揄されることも多いですが、勉強熱心なのと向上心があるのは、やはり良いことだと思います。
素直に強い人の意見を受け入れて、修正をしていくことは大事です。

一方、(自分の周りだけかもしれませんが)リアル麻雀組は、ネット麻雀なんて牌が操作されているとか、実際に向き合わないと面白くないとか、そういった理由で拒否している人が多いです。

自分の打ち方を見直したりするためには、牌譜が残るネット麻雀の方が、圧倒的に有利だと思うのですが・・・

「お金が賭かっていない麻雀なんて面白くない」という意見も、多いように感じます。
しかし、ネット麻雀組も、自分の成績や段位というものがかかっているので、ある意味お金では買えないものをかけて戦っていると思います。

ともかく、ネット麻雀の影響というものは、無視できないところまで大きくなってきていると思います。
これから強くなりたい、勉強したいと思っている人は、活用することで効率よく上達できるようになると思います。

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