漫画感想「保安官エヴァンスの嘘」(栗山ミヅキ)

漫画・アニメ
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週間少年サンデーで連載されている「保安官エヴァンスの嘘」を読んでみました。

格好いいタイトルだなと思いつつ、中身は勘違い・すれ違い系のギャグ漫画でした。

非常に面白かったので、今回はその感想を簡単に書いてみます。

あらすじ

(公式ホームページより)
強き者が掟であった頃、西の荒野のどこかで…全ての犯罪者が最も恐れる保安官がいた。
彼の名はエルモア・エヴァンス。
「モテたい」。
その思いを幼少時から持ち、磨いた銃の腕前は超一流。だが彼は、未だに恋人いない歴イコール年齢。
その事実はひた隠し、西部の荒くれ者たちと渡り合いながら、保安官エヴァンスは今日もカッコつける…
「恋愛?興味がないな」。
最強ガンマンのウエスタン・コメディー!!

キャラクター

(公式ホームページより)

:エルモア・エヴァンス

全ての犯罪者が最も恐れるという保安官。銃の腕前は超一流。
言動には隙がなく、守っている町の人々からの信望は厚い。
だがその実力は「モテたい」という強すぎる気持ちが形成しただけ。
基本的に女性の前でカッコつけすぎるため、ストレートに気持ちを伝えるのとか無理。

:エヴァンスの父

エヴァンスの回想の中にちょくちょく出てきて名言を吐く。
時と場合によるが、その発言はかなりゲスな時もある。

:テッド・ホール

保安官助手。
西部最強の保安官であるエヴァンスのことを尊敬している。

:フィービー・オークレイ

賞金稼ぎ。
そして生娘。
射撃の腕前は超一流でエヴァンスと張り合うほど。
エヴァンスの言動に照れる側面もあり、恋に発展する可能性もあるかもしれないが、プライドが邪魔をしている。

感想・解説

基本的には一話完結型のギャグ漫画です。

実力十分のゴルゴ13のような保安官が、女性にモテたいという原動力で行動する漫画です。
しかしそんな不純な動機の行動の結果がすべて、立派な仕事に繋がってしまうのが面白いところです。

不純な目的ながら、主人公エヴァンスの根がマジメなので、好感がもててストレスがありません。
本人はモテたくて格好をつけているだけなのですが、超一流の実力を伴っているので、結構普通にモテています。
しかし、そのチャンスを生かせないところに、共感してしまいます。
そしてライバルキャラのフィービー・オークレイは、ツンデレな一流賞金稼ぎで、エヴァンスのことが気になっている(ちょろい)女性キャラです。
お互いに相手のことが気になっている間柄なのですが、彼女もあまのじゃくな性格であるため、なかなか仲が発展しません。

他の漫画で言うなら、ちょうど「かぐや様は告らせたい」と状況はそっくりです。
こちらの作品が好きな人は、非常におすすめしたいです。

作者の栗山ミヅキ氏は、この作品が初連載のようですが、毎回安定した面白さを提供してくれます。
キャラが柔らかめなので、ギャグ展開でもシリアス展開(そんな展開はまだないですが)でも、どちらの展開でも行こうと思えばいけそうです。
しかしこの緩い感じで、ぜひとも頑張って欲しいと思っています。

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