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ステータス確認探偵(フリー・推理アドベンチャー)紹介・感想

ゲーム
この記事は約4分で読めます。

銘宮(めいみや)さまによる推理アドベンチャーゲーム「ステータス探偵」をプレイしました。
ゲームの中の世界で起きた殺人事件を、ステータス画面の情報をもとに推理していくアドベンチャーゲームです。
作中の設定を存分に活かしたトリックと展開がとても面白い作品でした。

難易度ノーマルで、クリア時間は約2時間でした。
(EXTRA解放まで)

ダウンロードはこちら

BOOTH

ゲーム概要(ネタバレ無し・序盤の導入部には言及)

MMORPGの世界「オムランド」内で、冒険者が嫌になって探偵となった主人公・ハイゼを操作し、殺人事件を解決に導くのが目的の推理アドベンチャーゲームです。

ゲーム内夫婦である相棒の倉野が殺人犯として捕まってしまい、日付が変わるまでの4時間以内に濡れ衣を晴らさなければ、ハイゼも連絡責任で罰せられるという状況です。
新米探偵のハイゼは、無事事件を解決することができるのでしょうか。

 

基本的にはテキストを読んでいき、必要に応じて画面をクリックしてゲームを進めていきます。
捜査モードでは、画面内の怪しいものをクリックして手掛かりを集めていきます。
背景画面をドラッグして視点をぐりぐり動かせるので、部屋を見回して調べる場所がないか探索していきます。

 

またゲーム中はいつでも、登場人物のステータス画面や過去ログを確認することができます。

過去ログは意外と高機能で、特定の単語で検索し、その言葉を含むログだけ表示するフィルターをかけることができます。
どこかで聞いた話だなと思ったときに、過去ログから検索しやすくなっています。

推理アドベンチャーなので、要所で問題が出されます。
何度間違えても大丈夫ですが、間違えるたびに右上に表示されている「セイセキ」が下がっていきます。
難しいと感じた場合は、■(トークン)を使用して、ヒントをもらうことができます。
トークンは、最初から与えられているもののほかに、後述の謎解きクイズを解くことで得られます。

 

ゲーム中、色々なところで上記のような謎解きミニゲームが入手できます。
こちらはどのタイミングでも挑戦することが出来ます。
クリアするとヒントをもらうためのトークンが得られます。

タイトルからオマケシナリオである「EXTRA」を選ぶためには、この謎カード5枚を全て入手し、クリアすることが条件となっています。
プレイ時には積極的に集めて、随時チャレンジしていきましょう。

 

難易度に関しては、ゲーム開始時に選択できます。
僕はノーマルで遊びましたが、しっかり推理に挑戦したいという人はハードを選ぶのも一興だと思います。
逆に、ストーリーをサクサク楽しみたい人は無理せずイージーを選ぶとストレスが少ないと思います。

他には、オンラインモードという独特なモードを選ぶことが出来ます。
ゲストプレイヤーを招待して、物語を同時に体験することができるものです。
ゲーム進行はホストが行い、ゲストは資料やログの閲覧のみ可能です。
僕は利用しなかったモードですが、複数人で実況配信を行う際に利用すると面白いかもしれません。

感想(ネタバレ無し)

難易度ノーマルを、約2時間でクリアすることが出来ました。
ゲーム内のシステムやステータスを利用した謎が多く、RPGなどに馴染みがある人であればスムーズに物語に入っていけると思います。

ステータス画面や能力値が謎を解く手掛かりになっているという点は、過去に紹介した「ヘビの命」と共通する面白さがあると思います。
謎を解くための手掛かりや伏線についてはかなりフェアに提示されているので、真相が明らかになってからプレイし直すと、色々とヒントが示されていることに気付くことでしょう。

逆転裁判シリーズのように、新たな事実の発覚により事件の状況がどんどん変わっていきます。
ネタバレになるため詳しくは書きませんが、核となるトリックがゲーム内世界のシステムを存分に活かしたものとなっており、とても鮮やかでした。
見破れなくて悔しいというよりも、騙されることによる清々しさを覚えました。

個人的に、難易度としては普通~やや高いくらいだと感じました(ノーマル)。
とはいえ必要であればヒントが得られますし、(評価は下がるものの)総当たりで選択肢を選ぶことでクリアは可能です。
それほど長い作品ではないので、2時間くらいのミステリー映画を見るつもりで楽しんではいかがでしょうか。

 

ちなみに、好きなキャラクターは主人公のハイゼです。
何となく気だるげな表情とは裏腹に、スタンダードな人間性で、探偵らしく鋭い所とテキトーな所が同居している点が好きです。

そのほか、本ブログで紹介しているゲームをまとめた記事はこちらです。
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