ノベルゲームの感想・レビューの書き方について考える

ゲーム
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はじめに

今まで、色々なゲームの紹介や感想の記事を、本ブログで書いてきました。
ブログを初めて当初に比べると、書くことにも少しずつ慣れてきたため、形が定まってきました。

しかしその中で、ノベルゲームの感想・レビューを書くのは、いまだに難しいと感じています。
その理由は、ノベルゲームというジャンルの特徴にあると思います。

ノベルゲームは基本的に文章を読むことがメインであり、RPGのように戦闘や育成があるわけではありません。
そのため感想を書こうとすると、どうしても物語の内容が中心となってしまいます。
物語の内容に踏み込むというのは、少しハードルが高い行為なので、僕の中では難しく感じられるのだと思います。

難しいなと思いつつも、少しずつ書き出しやすい方法が分かってきました。
今回は、その方法についてまとめて、紹介してみようと思います。
ノベルゲームの感想を書くことが苦手な人や、敷居が高いと感じられている人に、書き方の一例として役立てていただければと思います。

ノベルゲームの感想をいつも発信されているレビュアー様には、いつも読みながら書き方を勉強させてもらっています。
この場を借りて御礼申し上げます。

感想とレビューという言葉の使い分け

いきなり本題とは逸れますが、先に本ブログでの感想とレビューという言葉の使い分けについて、書いておきます。
僕は以前、「感想」は主観的な意見、「レビュー」は客観的な意見のような意味で捉えていました。
しかし色々と調べたり考えたりするうちに、どうもこの捉え方はちょっと違うな、ということがわかってきました。

現在の僕の考え方としては、感想=「誰かに意識して向けたわけではない、主観的な独り言」で、レビュー=「第三者に向けて、主観を交えて紹介すること」という分け方で捉えています。
どちらも主観というくくりの中である、という考えです。

主観を完全に排除してゲームを語ることは不可能でしょうし、この分け方は自分で考えたものではありませんが、自分の中でしっくりくる考え方でした。
そういうわけで、本ブログで「感想・紹介」と表記している記事については、一般的にレビュー(主観を交えた紹介)と呼ばれているものと捉えてもらって良いと思います。

ちなみに「批評」というレベルになると、「第三者に向けて、客観的な評価を伝えること」になるそうです。
どうやって客観的な評価を伝えるのかというと、読み手に自分の評価基準を公開することで、それが可能になります。
自分の評価基準を定義しておき、その定義した同じ物差しを使うことで、作品を相対的に比べることが可能になります。
物差しが妥当かどうかの問題はありますが、公開された同じ物差しを使えば、その物差し上において、客観性は保たれると考えられます。

本ブログで書いている記事のほとんどは、感想・紹介(レビュー)までであり、批評までは行っていません。
批評家は大変そうなので、今のところはプレイヤーとして楽しむこと、そしてその楽しさを共有できるように広めるということを中心に活動していきたいと思っています。
ずっと同じ物差しで測るよりも、自分の物差しを作品に合わせて変形させた方が楽しめると感じています。

くどくどと書きましたが、感想とレビュー(と批評)についての使い分けを記しました。
今から書くのは、感想なのかレビューなのか、それとも批評なのかということを意識しておくと、少し書きやすくなるのではと思います。

ネタバレ無しの感想・レビューの書き方

ノベルゲームの感想を書こうとするとき、ネタバレを完全に排除することは難しいと感じます。
前述したように、ノベルゲームは、ゲーム部分がほぼ物語の内容と重なっています。
そのため、物語の内容に言及してしまうと、ネタバレに繋がる可能性が髙いです。

そうはいっても、ノベルゲームのコンフィグ面などの環境設定機能だけ説明していても、ほとんど意味の無い内容となってしまいます。
ノベルゲームの紹介をわざわざ検索して読みに来ている人は、おそらく、面白そうならプレイしようかなと興味を持っており、自分がプレイする後押しを求めていると考えられます。
そのため、ネタバレを完全に排除するよりは、序盤の展開くらいなら、ある程度言及してしまって良いのかなと僕は考えています。

どのあたりから面白くなってくるのか、どういう面白さなのか、どのキャラクターが見所なのか、どこまで書いてしまうのかは、レビュアーのさじ加減です。
ただし、叙述トリックやどんでん返し系の展開があるものは、それを書くことにより面白さが減少してしまう場合もあるので、線引きが難しいところです。

僕が紹介で書いてしまっても良いかなと思う要素は、以下の通りです。

・既読スキップ、セーブ数などの機能面
・序盤の展開を少々
・物語やキャラクターの見所
・クリア時間、エンディング数、攻略難易度

これくらいの要素であれば、書いてしまっていいだろうと思います。

ネタバレ有りの感想の書き方

さて、ネタバレ有りの感想であれば比較的自由に書けるので、制約がなく楽だと思います。
ただし、冒頭に「ネタバレあり」と必ず記載しておくようにしましょう。

自由に書いていいと言われると、かえって何を書けばいいのか分からなくなってしまうのはよくあることです。
僕も最初は、どう書いていいのかよくわかりませんでした。

しかし色々と書いていくうちに、意識すると書き出しやすい項目があることがわかってきました。
自分だけかもしれませんが、いくつか紹介しようと思います。

心に残った場面について書く

感想を書こうと思い立った作品であれば、心に残った場面がどこかにあるはずです。
感動した場面もあれば、笑ってしまった場面、熱い場面や恐怖した場面、怒りや悲しみを感じた場面など、色々な場面があると思います。
その場面で湧き上がった感情について、しっかりと感じ切って素直に書けば、文章を読んだ人にも伝わると思います。
この点は、割と書きやすい項目だと思います。
まずはシンプルに書いて、後から肉付けしていけば良いと思います。

キャラクターについての印象を書く

登場人物について、印象に残った人物を書いていきましょう。
全員について書こうとすると、印象が薄いキャラについては書きにくくなるので、まずは心に残った人物だけでも良いと思います。
印象が強いキャラクターなら、そのキャラの見せ場もまた、心に残った場面になるはずです。

好きなキャラクター・嫌いなキャラクターの感想を書いていると、思い出す場面は多いはずです。
感想を書くときは、ここから手を付けてみると書きやすいと思います。

作品のテーマについて考えて書く

難易度は高めですが、作品のテーマについて考えてみるのも一つの手だと思います。
ここまでいくと、感想ではなく「考察」になってしまうかもしれません。
しかし、その作品のテーマを考えるということは、作品のさらなる理解に繋がると思います。

この項目での「テーマ」については、以下のサイトの考え方を参考にしています。

物語の才能 面白いストーリーの作り方(ヒロなんとか様)

テーマとは「主題」であり、作者が作品を通して描いているものです。
テーマを表現するための方法である「コンセプト」とは違いますし、作者の考えを伝える「メッセージ」でもありません。
作品に何が描かれていて、自分は作品の何に感情を動かされているのか、自分と作品の両方に向き合う必要があります。

究極的には、「私はこの作品のテーマをこうだと解釈した」という表明であっても、それを他人に押し付ける訳でないのなら、良いのではないかと思います。
ただし考察をするのであれば、自分の説の根拠を作中から集めてくるなど、少々大変なことになってきます。
考察ありきの作品でない限りは、気楽に読んだ方が楽しめるかと思います。

面白いノベルゲームには、必ずテーマが存在しているはずです。
面白い理由を他人に説明する際、テーマまで考えることができれば、より説得力をもって伝えられるのではと思います。

また、テーマについて考えながら読み返していると、新しい発見があったりします。
それなりのエネルギーがいることですが、僕の場合、好きな作品だと不思議と苦になりません。
もしここまで書けるのであれば、その熱量は読者にも伝わると思います。

終わりに

色々と感想の書き方について挙げてみました。
なぜ、ここまで色々と感想を書くことをおすすめするかというと、より作品を楽しめる力がつくと思うからです。
楽しめる力が高くなれば、面白いと感じる作品がどんどん多くなっていくのが実感できると思います。

まずは簡単な感想からで良いと思います。
文章上は同じ感想の人がいたとしても、自分が感じたものは、世界で自分だけのもののはずです。
短文で一言だけでも、ツイートするだけでも、書いて反応が得られると楽しいものです。

そのほか、本ブログで紹介しているゲームをまとめた記事はこちらです。
本ブログで紹介しているゲーム系の記事まとめ

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