レイジングループ(ビジュアルノベル)紹介・感想

ゲーム
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ケムコの長編サスペンスホラーゲーム『レイジングループ』(Steam版)の紹介・感想記事です。
以前から面白いという噂を聞いていて、ずっとプレイしたいと思っていた作品です。
2015年にスマホ用とゲームとして配信され、2017年にはPS VITA、PS4、Switch、PC版と広く展開されていきました。
ちょうどSteamで割引されていたということもあり、今回購入してプレイしました。

Steamでの評価が「圧倒的に高評価」となっているのも頷ける面白さです。
クリア時間は約25時間でした。

購入はこちら

Steam(2023年11月時点で\3,056)

DLsite(2023年11月時点で\3,055)

App Store(メインルート1本+αを無料でプレイできるバージョンあり、その後は\1,600必要)

ゲーム概要

システム

本作は、公式サイトの文言を借りるなら「人狼×和風伝奇ホラーノベルアドベンチャー」というジャンルのゲームです。
文章を読んでいき選択肢を選ぶという形式なので、本ブログでの区分で言うとビジュアルノベルということになります。

作中の選択肢では、特定のルートを通過することにより入手できるKEY(フラグのようなもの)が無いと選べないものがあります。
いわゆるバッドエンドではKEYが手に入ることが多く、ゲームを先に進めるためにはバッドエンドを見ることが不可欠です。
選択肢はあるものの、プレイヤーがどのようにゲーム本編を進めていくかはKEYによって大まかに制御されているため、事実上、ほぼ一本道の作品であると言えます。

本作ではこのシステムが複雑にならないよう、進行状況はチャートによって見やすく工夫されています。
チャート上はいつでも自由に移動することができるため、選択肢に戻ることや、KEYによって新たに解放された選択肢を探すことも簡単です。
セーブスロットは20個用意されていますが、チャートでいつでも任意の場所に移動できるため、それほど必要とはならないでしょう。

バッドエンドに到達すると、もれなくゆるーい雰囲気のヒントコーナーを読むことができます。
ヒントコーナーではそのエンドの解説や、直接的な攻略を教えてもらうことが出来るので、詰まることはないと思います。

あらすじ

物語本編は、房石陽明(ふさいし・はるあき)と名乗る青年の視点で語られます。
バイクに乗り、ひとり傷心旅行に出ていた陽明は、休水(やすみず)というおおかみ信仰の残る村に迷い込み、「黄泉忌みの宴」と呼ばれる儀式に巻き込まれます。
そして死んでしまっても、なぜか最初の日に「死に戻り」をしてしまう陽明は、村の謎を解き明かし、ループから抜け出すことができるのでしょうか。

以上のような導入で物語は始まります。

感想・見所など(プレイ前の人向けにネタバレ控えめ)

あらすじで書いた「謎のデスゲーム」というのは「汝は人狼なりや?」というゲーム、いわゆる人狼ゲームをモチーフとしたものです。
作中では「黄泉忌みの宴」と呼ばれており、ゲーム中の用語は、村に伝わる儀式として馴染む雰囲気の言葉に変更されています。
人狼ゲームを全く知らない人から良く知っている人まで、サスペンスチックな物語が楽しめると思います。

ゲーム本編のルートとしては、大きく分けて4つあります。
人狼ゲームとしての内容をじっくり描いた3つのルートと、事件の根本的解決に向けた集大成となるルート1つです(4~5時間×4本)。
それらをクリアした後にはエクストラシナリオと、各キャラが心の中で思っている内容のテキストが増える暴露モードが追加されます(約5時間)。

個人的には、人狼ゲームをじっくり描いた最初の3つのルートの雰囲気が非常に面白く、寝る時間を惜しんでプレイしてしまったほどです。
誰かが確実に嘘をついているという疑心暗鬼と、議論の場での話の誘導など、「誰を信じるか?」がすべてである人狼ゲームの政治性がよく描けていると感じました。
作中では、人狼ゲームと違って実際に死ぬわけですから、ゲームのセオリーが通じない箇所やゲーム外のイレギュラーが起こるため、最後まで飽きさせない展開が続きます。

 

その他の見どころとしては、主人公の房石陽明の言動です。
最初は、暗い山道から村に迷い込んだ不運な旅人という形で、プレイヤーの分身的な立場として、作中の世界に没頭するために一役買ってくれています。
持ち前の頭の切れと口の上手さを使い、ループ物の主人公として、ストレスのない期待通り(以上)の行動をしてくれます。
そのため、作中でプレイヤーが「もっとこういう風に行動すればいいのに」というストレスを感じることはほとんどありません。

 

それどころか、物語が進むと、しだいにプレイヤーの上を行くムーブを見せ始めるようになります。
異常なまでの状況適応の早さや物分かりの良さを見せ、プレイヤーの分身としての存在から乖離していき、ゲーム開始時から終了時までに人物像が大きく揺らぐこととなります。
もちろん、それには相応の理由があるので、主人公の立ち振る舞いも見どころの一つと言えます。

面白さのタイプとしては、『STEINS;GATE』『ひぐらしのなく頃に』等に似た面白さのエッセンスが感じられるため、これらが好きな人には、よりお勧めしやすい作品だと思います。

感想(ネタバレ有り)

全体の感想

未読テキストを全て既読にするまで、約25時間かかりました。
最後に出てくる暴露モードは、暴露部分以外は既読スキップをして読みました。

結論から言うと、ここ数年プレイしたノベルゲームの中で、トップクラスの熱中度だったと思います。
特に、黄泉・機知・暗黒ルートの3つのシナリオは、人狼ゲームのリプレイを読んでいるようで、止めどきがなくグイグイ引き込まれました。
単純な推理ゲームと違い、ループによって狼が誰か分かっていても、それを信じてもらうための説得材料がなければどうしようもない、という点が面白いです。
下手に立ち回ると、自分が嘘をついていると思われて吊られかねません。
もっとも、陽明はその辺りの頭の回転が早いので、下手な立ち回りでプレイヤーがいら立たせられるということはありませんでした。

おおかみ信仰の真実を解明していく神話ルートは、前の3つに比べるとそこまで熱中はしませんでした。
能里ルートと呼んでも過言ではないほど彼とイチャイチャできたのは楽しかったですが、民俗学的な要素よりも、人狼ゲームそのものの方が面白過ぎたせいかもしれません。
地名の本当の由来が解き明かされたりする過程はワクワクして面白かったです。

陽明が神に扮して村人たちに言葉をかけていくシーンは、休水にかけられた呪いが祓い清められていくように感じました。
プレイヤーと陽明しか知り得ないエンドを、単に失敗した結末と捨てるのではなく、村人たちのプラスになる形に還元することで、全ては無駄ではなかったという気持ちになりました。

ひつじさんの能力関係の話は若干戸惑いました。
事件を解決するために、ループ能力を持つ人物が、黒幕の他にもう一人必要なのはわかりますが、ややご都合主義的な部分を感じないではありませんでした。
ともあれ、信用できない語り手である主人公が、胡散臭い持ち味を十分に発揮して神をも騙す展開は痛快で「やられた!」と思いました。
「ええと、」の口癖を知ってから、最初から読み直していると新たな発見があって面白かったです。

以下、各ルートやキャラについて個別に感想を書いていきます。

黄泉ルート

最初のルートということもあり、ルート1つまるまる大掛かりなチュートリアルと言ってもいい話だったかもしれません。
ルール外で人間側が死ぬことが多く、本来の人狼ゲームとは違うのだとということを思い知らされました。
切れ者過ぎる主人公がなかなか宴に絡めないので、どんどんみんなが殺されていくのを歯がゆい思いで見ていました。
最後の最後に全く謎の存在(かみさま)が出てきたシーンが、謎が極限まで深まるマックスだった気がします。
『かまいたちの夜』で言うなら、「サバイバル・ゲーム」のルートに近い行き詰まり感を覚えました。

村から脱出できないラストですが、最後の「せめて、休水の一員として、黄泉忌みの宴に参加していれば。」という一文で、次のルートへのワクワク感を抑えきれませんでした。

機知ルート

周回主人公の本領発揮というルートで、とても楽しかったです。
序盤は記者二人を生存させるために、とにかく「やることが…やることが多い!」という状態でした。
しかしせっかく頑張ったのに、結局橋本さんが最初にけがれで死亡してしまうのは残念でした。

黄泉ルートとは配役が違うため、新鮮な気持ちでプレイできました。
陽明が、人狼ゲームにおける重要な役割を割り当てられたことで、見えてくることが多く面白かったです。
宴に参加すると、やはり陽明は水を得た魚のように、生き生きとしているのが感じられました。
ただし新参者という立場での参加なので、答を知っていても思うように進められないもどかしさもあり、自身がくくられてしまいそうな緊張感がありました。
匠の信用を勝ち取るために匠に投票し、翌朝、腹を割って話すシーンが好きでした。

李花子さんがチョロ可愛いルートなので、割と癒されました。
狼の二人は、どちらもクレイジー感ある配役でお似合いでした。
モッチーが、あまり着ない学ラン姿で散弾銃を構えている一枚絵が、格好良くて好きです。
無事勝利する展開では、陽明が狼の手足を切り落とすことを提案して、周りからドン引きされるシーンが印象に残っています。
ループし過ぎて倫理観がガバガバになっているのが感じられました。

最後、大団円で終わったかと思ったら、なんとジェノサイドで終わり、どん底に叩き落されるシーンは印象的でした。
まだまだゲームの先は長そうだ、ということを予感させられて、心地良い絶望感に打ち震えました。
暴露モードをプレイすると、陽明がいったん去った後どういう流れでこの状況になったかが一応把握できました。

暗黒ルート

機知ルートでは、人間側としてかなり優勢を保ってクリアできました。
その後、ついに狼の配役が回って来るというシナリオで、ダークなワクワク感がありました。
基本、人間側に嘘を言いながら自分に向けられた疑いを逸らしていくことになるので、綱渡りのようにハラハラするシーンの連続でした。
特に人間側の橋本さんが厄介な強敵で、『刑事コロンボ』や『古畑任三郎』の犯人役になった気分でした。
「へびに自分を調べてもらいたい人はいますか?」、と巧妙な罠を張って来るシーンは、即バッドエンドに繋がりますし、本当に嫌らしかったなと思います。
引っかかれば良し、引っかからなくても別に疑いを消すわけではない妙手だったと思います。

しかし自分が人を殺す側のルートは、やはり明るい雰囲気になるはずもなく、全体的に陰鬱な空気感が漂うルートでした。
自分の正しさの基準を周りに委ねてしまいがちな陽明が、どんどん殺人鬼のようになっていってしまうのは仕方ないのかなと思います(それが千枝実の言う「かみさま」の力なのでしょう)。

終盤で、人数がかなり減ったあとは狼役の容疑者が絞られるため、疑心暗鬼な雰囲気がかなり強くなります。
家探しで携行ライトが発見されるという、宴の外で狼が絞られるシーンでの言い訳は苦しいですが、ああ答えるしかない場面なので印象に残っています。

神話ルート

黄泉忌みの宴に参加するのではなく、宴そのものを回避する手段を模索するルートです。
千枝実もループしているとは思わなかったので、やや驚きました。
そうすると、結構ループ時の記憶を保持しているキャラが多いんだなと思います。
陽明、千枝実、李花子、かみさま(間接的ですが)と4名いることになります。

前半は、おおかみ信仰の真実を解き明かすために能里氏と一緒に資料を探す展開です。
能里氏とイチャイチャできるので、実質能里ルートと言ってもいい内容です。
この辺りの謎解きはワクワクする部分ではありましたが、前3つのルートが面白過ぎたこともあり、少し読むのが大変でした。
宴が人の力で運営されているというのは賛否両論ありそうですが、それはそれで怖さがあるので、個人的にはそれほど気にはなりませんでした。

最後、陽明がよもつおおかみに扮して村人に語り掛けていくシーンは、宴の締めに相応しいシーンだったとのではと思います。
他のルートを選ばれなかった未来として切り捨てるのではなく、宴からの解放に使われたことで、各ルートでの悲惨な結末が報われる感じがしました。

最後の、「房石陽明って誰ですか?」には痺れました。
主人公の正体を最後の最後で切り札に使ってくるかと、してやられたなと感じました。

その後のエクストラ、暴露モードなど

エクストラの小噺については、まあオマケ程度の番外編ということで楽しみました。
本編とは独立しているエピソードなので、読んでも読まなくても…といった印象です。
美辻の能力関係の話は別作品の宣伝を兼ねているようなものでした。
ちゃんとエクストラと銘打たれているので、あれこれ文句を言うつもりはありません。

暴露モードについては、なかなか面白かったです。
こういった長編ノベルを読み返すということはあまりしないのですが、各シーンにおいてキャラがそれぞれどのように考えていたかが分かるのは、新しい発見もあって面白かったです。
特に、本編中では考えが良く分からなかった人たちの頭の中が分かるので、キャラクターの理解度が深まったと思います。

キャラクター別感想

・房石 陽明
単なるプレイヤーの分身として描かれるキャラではなく、ゲームを進めるほど、プレイヤーとの乖離が著しくなっていくのが面白かったです。
善悪に頓着が無く、好奇心モンスターとしてどんどん首を突っ込んでいくというのは、作家をやっていく上では優れた資質なのでしょう。
神話ルートで神を騙った語りは、良い方向に働けば教祖にでもなれる力ですが、悪く言えば詐欺師としての本領を発揮したとも言えそうです。
つちぐもとして復活した裏切りオールナイトエンドで、李花子と生きていく追加エンドは、無邪気で彼らしく感じました。
一番目にする機会が多い彼の立ち絵の顔は、顔が大きめに見えるのですが、裏切りオールナイトエンドで触手に捕えられている顔は「あ、李花子さんどうも」みたいな朗らかな感じで好きです。

・芹沢 千枝実
最初の黄泉ルートでは、迷い込んだ陽明を助けてくれた親切な女性という立ち位置で、正ヒロイン感がありました。
その後、実はループを繰り返して精神のバランスが崩れた殺人鬼のような立ち位置になり、クレイジーなキャラクターというイメージが強くなりました。
最終的には陽明の良きパートナーという立ち位置に収まり、良かったと思います。
しかし陽明と同じようにループしている人間なので、宴攻略中に機嫌を損ねるとすべてをぶち壊しにされかねない危うさが、扱いづらそうだなと感じます。

・回末 李花子
機知ルートでは陽明にベタ惚れの様子が見てわかり、可愛らしかったです。
ラスボスではあるものの全知全能ではなく、宴も割と真面目にプレイしているので、悪い印象はないキャラクターです。
あんな言葉遊びで約束を反故にされてしまっては、その後グレてしまっても仕方ありません。
能里氏とは、夫婦や恋人というものではなく、医者と助手(看護師)のような関係性であれば末永く上手くいくような気がします。
女性キャラでは、本作で一番好きかもしれません。

・巻島 春
ツンデレというわけでもなく、いつも不機嫌そうにしていて、あまり好みではないキャラクターでした。
過去に起きた出来事を聞くと仕方ないとは思いますが、情緒不安定さが気になりました。
暗黒ルートでは、さらに不安定なかおりママがいるので、さほど気にはなりませんでした。
かみさまは落ち着いた雰囲気で嫌いではないのですが、それを春と呼んでいいのか微妙なところです。
陽明と悪の道に生きていくのも面白そうですが、根が素直な良い子だと思うので、やはりモッチーあたりとくっついているのを見守りたいです。

・織部 泰長
嘘やハッタリは苦手そうですが、クレバーで手堅い立ち回りをするキャラという印象です。
実際、陽明がいない黄泉ルートではおおかみ側の完全勝利に導ける手腕があるので、有能だという印象です。
法曹の道に進むより、民俗学の話をしているときの方が生き生きとしているので、やりたいことがやれる道に進めると良いなと思います。
エクストラでは、やや常識はずれな(ずっと休水に居たなら仕方ないかもしれませんが)振舞いが年相応で可愛いところがあるなと思いました。
将来的に馬宮さんのパートナーになっていくとすると、面白い組み合わせになるかもしれません。

・醸田 近望
道筋は分からなくても、直感で正解を知る異能力者です。
ただ、正解が分かっても、相手にそれを信じてもらわなければいけない黄泉忌みの宴では、必ずしもチート能力とならないのが面白いところです。
与えられた役割よりも、面白そうかどうかという所で行動を選択する陽明っぽいところがあるため、むじなの加護持ち(狂人ポジ)あたりだと輝きそうな気がします。
ある意味、デフォルトでへびの加護持ちと言えなくはありません。
女装している姿が多いですが、前述した学ランに散弾銃を構えている姿がお気に入りです。

・室 匠
宴プレイヤーとして優れているわけではないですが、彼の信頼を得ることで他のメンバーの信頼を得られるという意味で大事なキャラだと感じました。
理屈と感情が半々で中途半端な立ち位置と言えば聞こえは悪いのですが、若者と年寄りのどちらにも立てるバランス感覚が上手く発揮できれば、泰長とは違う形で宴を主導できそうです。
彼がおおかみである場合の想像がなかなかできません。
ただ、機知ルートで腹を割った陽明に対して、きちんと筋を通して義理立てするあたりが凄く好きでした。

立場的には長者の能里氏のことを嫌っているはずですが、それでも「清」と呼ぶのが何だか好きです。
過去に先輩・後輩の関係だった描写があるので、その時代の名残なのかもしれません。

・織部 かおり
おっとりしたお母さんと思わせておいて、覚悟が決まれば意外と何でもやって見せる凄さも持った人でした。
ただし人側でも狼側でも、プレイヤーとして扱いづらく厄介な印象が強かったです。
暗黒ルートでは(陽明のせいですが)息子を殺したいとなだめるのが大変だった印象です。
匠さんと幸せになることをお祈り申し上げます。

・織部 義次
愛すべきヤンキーキャラです。
反抗期が来ているだけの、ただのお母さん大好きな好青年でした。
陽明には簡単に口で乗せられたりしていますが、暴露モードを読む限り、それなりの考えがあっての行動だったのが意外でした。
彼に対して唯一恐怖を抱いたのは、暗黒ルートで陽明がボコボコにされるシーンくらいでした。

・馬宮 久子
一般人なので、訳の分からない宴に参加させられた挙句、狼役として切られるのは可哀想だなと感じました。
橋本さんがいなくなった後は、機知ルートでも暗黒ルートでもややヒステリックな部分が目立ちました。
暗黒ルートでは、橋本さんがいなくなった後の明確な敵となるので、敵対しているイメージが強かったです。
狼COして狂人を騙して票を獲得するというムーブは、本家の人狼ではレアケースだと思うので、その辺りのシーンはテクニカルで面白かったです。

民俗学に関する知識は確かなようで、神話ルートで謎を解くために重要な役割を果たしたと感じました。
エクストラを見る限り、泰くんとは、ひょっとすると助手として長い付き合いになるのかもしれません。

・橋本 雄大
彼がまともに宴に参加するのは、陽明が狼のルートである暗黒ルートだけです。
そのため、橋本さんは古畑任三郎のような厄介な探偵役という印象が強いです。
全プレイヤーの中でも、あらゆる面で最強キャラだと思うので、彼がいることによって狼陣営は大変になりましたが、非常に緊張感が溢れて面白くなりました。
暗黒ルートでは、彼を排除したい気持ちが強すぎて、何度もバッドエンドになってしまいました。
陽明と橋本さんの舌戦は、レイジングループ全体を通して大きな見どころであると感じます。

・能里 清之助
愛すべきツンデレ枠と言えるキャラかもしれません。
初登場時の印象は低いものの、そこから右肩上がりになっていき、最終的にはかなり好ましく感じられるほどになっていました。
大層の物言いで鼻持ちならないキャラではありますが、弱気なところがあったり、他の長者から詳しい事情を聞かされていない辺り、可哀想に感じることが多かったです。
宴では良くも悪くも、議論を進めてはくれますが、自らがヘイトを溜めやすい人物であるが故に、票の逃げ場としてしばしば使われてしまいます。
暴露モードでは、意外と色々なことを考えて立ち振る舞っていることが分かるのですが、誤解されやすい言動の人物なので、周りからの理解は得られにくかったようです。

神話ルートで能里のお屋敷を一緒に探索する場面では、まあまあオタク的な知見を持つことが明らかになり、一気に距離が近くなります。
陽明もそれを感じていたようで、宴の謎を解決しなければならない義理がまた一つ増えたと語っていました。
李花子と仕事上で良いパートナーとなればいいなと思います。

・山脇 多恵
休水のおおかみ信仰代表という印象の人物です。
特に癖がある人物というわけではなく、信仰を大切にしている素朴な村人だと感じました。
義次と、よくある年寄りと若者の対立という様相で衝突していたのが印象に残っています。
自分がくくられる役に選ばれてしまっても、宴はこういうものだから仕方ない、と割り切ることができているのは筋が通っているなと思います。
議論においては目立つタイプの人物ではないので、黄泉ルートのように狼役として潜伏していると厄介だなと感じます。

・狼じじい
見た感じ、むじなの加護持ちっぽい印象で、実際その通りの配役もありました。
昔の宴の生き残りという情報が出てくると、何となく本性を隠していそうで不気味に見えたのを覚えています。
実際、粛清役として暗躍していたわけですが。

寛造が生きている段階でくくられると、寛造によって確実に殺されてしまいます。
しかし寛造が死んだあとだと、連行される際に逃げ出すという危険な人物です(被害者:モッチー)。
かなりの悪人なので、最終的に死んでしまうのも仕方ないかなと感じます。

・巻島 寛造
休水の実質的なリーダーなので、議論の場においても強権的に主導していきます。
プレイし始めたばかりの黄泉ルートでは、寛造が普段より大人しいかどうかはわかりませんが、狼である泰長にとっては容易に分かる程度には不自然だったのでしょう。
実際、機知ルートや暗黒ルートではかなり宴を主導しているので、黄泉ルートの不自然さは後からプレイヤーも実感できます。
孫娘である春が弱点であることを除けば、確かに狙われやすい人物だと思います。

神話ルートにて、神に扮した陽明からかけられた言葉で感極まっている様子は、こちらもグッときました。

・めー子
狼じじい氏と同様に、宴をゲームとして考えたときは読みにくくプレイヤーであると感じました。
狼や加護持ちといった重要な役割となると、上手く演じられずにゲームが破綻してしまいそうです。
実際、めー子に残酷な役割を担わせるのは三車側も躊躇していたようです。
ただ、李花子が上手くコントロールしたり身代わりになれるなら、くも役ははまり役だったかもしれません。

別作品の人物のようですが、そちらはプレイしていないので、エクストラのシナリオは余談に感じられてしまいました。

そのほか、本ブログで紹介しているゲームをまとめた記事はこちらです。
本ブログで紹介しているゲーム系の記事まとめ
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