ジゴクロン(フリー・SRPG)紹介・感想・攻略

ゲーム
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2015年に登場した製作ツール「SRPG Studio」の登場によって、それ以前に比べ、多くのフリーSRPGがこの世に出てきました。
ここ最近は、従来のスタンダードなSRPGとの差別化を図って、独自のシステムを多く取り入れた作品が多く作られているように感じます。

SRPGでは、伝統的な攻略方法がいくつかあります。
向かってくる敵に対しての待ち戦法、エースユニットによる無双、ボスチクによる経験値稼ぎなどは、「ファイアーエムブレム」シリーズでもよく知られている方法が有効です。
しかし、どの作品もこういった方法で楽に攻略できてしまうとマンネリ化を招き、目新しさをストーリー部分などに頼るしかなくなってしまいます。
そのため最近は、こういった従来の攻略方法を通用しなくさせたり、新たなプレイ感覚を与えようとする試みの作品が、よく見られます。

本作「ジゴクロン」も、従来のSRPGとは違ったプレイ感覚を持つ作品です。
ダメージの総和を抑えないと苦しくなるゲームシステム、ランダム宝箱の中身により採れる戦術が変わる難易度、進軍ルートと宝箱の取捨選択、積極的な進軍が求められる増援など、新たなプレイ感覚が味わえる仕掛けが数多く施されています。
クリア時間は、スタンダードで11時間でした。

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目次

ゲーム概要


「ジゴクロン」は、主人公であるシャルカが、赤い空の場所で目覚めたところから始まります。
記憶を失っていたシャルカは、とりあえず襲ってきた魔物を撃退しつつ、そこで出会ったショーティと一緒に先へ進むことにします。
序盤からゲームの進行に沿った丁寧なチュートリアルがあるため、SRPG初心者でも安心の作りです。


上の画像は、ステージの合間に挿入される「ジゴクロン」のワールドマップです。
各ステージのミニマップを繋げて出来ており、詳細は見えませんが、クリアまであとどれくらいなのかという進行具合がわかるようになっています。
また、本作にはステージ分岐が多くあり、それにより進むマップが異なってきます。

難易度は「スタンダード」と「ノービス」の二つから選ぶことになります。
プレイスタイルにもよりますが、「スタンダード」でも難しめの印象なので、詰む可能性もゼロではありません。
難易度は出撃前に変更可能なので、あまり悩まずに選んでみましょう。
どちらの難易度でもキャラロストはありませんが、倒されると一部パラメータが低下するなどのデメリットがあります。

以下、本作の特徴的なシステムについて、簡単に紹介していきます。

シュガーとHP

本作では、システム上、ストーリー上でも重要な位置付けである「シュガー」というものがあります。
これは回復薬でもあり、お金でもあり、色々な役割を果たすものです。

たとえば、マップクリア時に、全ユニットのHPが合計で500減っているのであれば、シュガー残量から1000差し引かれることになります。
クリア時にシュガー残量が足りなければ、次のマップになってもユニットのHPは回復しません。
そうなると、当然苦戦を強いられることになり、下手するとクリア不能になることもあり得ます。

攻略中、減ったHPはシュガーでしか回復できません。
出撃準備画面で、シュガー残量を消費して「100シュガー」や「300シュガー」と交換することができるので、小分けにして回復アイテムとして使うことができます。
HPを150回復させる杖(10回分)もありますが、この杖を買うのにも売るのにも、1500シュガーが必要となります(つまりシュガー総和は変動しません)。
とにかく重要なのは、HPを減らさずに攻略するということに尽きます。

ランダムな中身の宝箱

マップ上には、宝箱が点在しています。
中に入っているアイテムは基本的にランダムであり、入手したアイテムによって、プレイヤーが採れる戦法が変わってきます。
中身がある程度決まっている宝箱もありますが、狙った武器を手に入れることは難しいので、臨機応変に戦術を考えていく必要があります。

なお、不要なアイテムはシュガーに交換することが可能なので、宝箱を開けることで、戦力の充実とシュガー残量の安定に繋がります。
そのため、出来るだけ回収したいところですが、宝箱を守っている敵と交戦し、中身の価値以上に大きなダメージを受けてしまうと意味がないため、悩みどころです。

初期位置付近から現れる増援

とにかく、ダメージを受けないように進んでいく必要があるため、向かってくる敵については、安全に迎撃したいところです。
しかし本作では、マップ開始からある程度時間が経つと、スタート位置付近から「レイス」という増援が出現し始めます。
レイスは初出現ターン以降、無限に出現するため、相手にするだけ無駄です。
経験値も一切貰えないため、レイスと交戦すること自体シュガー的には損です。
のんびりした攻略ではなく、終始、素早い進軍が求められます。

様々な攻略ルート


本作では、一つのマップ中に、様々な進軍ルートが用意されています。
敵の数が多いかわりに宝箱が多いルートや、敵の数が少ないかわりに宝箱が少ないルート、という具合です。
現在所持している武器の種類によっては、得意な敵や苦手な敵が変動するため、今の自軍が進みやすいルートを選ぶことが大切です。
本作では、敵や宝箱の配置がわかりやすいように、ゲーム画面が大きめで、かつマップの表示がやや小さめになっています。
そのため、常にマップ全体を一目で把握できるようになっており、プレイのしやすさにも細かく配慮されています。

敵ユニットひとりひとりに設定されたコメント


マップ上で敵の詳細情報を見てみると、敵ユニット一人一人に違うコメントが表示されます。
敵の個性を表すフレーバーテキストもあれば、攻略上のヒントも多く記載されています。
これを見ていると、「ファイナルファンタジータクティクス」で、ユニット名をヘルプしたときに、各々と違ったセリフを喋ってくれたのを思い出します。
こういった細かい作り込みも、本作の魅力の一つと言えるでしょう。

感想(ネタバレ無し)

難易度スタンダードでクリアしました。
難易度としては、やや難しい~難しいくらいだと思います。
ゲームが進んでいくにつれて難しくなっていくので、先へ進めば進むほど、本作のシステムの理解度が重要になります。
難易度を下げられる救済手段もありますが、まったくのSRPG初心者だと、苦戦するかもしれません。

「ジゴクロン」の一番面白いところは、すべての行動の価値がシュガーに集約されるという点でしょう。
敵から攻撃を受けて100のダメージを受ければ、その時点で総シュガー量は100のマイナスです。
しかし強力な武器を惜しまずに使い、こちらがダメージを受けなければ、総シュガー損失を抑えられます。
「敵には効率よくダメージを与え、味方のダメージは最小に抑える」という、他のSRPGでは、ある程度雑に考ても許された部分を、とてもシビアに考えさせられる作品です。
リソースが有限であることを常に意識させられるので「サバイバルSRPG」という呼び名は伊達ではありません。

どのマップでも、ある程度ターンが経過すると、背後からレイスが増援として現れるので、のんびりできない焦燥感も良かったです。
レイスに追いつかれても、意外と持ちこたえられるので、後半はそれほど困らないのですが、やはりシュガーを浪費したくないという気持ちが勝ち、焦りが先行してしまいます。
敵との交戦を避けるか宝箱を取るか、どのマップでも選択を迫られるので、プレイヤーが能動的に選んでいるという感覚は強かったです。
全ての敵を倒して、宝箱もすべて回収したいという完璧主義者の人は、非常に苦労すると思います。

キャラクターに関しては、全員が一癖や二癖あり、とても魅力的でした。
人数は多くありませんが、立ち絵の差分は多く、全員の存在感がしっかりしていたと思います。
本作では、武器取得内容が決まっていない部分が多いので、プレイヤーごとに入手状況は異なります。
武器の在庫によって活躍できるユニットが変わってくるので、プレイによって活躍したユニットは変わってくるのではないでしょうか。

ストーリーは、朗らかなダークという雰囲気で、先が見えない面白さがありました。
ショッキングな展開もありますが、それも含めて「ジゴクロン」独自の世界が堪能できたと思います。
SRPGに自信のあるプレイヤーには、ぜひプレイをお勧めしたいと思います。

攻略メモ・スタンダード(ネタバレ有り)

スタンダードをクリアした後に、大事だと感じた点について記載します。
既存のSRPGとは大きく違うシステムなので、頭を切り替えることが大事です。

・多くの宝箱の中身はランダム
宝箱の中身は、プレイするたびに違います。
ひょっとすると、武器であれば同じくらいのランクの武器、シュガーならシュガーと、ある程度テーブルが決まっているのかもしれません。
しかし中身が何であれ、シュガーと交換できるため、回収すれば必ず役に立ちます。
手持ちで豊富に持っている武器の種類があるのなら、それに合わせて使用するユニットを変えましょう。
レベルが上がることによる能力上昇は大きくはないので、ユニットのレベルあまり気にせず、臨機応変にメンバーを変えていきましょう。

・シュガーを無駄にしない
序盤の情報収集でも説明はありますが、1000シュガーなどの大きい塊は売って、使いやすい100シュガーなどの小さいサイズに交換しましょう。
たとえば、HPが150しか減っていない時に、200シュガーで回復させると、50シュガーの無駄になります。
また、回復アイテムを持っているからと言って、雑にダメージを受けないようにしましょう。
ダメージを受けるということは、それだけでシュガーの消耗です。

・敵をおびき寄せる際は耐性を持つお守りを活用しよう
こちらが攻撃範囲に入ると動き出す敵は、どうしても囮のユニットでおびき寄せてから倒すことになります。
その際、囮役のユニットには、耐性が付くお守りを持たせて、被ダメージを減らすようにしましょう。
たとえば炎の攻撃をしてくる相手なら、炎封じのお守りを持たせ、弓を持っている敵なら矢避けのお守りを持たせましょう。
被ダメージを減らし、シュガーの消耗を少しでも抑えましょう。
杖で抵抗を上げることも重要です。

・状態異常の効果を把握して活用する
状態異常は、耐性を持っていない限り必ず付与させることができます。
これにより、かなりの弱体化が可能となるので、積極的に活用していきましょう。
付与させられる武器が多く、使う機会が多い火傷は、固い敵との戦いに有効です。
攻撃力が高い敵であれば、麻痺も有効でしょう。
睡眠やスタンは、とりあえず相手を行動不能にできるため、倒し切れない敵の一時しのぎに有用です。

主なステータス異常の効果一覧(全てではありません)

出血:1ターン後にHP-50
毒:10ターンの間、HP-10
火傷:守備・抵抗-20、1ターンごとにHP-10
凍傷:敏捷-20、移動力-1
睡眠:敏捷・守備・抵抗-50、移動・行動不能、攻撃されると目が覚める
麻痺:筋力・器用-20
封印:魔法・杖の使用不能
スタン:敏捷-30、1ターン行動不能、攻撃されると解除される
筋力低下:筋力-30
抵抗低下:抵抗-30
ひき肉:筋力・器用・敏捷-30、移動-2
ブラッドボイル:自動AIで行動してしまう、1ターンごとにHP-15
吸脳:幸運・移動を除く全能力-20、移動は-1
足止め:移動-10
混乱:味方を攻撃する
メルトダウン:筋力・器用・敏捷-15、守備・抵抗-30、移動-1

第1章 赤いソラ

チュートリアル的マップです。
指示に従って行動していきましょう。
指定地点に到達することでクリアになるため、宝箱は敵を倒してからゆっくりと回収しましょう。

第2章 目覚めの洞穴

宝箱のバトルアクスを回収し、敵から攻撃を受けないよう範囲外で待ち構えましょう。
シャルカのバトルアクスで攻撃すれば、安全に倒すことができます。
ショーティを戦闘に参加させる必要はありませんが、ライトクロスボウで少し削っておくと、シャルカの一撃目でクリティカル出た場合、反撃を受けずに撃破することができます。

一番左下の宝箱はミミックで、開けると襲い掛かってきます。
無視しても良いですが、経験値とシュガーが得られるので、ターン数にこだわらないなら回収しておきましょう。

しばらくすると出現するレイスは、ショーティの言う通り無視で良いでしょう。

第3章 死の原

いきなりクランシャかノルノ、どちらを助けるか選択させられるマップです。
ぐずぐずしていると後ろからレイスが迫ってくるので、選んだ方に全員を進軍させましょう。

クランシャは氷属性の魔法等が使えるユニットで、追撃持ちで攻撃能力が優秀です(後にクラスチェンジします)。
ノルノは、各種魔法と短剣、杖が使える万能ユニットですが、追撃は無いため攻撃能力は落ちます。
見捨てた方も、あとから仲間になるので、それほど悩まなくてもOKです。

第4章 アビス大地A・B

クランシャを助けに行くと左のAマップ、ノルノを助けに行くと右のBマップに進みます。
レイス出現まではある程度余裕があるので、敵の攻撃範囲に入らないようにして、自ターンでなるべく撃破していきましょう。
手数に余裕があるときは、射程外からの攻撃で削ったあと、シャルカやジョイスでトドメを刺すと良いでしょう。
シャルカは追撃スキルで単独でも撃破できますが、どうしても反撃を受けてしまうため、出来れば反撃を受けないように、トドメ役を中心に戦いましょう。

第5章 南のカイ骨とりで(Aルート)

クランシャを選ぶと進むマップです。
ステージ開始時にドワーチカが仲間になります。

ぬかるみを正面突破するメリットは少ないので、下側の扉を開けて進んでいきましょう。
グールは、攻撃を受けると麻痺になるため注意しましょう。
敏捷も高いので、追撃を受けて大ダメージに繋がる危険があります。

第6章 カイ骨要塞西口(Aルート)

ノルノが少しずつダメージを受けていくマップです。
別ルートでは、ノルノの代わりにドワーチカが攻撃を受けているため、こちらのマップの方が猶予ターンは短いと言えます。
宝箱を集めたいのなら、ある程度手分けをする必要があります。
時間をかけていると、レイスの出現より早く、カイ骨魔道が増援を2体呼ぶため注意しましょう。

第5章 東のカイ骨とりで(Bルート)

ノルノを選ぶと進む、少し広めのマップです。
ステージ開始時にシェスが仲間になります。
右上の宝箱の回収に向かわせるとメンバーは、右下のボスたちとの戦闘には間に合わないと思った方が良いでしょう。
最初から諦めるのも一つの手です。
武器回収の状況などによって、どこのルートを進んでも良いと思いますが、真ん中のルートが一番バランスが良いのかもしれません。
弓兵は射程3の地点に待機しておびき寄せて、壁に隣接させたところを、コールライトニングなどの強力な魔法で倒しましょう。
弓を撃ち合うのは、HPのロスも大きいので、あまり採りたくない戦法です。

状態異常のマヒは、一時的に筋力などが低下するだけなので、それほど恐れる必要はありません。
ただし、ドリームイヴィルによる睡眠の状態異常は、しばらく行動不能になるため、とても危険です。
ある程度の人数を揃えて戦わないと大変なことになります。

13ターン目に、左下からレイスが出現し始めます。

第6章 カイ骨要塞北口(Bルート)

左ルートから行くか右ルートから行くかですが、自分は敵の数が少なそうな右回りルートで進みました。
時間はかかりそうですが、クリアするまでレイスの出現はありませんでした。
ドワーチカはタフなので、時間的には十分余裕があります。
じっくり進んでいきましょう。

8ターン目に、カイ骨魔道が敵に変わり、増援も横に2体現れます。

第7章 カイ骨要塞内部A・B

Aルートではシェス、Bルートではクランシャが囚われています。
流れとしては、正面に戦力を集中させたあと、左側と右側にそれぞれ宝箱回収用のユニットを向かわせましょう。
外側にいる敵は、屋内から弓が使えるユニットで攻撃すれば、あまり苦労せずに倒せます。
ですので、外側に向かうユニットは、直接攻撃系のユニットで良いでしょう。

9ターン目くらいからレイスが出現し始めるので、宝箱を回収したらクリアしてしまいましょう。

第8章 水晶の地下道

スケルトン系の敵のかわりに、リザード系の敵が多く出現するようになります。
リザード系は氷に弱いので、氷系の魔法を使えば大ダメージを与えられます。

バジリスクを避けるような上側のルートが良いのではないかと思います。
撃破を狙うなら、射程3のユニットを数人連れていけば、安全に削ることができるでしょう。

9ターン目からレイスが出現するようになります。

第9章 水晶窟・地底湖

クラーケンはタフですが、タコスミを使わせておびき寄せれば、その後に射程1の武器で安全に攻撃できます。
ロジーナは急いで助けに向かわなくても大丈夫ですが、下の方の宝箱を回収する場合は、先に数人を援護に送ってあげましょう。

レイスは9ターン目から出現します。
崖などの地形を無視して向かってくるので、今さらながら注意しましょう。

第10章 密林へようこそ

ルート分岐があり、クリアしたルートによって、次のマップの初期位置が異なります。
選んだルートによって宝箱の位置なども変わるため、あまり深く考えなくて良いと思います。

マイコニドは耐久力はあまり高くないですが、複数のマイコニドから攻撃されそうる配置が多いので注意しましょう。
射程3の弓を上手く活用して被ダメージを減らしていきましょう。

第11章 強欲の道A・B

前のマップで進んだルートによって初期位置と赤い宝箱の配置が異なります。
青い宝箱の位置は同じですが、赤い宝箱の宝箱の回収には、一苦労する距離があります。

ウイルスの状態異常は、5ターンの間回復ができないので厄介です。
毒と同時にかかるとさらに危険なので、ボス周辺での戦闘には注意しましょう。

第12章 キボウの村

まずは進軍を考えず、初期位置を囲んでいる村人を迎撃します。
最初のターンで、右上か左の村人二人組を撃破しつつ、他の敵の攻撃範囲にあまり入らないように位置取りします。
そうしたあとは、次のターンに近づいてきた村人たちを迎撃するだけです。

ボス付近のマイコニド達は、誰か一人の行動範囲に入ると、全員が動き出してきます(パラディンとデーモン以外)。
全員の射程が1~2あるので、射程3の弓で上手く削って、ダメージを最小にして戦いましょう。

第13章 疾病の沼地

最初はゾンビとキラービーが接近してくるので、初期位置付近にとどまって迎撃しましょう。
キラービーはHPが低く倒しやすいですが、回避が高いので注意が必要です。
その後、どのルートを通っても良いですが、宝箱を気にしないのなら、真ん中のぬかるみを突っ切っていくと、割と安全に早く進めます。
ただし、出口付近で、射程4の魔法を使っているニキの対処に少し手間取るかもしれません。
可能であれば、バリアアップの杖をかけたユニットに、ロングボウでおびき寄せるのが楽でしょう。

レイスは12ターン目辺りから出現し始めます。

第14章 工場前庭・剣草の庭


一番敵との交戦が少なくて済むのは、北からのルートだと思ったので、そちらから進軍しました。
キラービーを倒した後は、崩れた城壁から侵入するだけです。
ボスとの交戦付近で、若干敵の攻撃が激しくなりますが、攻撃範囲を見極めて進んでいけば、それほど被害は多くならないと思います。
青い宝箱以外は取り逃すことになりますが、ターンとシュガーの節約という意味では、早いルートでしょう。

第15章 シュガーの工場

ショーティが強制出撃なので注意しましょう。

まずは向かってくる敵を捌くため、左下の角に集まりましょう。
壁の向こうのスケルトンのロングボウの射程に入りますが、ここは我慢します。
障害物などを利用して、目的地方向からの敵を防ぎつつ、グールらを迎撃します。
その後は正面のデーモンたちの攻撃範囲に入らないようにしつつ、階段を目指しましょう。

ニキやコモンピープルが倒されてしまっても、展開に影響はないので気にしなくて大丈夫です。

第16章 工場地下・黄金聖杯

左側からは5体の敵が、目的地方向からはクレイゴーレム2体が向かってきます。
一番近いところにいるスケルトンオーガとスケルトン戦士2体は迎撃タイプなので、まずは距離を取りましょう。
左側から来る5体の敵の方へ全員で向かい、そちらを殲滅した後、クレイゴーレム2体を迎撃します。
目的地に一直線に向かいたくなるところですが、急がば回れの精神で攻略しましょう。
工場長バンパスとカイ骨魔道は、倒す必要はありません。

レイスは11ターン目くらいなので、ギリギリ余裕はあるはずです。

第17章 赤いソラ再び

衝撃の事実が判明する、ストーリーの節目となる章です。
まずはニキに話しかけに行くため、全員で上ルートを進みます。
ニキを仲間にしつつ、その場に留まる形で、前後からの敵に対応して迎撃します。
左下の宝箱の回収は、上回りのルートでも、レイスと接触するまでにはギリギリ間に合うと思うので、チャレンジしてみましょう。

第18章 ゲブ砂漠

ショーティの救出のため、全員で右方向に進みます。
ショーティもこちらに向かってくるので、多少楽です。
シャルカで話しかけると仲間になると同時に、HPも全回復します。

サンドワームはタフですが、氷魔法が良く効きます。
上と下の宝箱はサンドワームの攻撃範囲なので、開けると攻撃を受けることになります。
ただし、回収と同じターンでクリアしてしまえば安全に開けられるので、レイスが迫ってきていないのなら回収しましょう。
レイスは7ターン目からが出現し始めます。

第19章 二つの道

上の氷ルートか、下の炎ルートを選ぶマップです。
クランシャがアイスプリンセスになるか、ファイアプリンセスになるか変わってきます。
そのほか、氷のドラゴンと炎のドラゴンのどちらと戦うかという違いもあります。
持っている属性武器の種類で決めてしまっても良いかもしれません。
行くと決めた道の方向に寄って行き、無駄な戦闘は避けるようにしましょう。

キラービーは一匹が動き出すと、ほかのキラービーも一部動き出します。
注意しましょう。
レイスは9ターン目から出現し始めます。

第20章 氷の道・悴む指(氷ルート)

悴む=かじかむ。
炎系が有効な敵が多いので、氷系の魔法が多いクランシャは使いづらいかもしれません。

最初のスケルトンの集団は倒し切るのは難しいですが、打撃系の武器が使えるシャルカ・ドワーチカ・ジョイス、雷魔法が使えるニキらで、出来るだけ数を減らしましょう。
フロストタイタン2体は、タフで氷塊投げも痛いので、放っておいて山越えをするのが良いと思います。
ウィンタービーストは間接攻撃の手段は少ないものの、敏捷が高く、こちらから追撃しにくいため厄介な敵です。
倒すのに手数が掛かるので、注意しましょう。

第21章 氷下に囚われて(氷ルート)

グレシャルディガーは完全には無視できないので、どのルートを通っても、一度は交戦することになります。
氷封じのお守りなどで耐性を付けたユニットでおびき出しましょう。

凍った湖の上で待機すると、スリップ状態になり敏捷が大きく下がります。
うっかり待機しないようにしましょう。
逆に、上手く敵をその上に待機させられれば、倒しやすくなります。

第22章 銀竜山(氷ルート)

ドラゴンを倒すかどうか、シュガーと相談しながら考えましょう。
9ターン目になると、ドラゴンは自分から動き出すので、いつでもクリアできる状態にしておいて、宝箱をかすめ取るということも可能かもしれません。
ハイポサーマルでの睡眠は効きませんでした(ドリームイヴィルは効くかもしれません)。

宝箱の中身は、シルバーウィングという槍が入っています。
射程1~2で、デーモン系に対して特攻があるため、結構強力な武器です。
ただしシュガー残量のことを考えると、ドラゴンは無視して突っ切ってしまっても良いと思います。

第23章 雪猫の庭(氷ルート)

結局はほとんどの敵と戦うことになるため、広い場所で戦える地点が多い、右方向のルートが良いと思います。

弓のスケルトンは射程4のグラシエイターを装備しており、攻撃力が高いです。
接近するユニットには氷封じのお守りを持たせて、被ダメージを減らせるようにしましょう。
慎重に進軍しているとレイスが出現してきますが、接近されても大して強くはないので、慎重気味に進めていった方が良いでそゆ。

第24章 猫の王(氷ルート)

ボスを倒すまでレイスは出現しないため、焦らずに戦いましょう。
ボス対策に、ステータスを低下させたり、ステータス異常を付与する武器を用意しておきましょう。
回避が下がる氷の床はあまり気にせずに、戦いやすい位置取りをした方が良いでしょう。

ロケルシュは強敵ですが、色々なステータス異常が効くので、片っ端から付与させましょう。
麻痺、火傷、筋力低下などの、ステータスを下げる状態異常であれば、相手の攻撃の激しさが和らぎます。

ロケルシュを倒した後クランシャが玉座に待機すると、アイスプリンセスにクラスチェンジします。
立ち絵は変わりませんが、ステータスがアップするほか、使える武器は剣が増え、氷の微笑(氷耐性+氷魔法の威力+20%)のスキルを習得します。

第25章 氷の抜け穴(氷ルート)

右回りでぐるっと回っていけば、それほど多くの敵もおらず、一息つけるマップです。
脅威となる敵も少なめです。
先ほどのマップで消耗している場合は、宝箱を回収するより、消耗を抑えて進んでいった方が良いでしょう。

第20章 炎の道・燃える靴(炎ルート)

そのまま進んでいくと、大勢の敵と同時に戦うことになるため、まずは下の宝箱を回収しにすすみましょう。
スライムとイフリートを倒したら、上からやってくるスケルトンやガーゴイルたちを迎撃します。
イフリートは射程が長くタフなので、一方的に攻撃できる手段が少ないです。
できれば強力な近接攻撃で一気に倒してしまいたいところです。
デーモンの長はドリームイヴィルを装備しており強敵なので、無視して脇をすり抜けていくのも手です。

11ターン目からレイスが出現し始めます。

第21章 極熱の湖(炎ルート)

初期位置から上に行き、そこから右に進んでいくルートで進みました。
こちらに向かってくる敵がいる場合は、無理に進軍せずに、少し足を止めて対応するようにしましょう。
スラグウーズは魔法攻撃中心で倒し、イフリートはなるべく射程外から戦いましょう。
こちらに向かってきているイフリートは、最初は射程1の武器を装備している場合が多いので、なるべくその段階で間接攻撃をして、倒してしまいましょう。

第22章 火竜山(炎ルート)

ドラゴンを完全に無視するなら、下のルートを使えば、比較的楽に進めます。
レジェンド宝箱の中身を取りたいのであれば、初期位置からすぐ右のルートを進んでいきましょう。
ドラゴンは防御力が高く、倒すにしても相当の被害を覚悟しなければなりません。
ドリームイヴィルを持っていれば眠らせることができるので、安全に回収できるでしょう(ハイポサーマルの睡眠が効くかどうかはわかりません)。
宝箱の中身はローズオブサマーが入っており、なかなか強力な武器です。
しかし、氷ルートのシルバーウィングの方が、間接攻撃やデーモン特攻のため、武器としては使いやすいです。

第23章 燃える橋(炎ルート)

ルートとしては、すぐ右のストーンゴーレムを倒して、そのまま右を進んでいくのが良いと思います。
最初の1ターン目で、なんとかストーンゴーレムを倒せると楽になります。
倒せないにしても、コールライトニングなどで麻痺させて、筋力を低下させれば被ダメージ減少につながります。

ターン経過で、一部の遠い敵もこちらに向かってくるようになります。
多くの敵に同時に囲まれないようにしましょう。
橋など狭い通路を有効に使えばダメージを抑えられますが、飛行している敵だけ注意が必要です。

ボスのグレーターデーモンは手強いですが、射程は2までです。
クイックアップの杖などで追撃可能ユニットの敏捷を上げつつ、一気に倒してしまいましょう。
ボスにたどり着くまでに、余力を残しておけるよう、上手に戦う必要があります。

レイスは9ターン目から現れ始めます。

第24章 火炎魔宮(炎ルート)

強敵・ブルフレクトを倒さなければいけない難関マップです。
クランシャのクラスチェンジイベントがあるため、出撃させておきましょう。

最初の山場は、デーモンガードとサラマンダーの猛攻を切り抜けることです。
1ターン目は射程範囲ぎりぎりで待ち構えて、2ターン目に交戦します。
幸いデーモンガードは直接攻撃しかされないので、何とか3人で壁を作りつつ、サラマンダーを最低1体は倒しておきたいです。
倒し切ることは難しいので、サラマンダーへはドリームイヴィルを持っていれば、1体は無力化できます。
デーモンガードは、コラプションの筋力低下、コールライトニングの麻痺などで状態異常にして、被ダメージを何とか下げて耐えられるようにしましょう。
ウォーハンマー、モールなどの打撃系と氷系の魔法が有効なので、ドワーチカやシャルカ、魔法使い系で順番に倒していきます。
ディサイプルが遠隔で回復を使用してくるので、中途半端にダメージを与えず、1体ずつ倒し切るようにしていきます。
深追いしてブルフレクトの攻撃範囲に入らないように気を付けましょう。

ブルフレクトは、非常に強敵です。
前述したように、麻痺、筋力低下など、なるべく可能な限り状態異常を付与して、数人の犠牲は覚悟しましょう。
シャルカにグレートアクスなどの強力な武器で追撃させれば、勝利は見えてくるはずです。

ブルフレクト撃破後、クランシャを王座に待機させると、ファイアプリンセスにクラスチェンジします。
能力値は色々と上がりますが、氷魔法が使えなくなるので注意しましょう。

9ターン目以降、ブルフレクトを倒しているとレイスが出現し始めます。
宝箱を回収するメンバーと分けて、階段を目指しましょう。

第25章 炎の抜け道(炎ルート)

先ほどのマップに比べれば、だいぶ落ち着けるマップです。
基本的には、ずっと上のルートを通っていくのがいいと思います。
戦いを避けたい島にいる敵の攻撃範囲には、くれぐれも入らないように注意しましょう。

マンティコアは厄介な猛毒を持っていますが、射程2以上の攻撃はしてきません。
距離を取って戦い、猛毒を受けることのないように戦いましょう。
出口のストーンゴーレムは、ドラゴンマッシャーで攻撃して追撃が出れば1ターンで倒せます。
クリアの準備を整えたら、出口側から南下して青い宝箱を回収しましょう。

第26章 炎と氷の交わる所

氷ルートだと上、炎ルートだと下が初期位置となります。
それぞれブルフレクト、ロケルシュがボスとして配置されます。
属性耐性のお守りを持ち替えておきましょう。

温泉に浸かっていると、毎ターンHPが30回復できます。
そのため、敵から受けるダメージのことは、それほど深く考えずに戦っても大丈夫です。
なるべく温泉に浸かりながら戦いましょう。
青い宝箱はクリア間際に入手すれば、クラーケンの攻撃を受けなくて済みます。

レイスが現れても、ダメージを受けないように撃破しながら、温泉に浸かっていれば問題ありません。
なるべく全員を回復させておきましょう。
見方を変えれば、武器の耐久度と引き換えに、シュガーを回復していると思えば良いでしょう。

第27章 神鳴りの道

敵の数は少ないですが、一体一体が強力になってきました。
1ターン目は、初期位置周辺をフルに活用して、向かってくる敵の攻撃範囲に入らないようにしておびき寄せ、周辺の敵を片付けてから先へ進みましょう。

ジンは敏捷が高く攻撃が当てにくいですが、有効な炎の魔法で倒していきます。
アイアンゴーレムは狭い場所で戦うことになるので、クイックアップを使用した上で、ドラゴンマッシャーで殴って倒しましょう。

ルートとしては、一番下を通っていくのが安全だと思います。
ただ、スケルトンライダーのコンパウンドボウは魅力なので、矢止めのスキルを持つドワーチカや、矢避けのお守りを持ったユニットでおびき寄せて倒しましょう。

第28章 空中回廊

一番下のルート通ると、アイアンゴーレムの榴弾砲を必ず受けることになります。
最短ターンでの攻略を狙っているわけではないのなら、真ん中のルートを通っていくのが良いかもしれません。
下ルートのスケルトン3体は、後から動き出すようになるので注意しましょう。


ドラゴンについては、ドリームイヴィルが効くので、眠らせて宝箱を回収しても良いと思います。
眠らせられれば与えられるダメージが大きくなるので、ドラゴンマッシャーを持たせたシャルカで一気に撃破することも可能だと思います。

宝箱の中身は雷の斧・スパルクが入っています。
スタンが付与されているので、こちらから攻撃したときに、反撃を受けずに戦えるので非常に便利です。

第29章 雷光の騎士

サンダーロードは強敵なので、戦いを避ける方針で進めました。
サンダーナイトは耐性が多く、なかなか有効なダメージを与えられません。
睡眠は聞かないので、スタンなどで行動不能にして、敵ターンでの攻撃回数を減らしていきましょう。
スマートジャベリンを持った3人が厄介なので、なるべくそちらを優先して倒していきます。

サンダーロードとサンダーナイトを上手く切り離して戦うようにしましょう。
向こうが接近してくる際に、味方の位置を上手く調整すれば、おびき寄せることができると思います。
サンダーロードだけになったら、ある程度見捨てる仲間を選んで、足止めするようにしましょう。

上手い戦い方を考えない限り、シュガーの消耗が激しくなるステージだと感じます。

第30章 終獄の門

壁の向こうから遠距離攻撃をする敵が大勢います。
防御力が高く耐性を持つユニットで、敵を壁ギリギリまで呼び寄せて、一気に撃破しましょう。
ストーンゴーレムの岩投げさえ凌げば、あとは倒しやすいスケルトン系だけです。

ボスのカイ骨魔道は、遠距離攻撃のポイズンハリケーンはあまり脅威ではありません。
ポイズンハリケーンを装備させた状態で、クリーピングデスは使わせずに倒してしまいましょう。

第31章 冥府魔道

1体1体が中ボス並みの強さを持つ敵ばかりです。
特にブレインウィップのサイコパルサーは、混乱を付与する非常に危険な攻撃です。
精神守護の首飾りを持つユニットや太陽心のスキルを持つシャルカ、もしくは武器を持っていないユニットでおびき寄せましょう。
ディヴァウラーのスピットウェブも、移動できなくなってしまうので厄介です。

どこまで敵を倒すかはプレイスタイル次第ですが、全員が何らかのアイテムを落とすので、割に合うのなら倒しておくと、シュガーの確保に繋がります。

第32章 タルタロス

デーモンガードがポイズンハリケーンを使ってくるのは厄介ですが、ダメージ自体は少ないのが救いです。
ブレインウィップは精神守護の首飾りを持った弓使いでおびき寄せれば、それほど脅威ではありません。
デーモンガードの近くでディヴァイラーに足止めを使われると、進軍しにくくなって厄介なので注意しましょう。

第33章 地獄論

タイトル回収来ました。
33話・34話と連戦になるので、回復アイテムはかなり準備しておかないと大変です。
ストックのアイテムや使わない武器はすべて売却し、回復の杖に変えておきましょう。
杖を使えるメンバーも全員出撃させておくと良いかと思います。

まずは左右どちらかに寄って、手早く片付けましょう。
被ダメージはあまり気にせず、ドルド以外を手早く倒します。
ドルドにはあまりステータス異常は聞きませんが、抵抗低下や敏捷低下などは有効です。
さらにスタンが効くため、スタンを付与できる武器で、反撃させずに倒しましょう。

第34章 地獄論・結

前のステージからそのまま連戦になります。
やられてしまっている味方がいる場合は、そのままいないままなので注意しましょう。
復活の杖があると、事故が起きてしまったときも立て直せるので有効です。

まず片方のサイドに寄り、そちら側のデーモンを倒すことに専念しましょう。
デーモン諸侯は固くて強敵なので、スタンで一時しのぎしながら戦います。

ギガリッチはとにかくタフです。
移動力が低めなので、両手を先に倒して、ギガリッチに専念できるようにしましょう。
ルラールの「鈍弓」などで敏捷を下げ、追撃できるユニットが確実に追撃できるように戦います。
ギガリッチ一人だけになれば、あとは保有している回復杖の量の勝負になります。
これまでのシュガーの蓄積が試されることになります。

5ターン目になると、左上からレイスが出現し始めます。
しかしレイスもここまでくれば、大した障害にならないと思うので、ボスとの位置関係を重視して戦いましょう。

クリア後について

エンディング後は、「第34章外伝」という名のクリア後準ステージに進みます。
今後、おまけマップが追加される場合は、ここから挑戦できるようになるそうです。

また、シュガー残量をクリアポイントに替えることも可能です。
ユニットが持っているアイテムもすべて売却し、シュガー残量を最大化してからクリアポイントに変換しましょう。
ゲームを最初から始める際、そのクリアポイントと強力な武器を交換して、最初から始めることができます。
2周目は、クリアポイントの交換で入手できる武器が強力なので、かなり楽に進めることができます。
使い切ってしまっても、修理チケットを使って、大事に使っていきましょう。


クリアターンは451ターンでした。
ダラダラとターン経過させられないシステムなので、最短でのクリアを意識しない場合は、みんな同じくらいのターン数になるのではと予想します。

キャラ使用感

・シャルカ

「ランディアX」でも登場したキャラクターです。
最初から最後まで、攻撃力の高いアタッカーとして非常に活躍しました。
得意武器が斧なので、強力な斧を持たせて戦わせましょう。
弓も装備できるので、持たせておくと活用する機会が多いと思います。
「太陽心」スキルを持っているので、終盤は混乱にかからないのが助かります。
重い武器を持たせても、クイックアップの杖を使えば、追撃可能です。

・ショーティ

弓・ボウガン・槍が使えるユニットです。
攻撃力は頼りないですが、状態異常を付与する武器を持たせれば、デバフ要員として役に立ちます。
弓とボウガンが両方使えるので、武器の在庫状況にあまり左右されない削り役として運用しましょう。

・ジョイス

雷魔法、杖、槍、斧と、多種多様な武器が使えるユニットです。
HPがそこそこ高いので、色々な武器を持たせておけば、弱点を突く物理攻撃で、前衛も任せられます。

・ルラール

追撃持ちの弓使いです。
ロングボウなどの射程4武器で追撃できるので、削り役としてとても使いやすいです。
敏捷が少し低めなのがネックですが、「鈍弓」を習得すれば、自力で敵の敏捷を下げられるので助かります。
剣や短剣も装備できますが、あまり使う機会はないでしょう。

・クランシャ

追撃を持つ魔法使い系として、最初に仲間になります。
クラスチェンジ前も後も、使える魔法の属性は限定的ですが、魔力が高いため強力です。
クラスチェンジ後はHPも増えて、ますます攻撃的になります。
純粋な攻撃力を追求するなら、アイスプリンセスにした方が、スキルにより氷魔法の威力を底上げできます。

・ノルノ

様々な属性の魔法や杖を使えるユニットです。
魔力が低いため、攻撃役というよりは、杖での補助や、敵に状態異常を付与する役目で生きると思います。
抵抗が高く魔法に強いため、魔法系の敵をおびき寄せる際には使いやすいです。

・シェス

敏捷が高く、追撃が発生しやすいユニットです。
守備が低いため、ボウガンでの攻撃の方が安全に戦えます。
しかし得意武器であるダガーは、防御30%無視によって筋力の低さも補えます。
2回攻撃できるキャッツクロウで追撃すれば、クリティカルも多く発生し、かなり高い瞬間火力になります。

・ドワーチカ

高いHPとブロックスキルで、被ダメージを抑えられるユニットです。
敵をおびき寄せる際は、彼女に頼ることも多いでしょう。
矢止めのスキルを習得すると、さらに使いやすくなります。
攻撃面でも鎚系による一撃が強力なので、追撃が無くてもやっていけます。

・ニキ

魔法と杖に特化したユニットです。
バランスが良いステータスで、魔法使い系の中では一番クセなく使いやすいでしょう。
ストックに余っている属性の魔法を使わせて、様々な運用が可能です。
クランシャが使っていない属性の魔法を使えば、ちょうどバランスがとれるでしょう。

・ロジーナ

本作には珍しく、一種類の武器しか扱えないユニットです。
なるべく色々な属性槍を持たせて、弱点を突ける範囲を広げられるよう意識しましょう。
追撃持ちですが、重い槍を装備している際は、あまり追撃が発生しないので注意が必要です。
器用さが高いので、素早い敵に確実にとどめを刺したいときには有用です。

感想(ネタバレ有り)

最後まで何とかクリアし、全員が地獄に来た罪状も見ることができました。
傲慢の罪が多いような気がしますが、一癖も二癖もあるキャラクターばかりでですし、何となく納得してしまいました。

そんな中、ノルノの「純粋悪」という罪状は、異彩を放っていました。
純粋悪ということは、生まれながらの悪だと思うので、なかなか自分では改めることができないものでしょう。
それが罪となるのであれば、生まれながらに地獄行きが決まっていることになります。
子憎らしい言動のノルノですが、少し可哀想に感じてしまいました。

ジョイスの罪は偽善でしたが、偽善であっても、やらない善よりは尊いと思うので、それで地獄行きなのは何とも厳しい判決です。
自らの欲望を満たしているだけかもしれませんが、それで周囲が救われているなら、win-winだと思います。
個人的にジョイスの在り方は、人間らしくてとても好きです。

ストーリーは、大変面白かったです。
序盤は、この世界は何なのだろうという謎で引っ張られていきました。
個性を持った仲間がどんどん増えていき、戦力的にも充実してくるのは楽しかったです。

中盤はシュガー工場という、かりそめの希望であっても、とりあえずの目的ができたのは良かったです。
カイ骨魔道の思わせぶりなセリフから、不穏な雰囲気が漂うシュガー工場でしたが、案の定、ショッキングな事実が明らかになりました。
システム上でも、シュガー無しには攻略できないため、使いたくないけれど使うしかないという、この世界の理不尽さを実感させられました。
この世界の、どうしようもない閉塞感が、もっとも高まったシーンだったと思います。

後半は、シャルカたちがどのような結末に至るのかという期待がありました。
前向きなシャルカが絶望を吹き飛ばしてくれるのではという期待感と、逆にシャルカが絶望してしまうとどうなるのだろうという、昏い期待の両方があったと思います。

最後は、絶望を吹き飛ばすという熱血な展開ではなく、すべてを愛で包み込むような優しい結末だったのだと解釈しています。
誰にでも愛を与えられるのが神の博愛だとするなら、シャルカの精神性は、既に神なのだろうと思います。

SRPGとしても、とても歯応えがあり、楽しむことができました。
序盤は、シュガー残量についてはそれほどシビアではない印象ですし、宝箱の取捨選択も、それほど迫られません。
しかし段々と、どのようなプレイをすべきなのか考えざるを得ない、段階を踏んだ難易度になっていたと思います。

味方の被害を抑え、敵の被害を大きくするという、SRPGの大事な部分がシュガー残量という数値に表れるのが面白かったです。
ゲームであれば、経験値を稼ぐために、全ての敵をわざわざ倒すというのはよくあることです。
しかし現実の戦いは、無駄な戦いを避けて、被害を抑えることが重要になります。
本作での無駄な戦闘はシュガーの浪費につながるため、敵を避けることの有効性が髙い点が良かったです。

攻略中、最初に心が折れそうになったのは、ブルフレクト戦です(1周目は炎ルートに進みました)。
接近攻撃を一撃受けるだけで、即死か瀕死になるような破壊力を持つ相手に、どう戦えばいいのだと、勝ち筋が見えませんでした。
しかし、それまであまり深く考えていなかったステータス異常を上手く使うことにより、何とか倒して進むことができました。
プレイしていて、自分が一皮むけたと感じられたステージでした。

その後、ドラゴンすら眠らせられるドリームイヴィルの凄さに気付いたり、スタンの使いやすさを発見したりということもありました。
自分の理解度の足りなさもありましたが、ゲーム後半近くで、新たな戦術の発見があるのは新鮮でした。
武器は色々と入手できますが、意外とどれを売っても、そうそう困ることは無いなと思い始めてから、シュガー残量にも余裕が出てきました。
強力な武器だと、ドラゴンマッシャー、スパルク、ブリッツボーゲンには大変助けられました。

第2に心が折れそうになったのは、雷光の騎士のマップです。
正面対決でも勝ち筋が見えなかったので、一部ユニットを囮にして、別動隊を突破させてクリアすることにしました。
シュガーは結局1300ほど持っていかれましたが、この後のマップで結構アイテムを入手できるのに救われました。
今思えば、最終マップに向けての救済手段だったのかなと思います。
本作の面白い点の一つは、ボスを絶対に倒さなければいけないマップは一部だけなので、多くのシュガーを失う覚悟があれば、力押しで突破できる点です。

ラスボス戦は辛かったですが、シュガー残量のことを考えずにジャブジャブ使えたので、次を気にしなくて良い戦いになり、爽快感がありました。
結局は、シュガーの多さに物を言わせる戦法で勝ちました。
最終マップ近くまで、ノルノはあまり出撃させていなかったのですが、杖を使うメンバーが多く欲しいので、ここに来て一軍抜擢しました。
やはり回復役が大勢いると、安定して戦えるなと感じます。

2周目は、クリアポイントを利用して、強力な武器を持った状態でプレイしました。
一度クリアして、ある程度システムに慣れていることもあり、非常にスムーズにプレイできました。
強いと思ったクリア武器は、キルエムオール、マイ・プレイグ、メルトフレイム、グランドクロスです。
マイ・プレイグは2回攻撃でクリティカル率が高く、さらに射程が1~2の短剣です。
シェスに持たせると安定して高ダメージを与えられるので、かなり強いです。
またメルトフレイムも、射程1~3で相手をメルトダウン状態(ほぼ全ての能力値を低減させる)にさせられるので、強敵の弱体化には打ってつけで強力です。
ほかグランドクロスも、射程が3まである雷魔法として強力で、大変使いやすいです。
マーダーワンも、射程4のクロスボウは序盤ではなかなか手に入らないこともあり、役立ちます。

2周目では強力な武器により、本作ではあまりお勧めできない手分けしての進軍も、何とか可能になります。
部隊を分けることにより、宝箱の効率良い回収につながり、より楽に進めることができると思います。

そのほか、本ブログで紹介しているゲームをまとめた記事はこちらです。
本ブログで紹介しているゲーム系の記事まとめ
ゲーム

コメント

  1. みなみ より:

    こんばんはlosspass様。
    早速の攻略記事ありがとうございます。

    「ジゴクロン」すごく面白そうですね!
    実は最近やり始めたフリーゲーム「Fanastasis」が面白すぎて、
    なかなか手を回せずにいました (;^_^
    Fanastasisが終わったらぜひジゴクロンを攻略しようと思います。
    ありがとうございましたm(_ _ )m

    • losspass より:

      みなみ様、こんばんは。
      「ジゴクロン」、とても歯応えのある作品で面白かったです。
      プレイされているゲームが終わったら、ぜひプレイしてみてください!
      かなり歯応えがあると思います。

      「Fanastasis」、面白そうですね。
      色々な所で良い評判を聞くので、以前から興味を持っています。
      しばらくしたら私もプレイしてみようと思っております。