アムウェイの勧誘を受けたので、その問題点と感想を書きます

先日、アムウェイの会員から、唐突に入会の勧誘を受けました。
話には聞いていたものの、自分が実際に勧誘を受ける側になると動揺するものです。
動揺しつつも、勧誘を受けて色々と感じたことがあったので、それを記事にしてみようと思います。
前半は、少し感想を交えつつ、実際に起こった内容を中心に書いていきます。
後半は、僕がどんなことを思ったかなど、主観を中心に書いていきます。


勧誘された状況

僕は社会人になってから、とある運動サークルに所属していました。
ただ2,3年前に引っ越しをした関係もあって、今まで所属していたサークルから、新しいサークルに所属するようになりました。

今回の出来事は、所属するようになって半年くらいの段階です。
サークルのリーダーから、昼食でも行かないかということで、とあるファミレスに集合する約束をしていました。
少し前に「メンバーから意見・要望を吸い上げたいので、順番に個別に食事をしていく」という話がサークル内でありました。
この時点で、ちょっと妙だなという違和感はありましたが、リーダー自身クセが凄い人だったので、そこまで警戒はしていませんでした。

とは言えサークル活動後のついでならまだしも、何も活動が無い日に昼食のためだけに会うというのは気乗りがしませんでした。
しかし、これからの付き合いもあるので、まあいいかと参加することにしました。
店に行くと、主催者であるリーダーが来ていました。
しばらくは普通に食事をしつつ、サークルの話題で雑談をしていました。
すると、そこに一人の男性がやって来ました。

その男性は、以前サークルの飲み会があったときに、リーダーの個人的な友人ということで、一度会ったことがある人でした。
前回も今回も、サークルのメンバーでもない人間が急に参加しても場が白けるだけなのに、とリーダーと男性双方に不満はありました。

とは言え、こちらも子供ではありませんので適当な雑談をして、予定時間になったら解散しようと思っていました。

そんな中、おもむろにその男性はタブレットを取り出し、僕らと同じ競技の、とある私設大会が非常に盛り上がったという、そんな内容の動画を流し始めました。
話の流れとしてはそれほど不自然ではなかったものの、話したいのだろうとその動画を眺めていました。
そして、その大会のスポンサーロゴに「Amway」の文字があったのを見て、全てを理解しました。
ああ、このあと勧誘されるんだろうなと。

勧誘の内容


さて、動画が終わった後、その大会を主催した人が、いかに凄い人かという説明が始まりました。
凄い別荘でパーティーを開いているだの、人脈が凄いだの、そのような内容でした。

「Amway」の文字を見てから、僕はその後の展開を予想していたので、ほとんど適当に相槌を打つだけの状態になっていました。

興味の無い話を聞かされるというのは、これほど苦痛なのかという思いでした。


その後、ようやく「アムウェイって知ってる?」という言葉が出ました。

僕は知っていたので「知ってます」と答えました。
「どういう会社か知ってる?」と聞かれたので、「マルチ商法をやっている会社」と答えました。 リーダーは僕の言葉を聞いて「ははっ」と何もわかってないな、とでも言うように笑い、男性も質問を畳み掛けてきました。


「それはどこで聞いたの?」「ちゃんと仕組みは知ってる?」「知っていて損は無いから」と、マルチ商法と言われるのがよほどイヤだったのか、早口でまくし立てられました。

マルチ商法自体は別に違法ではないし、実際マルチなのだから堂々としていればいいのに、と僕は思っていました。


その後は、「権利収入って知ってる?」という質問をされたり、「今の生活に、時間とお金がさらにあればもっと素晴らしいよね」などという当たり前の話をされました。

そして、有名なポイント還元システムについて、紙に書きながら説明され、要所で「合計何ポイントになる?」などといった計算もさせられました。
先に入った人が有利と言うわけではなく、後から入った人でも、口コミで多くの人に紹介すると、多く還元されるようなシステムです。

当初感じていた動揺と戸惑いよりも、段々と怒りの方が強くなってきました。
その間、この昼食会を主催したリーダーはずっと黙ったまま、男性が僕に説明する様子を見ていました。

そして男性の説明が一通り終わった後、今度はリーダーが僕に対して、アムウェイとサークルとの関わり方について、説明し始めました。
リーダー自身は、半年ほど前に会員になったとのことです。
そして今後、サークルメンバーも今後順番に勧誘をしていき、そのリーダーの浮いたお金でチームの運営をより充実させていくとのことです。
当たり前ですが、メンバーが得たお金は、当然自分自身の懐に入れてOKとのことでした。
途中、親睦会の終了予定時間に近づいてきたので、「そろそろ時間なので早めに終わってもらえますか」と伝えました。
説明が少しだけ早くなったものの、結局数分後には通常速度に戻ってしまいました。

心底無駄な時間を過ごしているのを自覚し、眩暈がしてきました。

そして半分唖然としながら聞き流す僕に、リーダーはカタログと試供品を渡してきました。

「入会金はたったの3600円で、月換算だと300円。
商品も気に入らなければ返品できるし、入ってもリスクは少ない。
試しに入ってはどうかな?」

と、ついに入会の意思の有無を問われました。

勧誘を受けての行動


当然、入会の勧誘に大しては「入りません」と返事をしました。

入ったほうが明らかに得なのに、わからない奴だなというような、残念そうな顔をしたように思えました。
そして、時間もだいぶ過ぎていたので、怒りを抑えながらカタログと試供品も返しました。

僕は「サークルの親睦会と思って来たのに、それと関係ない話をされたのは正直残念でした」と伝えました。

それに関してはすいませんでした、とリーダーから言われましたが、全く気が治まりませんでした。
会計は、当然のごとく別々の支払いでした。

ネット上だと「そんなに儲かるんなら奢れよ」とよく言われている笑い話ですが、実際に自分が体験すると、怒りと動揺などで笑い飛ばす余裕もありませんでした。

とりあえずはしつこく引き止められることはなく、無事に帰ることができました。
本当に長く感じた数時間でした。

今回の問題点


僕が今回一番傷ついたことは、スポーツについて雑談できると思って行ったのに、全く関係ない勧誘に時間を割かれたということです。

カタログと試供品を準備していたこと、会員男性を呼んでいたことを考えると、明らかに計画的な勧誘でした。
他人を勧誘する目的は、自分のポイントを稼ぐために他なりません。
いくらチーム運営のため、そして相手に豊かになってもらうためと理由付けをしても、そう見られるのは仕方ありません。

自分の利益のために他人を「騙して」呼び出し、興味の無いことに時間を浪費させているわけです。

これも非常にイヤでした。

自分たちのやっていることを「ビジネス」と称するなら、スタート時点から顧客の信頼を失うようなことはやめるべきです。


また、これは後からネットで知ったのですが、会員であることを告げずに呼び出して勧誘することは、特定商取引法に違反するようです。

まあ確かに「私はマルチ商法の会員で、貴方もそれに勧誘したいので会ってもらえますか?」と約束をしようとしても、行くわけがありません。
今回のように、別の目的でアポを取るしかないのでしょう。
明らかな法律違反は、この1点だけだと思います。

他ににイヤだったのは、ずっと自分自身の生活を馬鹿にされているように感じた点です。

勧誘者の男性は、時間を切り売りしてお金を得る労働者は憐れだという論調で、権利収入について語っていました。
僕自身、今の生活にそれなりに満足しているのに、それが不幸であるかのように決め付けているように聞こえて、不愉快でした。

個人的に感じた矛盾点

前項で、明らかにこれは悪いだろうという点は書きました。
これ以降は、個人的に矛盾に感じた点です。
ただし、この矛盾点を解消したいわけではないので、そのときも質問していません。
早く帰りたい気持ちが一番でした。

日用品にしては高い

勧誘の中のフレーズで、「日用品にこだわりってある?無いよね。その日用品を変えるだけだよ」というようなことを言われました。

ポイントが入る最低ラインは、月に3万円からで、来月に持ち越すことは出来ないようです(この説明はありませんでした)。

そもそも、食器用の洗剤や洗濯洗剤に月3万円も使うことはないと思います。

「少し高いけど、品質は良いし長持ちする」とフォローされましたが、そもそも品質にこだわりは無いので、それはメリットにはなりません。
さらに長持ちするなら、なおさら購入額が減るじゃないかと感じました。

商品の中に、もとから還元するためのポイントが含まれていると推測しているので、高額なのはそのせいだろうなと思います。

権利収入と不労所得

また、よく出てくるフレーズで「権利収入」という言葉があります。
自分が勧誘して下位のメンバーを作れば、ポイントがどんどん自分にも還元されるかのように言われました。

「権利収入」を「不労所得」のように、意図的に誤解させるような作為を要所で感じました。


そもそも勧誘の時点で「先にやっている人が有利というわけではなく、自分がどれだけ口コミを頑張ったかというのが評価される」と言っているのだから、結局は口コミで勧誘し続けなければいけないわけです。

購入額も月を跨いで持ち越せないので「3万円分は購入しなきゃな」という考えに傾きやすいです。
勧誘した相手がずっと使い続けてくれるとは限りませんし、自分もどんどんメンバーを増やさないと、報酬は増えていきません。
結局、いつまでも勧誘し続けなければいけないシステムになっているので、時間がいくらあっても足りません。
「働かなくても食っていけるようになる」と勘違いさせるような勧誘を受けたので、その勧誘者の説明は悪質だったと思います。

アムウェイそのものが悪というわけではない

色々とネガティブな意見を書きましたが、アムウェイそのものが悪いわけではないと思います。
きちんとしたルールを守らずに勧誘している人が悪いのだと思います。

しかし、アムウェイはその仕組み上、ルールを遵守していてはまともにやっていけないような仕組みだと感じました。
今回のようなだまし討ちのような勧誘をしていれば、僕のように気分を悪くして、距離を置くようになる人もいるでしょう。
このように、人間関係を消費していくようなやり方がセオリーなのであれば、健全とは言いがたいと思います。
また、勧誘すれば自分にメリットがある仕組みなので、本当に製品が良くて勧めているのか信じきれない点も問題です。

圧倒的な製品力があるなら、購入することもやぶさかではないのですが。

今後の付き合い方

リーダーは、一度断った人に再度勧誘はしないと説明していました。
しかし今後チーム内で、個別に勧誘していくというやり方は続けるのだと思います。
リーダー自身がこのようなことを続ければ、人間関係が崩れ、サークルそのものが崩壊していくのではないかと予想しています。
僕も今後は距離を置きつつ、スポーツを楽しむという本来の目的に集中しようと思います。

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