死月妖花~四月八日~(フリー・長編ホラーノベル)ネタバレあり感想4・攻略メモ(クリア時間64時間)

先日からプレイしている長編フリーゲーム「死月妖花~四月八日~」の、ネタバレありの感想記事です。
ようやく全体進行率が本当に100%になり、クリアしました。
まだプレイされておらず、プレイする可能性がある方は、この記事を読まない方が絶対に楽しめます。

真・呪殺編解禁後の感想

さて前回は「最後の声編」終了後に、春花がなつみを殺してしまうという衝撃的な結末を迎えました。
しかもここまでクリアした後に、超ボリュームのエピソードが立て続けに出現し、全体進行率は半分以下まで押し下げられました。
もう終わりだと思っていたところでしたが、驚きとワクワクでいっぱいの気持ちになりました。

新しく出現したシナリオ「真・呪殺編」は、どれも数万文字の長いエピソードでした。
呪殺編のバッドエンドを生かして、そのまま続きが描かれているというものです。
その一つ一つが主人公も違い、独立した読み物のようで、様々なテイストで描かれています。
それぞれ独立しているように見えますが、現時点での謎である第三世代などについて、少しずつ解答が得られていきます。

「真・明徴編」については、元木町が滅びてしまうという、新たな謎が提示されます。
しかも、これまでのどのシナリオの流れを辿ったとしても、すべて同じ結末になってしまうということが示されました。
つまり今までのシナリオは、一見解決しているかのように見えても、結局は黒幕の思い通りの結末になっているということです。
だからこそ、「死月編」のラストで、五島ちゃんが悔しがっているわけですが・・・

・キオク×復讐×腫瘍 五島桃子
どこまでいっても救いのない、五島の姉・桃子の復讐の話です。
主要メンバー以外のキャラクターが事件に絡んでいきます。
「死月編」を経なかった荒田集落が、どのような経過をたどっているか窺い知れるシナリオとなっていました。

・乙女の聖戦~本能~ 五島絵梨奈
本編の凄惨なENDからの、箸休め的なストーリーでした。
番外編のような内容で、特に新しい情報はありませんが、それゆえに独立した読み物として面白かったです。
主要人物はほぼ死亡していますが、それを感じさせないアフターストーリーです。

・サード・ジェネレーション 五島絵梨奈
一番気になる終わり方だった「感染」の続きです。
「どこまでが現実でどこまでが夢か?」的な展開でしたが、最終的には割と良い状態での終わり方でした。
タイトルの通り、第三世代とは何かについてが主題です。
ここでようやく、翠眼呪殺を防ぐための正規の方法(ファルシフィカソ投与)が判明します。

・肉付きの面 古郡なつみ
自身に責任を感じ、献身的な看病を続けるなつみが主人公の話です。
翠眼呪殺が起きるメカニズムについて、医学的な見地からの説明と、ファルシフィカソを使わない力業での治療方法が示されます。
この治療法は、また切り札として出てくるかなと思っていましたが、別に出てきませんでした。
実は春花が目を覚ましていないということが判明したときはぞっとしました。

・真・明徴編 永遠の塔
どのストーリーでも起こる最終的な結末が示されます。
急に西暦2100年に飛び、話も壮大になって驚きました。
今までのシナリオで良い感じで終わっているように見えても、結局はこの結末に行き着いてしまっているので、どれも黒幕の手の内なのだということが示されます。

・パラサイト・プリズン 古郡茜
ポストアポカリプス的なテイストで、サバイバル小説のようで面白かったです。
死の街を歩き回る謎の存在は不気味で、特にマンションのインターホンを鳴らす春花はトラウマものでした。
荒田櫻の生態が判明し、「死月妖花」のタイトルがようやく回収されます。

・メガミゴロシミナゴロシ 新村春香
第4世代が誕生していく様子が春花の視点からわかります。
呪殺編では最もマシな終わり方に見えたENDのアフターストーリーですが、真・呪殺編ではバッドな終わり方でした。

エデンの桜編後の感想

鎌倉時代の直前から始まり、そもそもの始まりが描かれていきます。
リファレンスの書簡に書かれている内容の回収も行われ、事実上グランドエンディングへのルートと言えるシナリオです。
黒幕ではないにせよ、行動に怪しい点が多かった千茅の視点から、真相に迫る視点も描かれており、様々な謎が解明します。

予知能力の本当の目的や、五感をジャックして情報を得るなど、黒幕が情報を得る方法が明らかにされました。
感染者同士のテレパシーも出てきたりするので、荒田櫻の花粉(胞子)は、さながらミノフスキー粒子のように様々なことを可能にするようです。

その後の感想・攻略メモ


「エデンの桜編」をクリアした後は、「真・明徴編」のもう一つのENDと、「永劫回帰編」が出現します。
この先に進行するには、レストルームにて雑談を進めて、ミカちゃんとの好感度を上げなければなりません。
ハートマークがついている話題は好感度に影響を及ぼすものなので、話題が水色の文字になる状態にしておきましょう。
この時点での好感度の限界は、ゲージがマックスに少し足らない程度です。

十分に好感度を上げたあとは、「永劫回帰編 救い」に新たな分岐が登場し、「永劫回帰編 未来へ馳せる夢」に繋がっていきます。
このエンディングが、ストーリーとしては最後のエンディングと言えるでしょう。
最後のリファレンス「あとがき」読破後、一定の条件を満たすと「真・呪殺編 Birthday Trap!」が出現します。
後半は出番がなかった伊勢刑事が夏菜と絡むエピソードです。
五島ちゃんのコロンボのような尋問に嫌らしさが光ります。
出現条件については、制作者のTwitterでもヒントが出ていますが、5回以上ゲームを起動することがトリガーになっているのかなと推測します。
僕の場合は、ゲーム起動→ゲーム開始を5回ほど繰り返して何も起きず、一度寝た後に起動したところ、ミカちゃんが出てきて追加されました。
リファレンスなどをすべて出現させて完成させておくことも、ひょっとしたら条件の一つかもしれません。

感想まとめ

久々に長編のノベルをがっつりとプレイしました。
序盤は謎と恐怖でストーリーを牽引し、その謎が少しずつしっかりと解明していく作品なので、最後までとても楽しく読めました。
長いシナリオを、プレイヤーに飽きさせないように読ませる工夫が凝らしてあり、よく考えられていました。
特に全体進行率や、シナリオの進行状況などは、快適なプレイ環境だけでなく、演出面でも大きな役割を果たしており、目からウロコでした。

また文章に癖がなく、とても読みやすかったです。
そのためか、長時間呼んでもストレスが少なかったです。
誤字脱字やおかしな日本語もほとんどなく、相当校正を重ねられているのだと思います。
かなりのボリュームがあるので、ノベルゲームが苦手な人に、気軽には勧めにくいと感じます。
しかし少しでも興味を持った人には、コツコツでも良いのでプレイしてもらえれば、ハマってくれる可能性は高いと思います。

そのほか、本ブログで紹介しているゲームをまとめた記事はこちらです。
本ブログで紹介しているゲーム系の記事まとめ
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