絶界アビスシンカー(フリー・RPG)紹介・感想・攻略メモ

ゲーム
この記事は約48分で読めます。

RPGツクールMV製の長編RPG『絶界アビスシンカー』の紹介記事です。
当初は1章ずつ公開されており、気になりながらも完成を待っていた作品です。
今回、最終章まで公開されたため、腰を据えてプレイさせていただきました。
歯応えのある戦闘と、非常に引き込まれるストーリーが魅力の長編RPGです。

クリア時間は、第1章は約8時間、第2章は約12時間、最終章は約22時間で、合計約42時間でした(難易度ノーマル)。

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ゲーム概要

高校生の戸塚翔花(とつかしょうか)と麻場木なるみ(あさばきなるみ)は、周りの校外学習中の生徒たちと見知らぬ異世界に飛ばされてしまいます。
生徒たちは、飛ばされた先で恐ろしい怪物達から逃れながら、水を求めて迷宮の下層へと歩みを進めていきます。
この世界は何なのか、何故自分たちが飛ばされたのか、多くの謎を抱えながら物語は進んでいきます。

 

本作はハクスラ的な要素を含んだ長編RPGです。
拠点で準備を整え、ダンジョンを探索していくことでストーリーが進行していきます。
ストーリーの進行によってはパーティーメンバーが変わることもあります。
ダンジョンの要所にはボス等と戦うことになるため、道中で戦闘を行なったりアイテムを揃えることでキャラを強化していきます。

なお、ストーリーが進行すると「探索指示」や「畑」などの要素が増えていき、長編の途中でプレイヤーを飽きさせないような多くの工夫が施されています。

 

戦闘は、敏捷が高い者ほど早く行動順が回って来るカウントタイムバトル制です。
戦闘画面の右上に行動順が随時表示されており、これに従って行動順が回ってきます。
戦闘での行動は、MPを消費する「スキル」と、TP(与ダメージ・被ダメージなどで溜まる)を消費する「奥義」が軸となります。

 

本作の戦闘には前列・後列の概念があります。
後列にいる敵には近接攻撃の効果が薄くなるため、弓・魔法等でなければ有効打が与えられません。
前列の敵を全て倒すと、後列が自動的に前列となります。

多くのキャラクターは、2種類の武器を使いこなすことができ、それぞれ使用できる技と特徴が異なります。
敵によってうまく使い分けていくことが楽に戦うためのコツと言えるでしょう。

 

本作は、スキルツリー方式でスキル習得していきます。
戦闘に勝利すると経験値の他に「SP」が手に入ります。
このSPを消費することによって、新たなスキルを習得していきます。

新たなスキルを習得する際には、特定スキルの習熟や、「初級スキルの素」「中級スキルの素」等のアイテムが必要となることがあります。
戦闘をこなしてSPを大量に集めても、対応するスキルの素が無ければ新たなスキルを習得できないことに注意しましょう。
なお、拠点でスキルツリー習得状況をノーペナルティでリセットすることは可能です。
強敵で詰まってしまった場合は、SPを振り直して戦略を立て直すと良いでしょう。

 

スキルツリーでは、セットするだけで能力が底上げさせるパッシブスキルも存在します。
キャラのセット容量の上限までパッシブスキルをセットすることができます。
なお、上限は特定アイテムの使用によって強化できます。

感想(ネタバレ無し版)

2023年が終わろうとする直前にクリアした作品ですが、その年の中でトップクラスに入るくらい熱中してプレイしました。
本作の面白さは、ストーリーと歯応えのある戦闘という、2つの軸によって成り立っていると思います。

まずストーリーについては、異世界でのサバイバルを強いられるというハードな状況から始まります。
どのように生き抜いていくかという視点でハラハラする綱渡り的な展開が続きますし、それに加えて多くの謎によって物語が牽引されていきます。
極限とも言える状況の中での人間関係や、各キャラの感情の動きも見所です。
各キャラに舞台装置のような感じはなく、敵も味方もそこに生きて喋っているという感じで臨場感がありました。
発する言葉を含めて、本当にみんな魅力的だったと思います。

そしてそんなハードなストーリーを反映してか、戦闘は難しめという印象でした。
ただの力任せでクリアすることはほぼ不可能で、スキルや装備品・ステータス異常などを駆使しないとボス撃破は難しいでしょう。
RPGが苦手でストーリーだけでも追いたいという人は、無理せずイージーモードを選んだ方が良いと思います(それでも簡単かどうかは不明)。
僕は何とかノーマルで何とかクリアしましたが、特定のボス相手には何度も全滅するということもありました。
少し手間ですが、一度ボスに様子見で戦いを挑み、ロードしてスキル等を整えるというやり方であれば倒しやすいかと思います。
行き詰まったら、レベルを十分に上げて回復アイテムを潤沢に使うというやり方でもある程度通用はします。

それと、本作は非常にBGMの使い方に力が入っていると感じました。
戦闘BGMはシチュエーションごとにはっきりと使い分けしており、ゲームが進むにつれて「あ、この敵だからこの曲なんだな」というのが分かってきます。
戦闘だけでなく、拠点のホッとするBGMやダンジョンのBGMも雰囲気に合っており、違和感なくマッチするようなこだわりが感じられました(この作品のために作曲されたBGMもいくつかあります)。

グラフィックに関しても、かなり豪華に使われていると感じます。
主要キャラクターのほとんどに表情差分があり、立ち絵が準備されています。
さらに戦闘使用キャラについては、カッコイイ立ち絵が描かれており、装備武器によって立ち絵も変わる作り込みです。
主要キャラクターにはすべてオリジナル絵が用意されているという点で、RPGツクール製にありがちなチープさを感じさせない作りになっていたと思います。

 

ここまで良い事ばかりを上げてきたのですが、ゲーム部分で気になる点をいくつか挙げてみようと思います。

1つ目は、スキル習得画面で、そのスキルの消費MPが表示されていないことです。
特に補助魔法はレベルを上げるごとに消費MPが下がるので、レベルアップさせるとどれくらい消費が下がるのかを割り振り前に見たかったという思いがあります。
(ただ、スキルの割り振りはノーペナルティでやり直し出来ますし、セーブとロードで確認することは可能です)

2つ目は、ボスのHPが全体的に高いという点です。
ボスの残HPが分からないこともあって長期戦になりやすく、MP枯渇対策のために回復アイテムをそれなりに準備しておかなくてはなりません。
ボスの最大火力に対応できる強さになっていても、必然的に持久戦に持ち込まれがちになってしまう傾向がありました。
(ただ、未知の敵との死闘という演出的な意味では、物語とマッチしている気はします)
戦闘中別メンバーと入れ替え可能で、かつ装備変更可能、スキルも別種武器と同時成長という感じであればまだ良かったかもしれません。

以上です。
ただ、これらの点についてはイージーモードにすれば(たぶん)気になる問題ではなくなると思います。
これを理由に本作をプレイしないことによる損失の方が大きいと思いますので、興味を持った人は、ぜひ躊躇わずにプレイして欲しいなと思います。

攻略メモ(ネタバレ注意)

この項目では一般的な攻略メモと、苦戦したボスについてのメモを載せています。
参考になれば幸いです。

※最終章からは攻略wikiのボス攻略に目を通しています

一般的な攻略メモ

最序盤は、MPを消費するスキルとTPを消費する奥義はそれぞれ習得しておきましょう。
TPが満タンになっているのに、それを消費するスキルが無いと勿体ないです。

回復アイテムはボス戦でも探索時でもかなり重要です。
特に全体回復アイテム、単体高回復アイテム、戦闘不能回復アイテム、行動不能系状態異常回復アイテム(錯乱・睡眠・麻痺など)は、ボス戦では十分に用意しておきましょう。

ボス攻略については、以下の点を意識すると攻略しやすくなると思います。

・回復アイテムを駆使して戦う
行動順によっては、回復スキル持ちキャラの行動が間に合わない時があります。
そういう場合に誰でも回復できるように回復アイテムを準備しておくのは非常に重要です。
特に全体回復アイテムは最後まで便利です。

・装備品で耐性を整えて対策する
敵が多く使ってくるステータス異常や属性攻撃について、出来るだけ装備で対策しておくと少し楽になります。
特にHPが低くで倒されやすいキャラを優先して属性対策を行い、そのほかは行動不能になる状態異常を優先して対策しましょう。

・パーティメンバーを入れ替える+スキルポイントを再割り振りしてリビルドする
敵の弱点を突けるスキルが無い場合などは、メンバー入替をしたり、いったんスキルポイントをリセットして他の武器をメインに据えると良いでしょう。

・耐久性を優先したカスタマイズを意識する
探索時の通常戦闘では、攻撃力を優先して殲滅力を向上させることで楽に戦えます。
しかし本作のボス戦はほとんど長期戦になるため、防御・魔防・HPを意識して上げていくことが重要だと感じます。
攻撃力を優先して撃破ターンが多少短くなるよりも、ボスの攻撃でパーティが崩されないことで安定します。
つまりボス用のパッシブスキルは、防御系とHPを最優先することで安定につながると思います。
敏捷はもちろん重要ですが、戦闘不能による行動ロスの方が大きいので、そこの不安を払拭した後に上げれば良いかと思います。

 

第1章

:笹島 愛羅
かなりの強敵でした。
なるみのブラインドで暗闇状態を維持すれば物理攻撃は少し和らぎます。
アクセラレートを使われたら、余裕があればリィトの加護払いで解除しましょう。

:ミスティックゼリー&マギアアイ
リィトの火弾をゼリーに集中させ、まずゼリーから倒します。
なるみのスピードアップでリィトを支援すると良いでしょう。
マギアアイがチャージしたらオブストラクトエッジで妨害できるように準備してきます。
マギアアイだけになったら、物理攻撃を集中させれば倒せるはずです。

:石倉 小百美&土器屋 真鈴
錯乱が厄介な土器屋から攻撃を集中させていきましょう。
土器屋を倒したら石倉です。
風が弱点なので、リィトをスピードアップさせてエアスラストで集中攻撃させると倒しやすいです。

:地下天使フルスカ
槍耐性持ちなので、夕月が攻撃するときは打属性の技で攻撃しましょう。
風美は大活性術を切らさないように使用しつつ、打属性で攻撃を続けると良いダメージ源になります。
ただし緊急時の回復役も担うので、スピードアップを使用して手数を増やしましょう。
敵がフルガードを使用したら、リィトのエアスラストやなるみの二段打ちなど、ヒット数の多い攻撃で早めに解除します。
長期戦になると思いますが、大活性術をベースにHPを保っていれば、危なげなく戦うことが出来ると思います。

 

※城下町の中は、天使たちに近づかなければ戦闘にならないため、上手く避けて移動しましょう。
倒せないことはありませんが、2人以上を同時に相手にするのは現時点では困難です。

:フィラント&白翅兵
白翅兵を減らすと定期的に増援が来ますが、倒し続けないとフィラントに有効打が与えられないため、大人しく倒し続けるのが吉です。
白翅兵にはリィトの闇属性の魔法、フィラントにはなるみの弓攻撃が有効です、
長期戦が予想されるので、回復アイテムをそれなりに準備して戦いましょう。

:千条 夏姫
これまでで一番の強敵でした。
なるみのブラインドが上手く効けば、攻撃の大半を軽減できます。
ただし成功確率は高くないので、運が悪いと時間のロスになります。
後半はベルセルクとアタックアップを使用し、さらに苛烈な攻撃を仕掛けてきます。
1人でも戦闘不能になると総崩れになってしまうため、なるべく回復アイテムを多く準備して戦いましょう。

第2章

:鉄武人
夏姫のパラライズ、なるみのブラインドが良く効くので、これらでほぼ無力化できます。
打撃属性が弱点なので、夏姫とつつじはメイスで殴らせると効率良くダメージが与えられます。

:グロッタ・メデゥーサ×2
片方を倒すと、チャージ技でもう片方を復活させます。
HPが全快するわけではないのが救いです。
チャージ技を妨害するか、両方を同時に削っていく方向で戦いましょう。

:スルト
パラライズが良く効くので、常に麻痺していれば楽に勝てます。
水属性が弱点なので、つつじのフリーズワイド、毒水トラップを連発していれば、効率良くダメージを与えられます。

:笹島 愛羅
暗闇や麻痺はほぼ通らないので、正攻法で戦いましょう。
毒はぼちぼち聞くので、つつじの毒水トラップやなるみの外道斬りは有効だと思います。
また、夏姫は良く効くダークブロウで攻撃するとよいでしょう。

:H・クディーガ
睡眠が厄介なので、睡眠を回復させる気付け薬を用意しておきましょう。
弓が弱点なので、なるみをアタッカーに据えて周りがサポートするとよいでしょう。
敵のチャージ技である全体睡眠は、チャージしてから発動まで短いので、妨害することは困難です。
一応、夏姫にチャージキャンセラの準備をさせておくと良いかもしれません。
なるみのオブストラクトエッジでも妨害できますが、弱点の弓攻撃を手放したくはないので、弓装備がオススメです。

:マタンゴ×6
数が多いので、まともに行動されるとかなり大変です。
夏姫のパラライズスプレイで、何体か麻痺にできれば儲けものという感じで使用すると楽になります。
なるみのスピードアップも使用し、1体に攻撃を集中させて数を減らすことに専念しましょう。
3体ほど麻痺にできれば、夏姫も攻撃に参加させます。
MPの消費は多くなると維思うので、魔法水を多めに準備しておきましょう。

:G・デュナダント
パラライズが効くので、維持すると楽です。
最初は物理攻撃が効きやすいですが、途中で物理防御と魔法防御が反転し、魔法しか攻撃が通らなくなります。
各ユニットに、魔法属性を含むスキルを持たせておくと全員が攻撃に参加できます。

:イゴー・ディング
出力全開からのカノン砲が脅威で、まともに受けるとほぼ戦闘不能になります。
夕月のバーラティアで出力全開ステートは解除できるようですが、自分は気付きませんでした。
打撃系が弱点なので、夏姫・つつじをアタッカーに据えて戦いましょう。
夕月は打撃属性の足払いなら有効打を与えられます。
飛行形態になった後は、カノン砲がたぶん来なくなるので、むしろ楽に戦えるようになりました。
ステータス異常はまともに効かない印象です。

:グルガラウド
物理攻撃が多く、たまに暗闇・毒が効きます。
消耗戦になりがちなので、回復アイテムを多めに準備しておきたいです。

:地下天使フルスカ
封印が厄介なので、各ユニットに封印対策のアクセサリを装備させておきたいです。
また、つつじのブリザードロールで睡眠が通ることは確認したので、眠らせている間に回復などで態勢を整えることが可能です。
打撃属性が良く効くので、夏姫とつつじで攻撃を担当しましょう。

:スネイルエンペラー
弱点は水属性と打属性なので、それで弱点を突きましょう。
全員該当スキルを持っているはずなので、臨機応変に回復役を担いながら戦いましょう。。
殻に入ったら有効打を与えにくいので、回復と防御に専念すると良いでしょう。

:地下天使セレナリア
行動不能になる睡眠や麻痺が厄介なので、アクセサリで対策しておくと少し楽です。
余裕があれば虚弱や水ガードもあると良いでしょう。
お供のAXEは倒せば一時的に楽になりますが、途中でセレナリアが熟睡するようになると、そのタイミングで復活します。
最初だけは倒していいかもしれません。

最初は弱点も耐性もありませんが、体質変化によって突・斬・射・炎・毒など、一つだけ弱点になり、そのほかは耐性持ちになります。
全てをカバーするのは難しいので、ある程度割り切りましょう。
そのかわり、弱点を突けるキャラクターはスピードアップさせて、攻撃し続けられるようにサポートしましょう。

:地下天使クレイアス
まずはお供の敵から倒していきましょう。
クレイアスは風を除くほとんどの属性が軽減されてしまうため、軽減無視のスキルを必ず準備していきましょう。
そうしないとかなりの長期戦を強いられます。
また、錯乱・麻痺・封印・暗闇などの状態異常を頻繁に使ってきます。
自由に行動がとれなくなる錯乱・麻痺が脅威なので、耐性アクセサリをできるだけ装備させましょう。
役目によっては封印・暗闇も出来るだけケアできると良いですが、こちらは回復アイテムによる対応でも間に合うと思います。
クレイアスは暗闇が結構効くので、積極的に狙っていくと苛烈な攻撃が和らぎます。

:L・ボルグ×5
5体いますが、何体かは不死状態になりダメージを与えられません。
不死状態でない個体を攻撃するしかないので、数を減らすのには時間がかかることになります。
弱点は光属性で毒が非常に効きやすいです。
なるみは外道切りで不死状態が解除された個体に毒をばらまき、フルスカはホーリーランス、つつじはスタークリングで攻撃すると効率良くダメージを与えられます。
敵の攻撃事態はそれほど激しくないので、装備で錯乱の耐性を固めつつちまちま攻撃していけば苦戦はしないと思います。

:地下天使リュタス&ベルチー
リュタスは水が弱点、ベルチーは突が弱点で、耐性はその反対です。
ベルチーの方がHPがやや低いので、片方に集中攻撃すると良いでしょう。
毒が両方効きやすいので、手が空いたら常に両方毒にしておきたいです。
片方が倒れるともう片方が強化されます。
二人残っている状態でも余裕があるのなら、均等に削っていっても良いのかもしれません。

:地下天使ラシュリンカ
この章最後の強敵です。
HPが高いので長期戦を覚悟して、回復アイテムはたくさん用意しておきましょう。
攻略wikiにあるように、基本的には防御無視技である翔花の鎧通し、なるみのエイミングを軸に攻撃し、つつじは回復役、フルスカはサポート役に徹すると良いでしょう。
(フルスカはアイテムの効果が低くなるので、ステータス異常治療・戦闘不能回復・バフ使用に限定すると良いです)
ラシュリンカの最終審判は強力なので、マスマジックバリアや、MHP上昇のパッシブスキルを利用して、一撃で倒されてしまうメンバーが出ない程度に強化しておきましょう。
ラシュリンカの攻撃手段のほとんどは光魔法なので、光耐性や魔法防御を重視した装備品にすると多少楽になります。
行動パターンは大きく変化しないので、戦闘開始からしばらくパーティーが維持できるなら、そのまま最後まで戦いきれるはずです(撃破時の平均パーティレベル39)。

最終章

最終章になると割とスキルが充実してくるので、バフを維持して、敵の弱点をしっかり突いていればそれほど苦戦しないようになってきました。
上記に加えて状態異常を狙い、さらに全体回復アイテム・MP回復アイテムを用意すれば大体勝てると思います。
そのため、特に苦戦しなかったボスは割愛していますので、ご了承ください。

:ムウルル
水や魔法攻撃による攻撃が苛烈なので、回復手段を必ず準備しておきましょう。
幸い、敵の全体攻撃はありませんが、こちらも全体回復魔法は無いので、アイテムなど準備しておくのが重要です。

:フォル・トロイア
斬属性の攻撃が苛烈なので、物理攻撃の軽減アクセサリや斬ガードをタフさに不安があるメンバーに装備させ、翔花のマスバリアをキープしておきたいです。
突属性が良く効くので、翔花・フルスカの二人をメインのアタッカーに据えましょう。
後半で使ってくる縮地を無効化するために、リィトの加護払いは準備しておきましょう。
また、毒・暗闇は割と効くので、リィトの呪術やなるみのブラインド・外道斬りで攻撃すると良い感じです。
特に暗闇はダイレクトに攻撃を和らげるので有効です。
防御面さえある程度固めれば、戦いやすいと思います。

 

※第2上層は通路にバリアを張る敵がいる天空のフロアです。
回復ポイントである水晶から水晶までの探索経路が長く、戦闘回数が多くなりがちです。
控えメンバーとの入れ替えを積極的に行いつつ、回復アイテムもある程度準備しておくことが重要だと思います。
僕はここで結構敵との戦闘回数が多くなり、パーティのレベルが底上げされた感があります。
そのため、これ以降のボス戦でそれほど苦労することがなくなりました。

:グルガラウド
光属性が弱点なので、フルスカのホーリーランス、クレイアスの閃光斬を軸に攻撃すると効果的です。
また、スタンと毒が良く効くので、狙っていくと戦いやすいかと思います。
戦闘不能や錯乱などの状態異常の対策をしていると比較的安全に戦えます。

:リィト・ラス
斬属性が弱点なので、あらかじめスキルを固めておきましょう。
リィトの魔法はマスマジックバリア、お供の銃器による攻撃はマスバリアでで軽減させましょう。
毒が良く入るので、外道斬りで毒を積極的に与えていきましょう。
お供は定期的に復活しますが、放置するのも厄介なので、全体攻撃技などで巻き込んで減らしていきましょう。
単体攻撃する際は、あくまでリィトを狙った方が撃破は早いと思います。

:E・カルノエム
瘴気が錯乱効果なので、回復役を担う予定のメンバーを優先して錯乱耐性を付けておきましょう。
加えて、耐久が低いメンバーに優先して闇属性も対策すれば、そこまで強くはないと思います。
風が弱点なので、リィトのエアスラストと召雷、なるみの風切りを軸に攻撃していきましょう。
地下天使はアイテムによる回復量が期待できないので、出来れば人間を3人入れておきたいところです。

:三バカ
後列の二人は睡眠が通りやすいので、風美のスリマーで眠らせて、まずは前衛の八幡と戦うイメージです。
八幡は麻痺・暗闇・錯乱も通りやすいので、状態異常をキープすれば苦労せず倒せると思います。
石倉を最後まで残しましたが、他のキャラが1人死ぬたびに攻撃オブジェクト(攻撃対象として選択は不可)を生み出してくるので、敵の手数が大きく減るわけではないことに注意しましょう。
敵の数そのものは3体扱いなので、夏姫の乱闘打を使うと最後の1人に4回ヒットが入るので良いダメージソースとなりました。

:地下天使フィラント
非常に苦戦しました。
攻略wikiではお供を睡眠や暗闇で無力化する戦略が書いてありましたが、状態異常が必ず効くわけではないですし、それで手数が取られてしまうので、不運が少し重なると一気に総崩れにされてしまう危険性がありました。
そのため、お供の敵を全員倒してしまう戦略で戦いました。
倒しても補充されますが、補充速度は1体ずつでそれほど早くありません。
お供がいる際は全体攻撃中心で攻撃して、フィラントにダメージを与えつつお供を削っていくことを意識しました。
フィラントの弱点である射撃技を持つキャラはなるみ一人でよく、むしろお供を殲滅していくのに必要な闇属性の攻撃が出来るメンバーがいると効率が良かったです。
炎上状態になってしまうと、ここぞというときに回復が効かないので、炎上を優先して対策すると安心です。

:地下天使ラシュリンカ
光属性の攻撃が中心なので、装備品による対策さえしてしまえば戦いやすいと思います。
魔法陣を出したときは、敵の数が一定以上の際に使用できる多段ヒットスキルを使うと、標的がラシュリンカのみになるため大きなダメージを与えられます。

:エルナ
ソウルエンバースが高威力なので、HPや魔防が低いキャラは一撃で倒されてしまいます。
蘇生手段を多く用意して、死ぬとリセットされるバフにあまり頼らない方が良いかもしれません。
呪いや気属性がメインなので対策はしにくいですが、魔法攻撃を軽減する装備や、魔力低下デバフなどで少しでもダメージを減らしたいところです。

後半戦は、お供の敵を優先して都度撃破していきましょう。
エルナとお供が続けて攻撃してくるとさすがにキツいので、緊急時にはなるみのスキルをうまく活用して行動順を変えていきたいです。
大技のアポカリプス・フューリーでこちらのバフは解除されるので、味方のバフより相手へのデバフを意識すると良いかと思います。
ちなみに最終パーティは、なるみ・夏姫・風美・リィトでした。

(隠しダンジョンは未攻略)

感想・スクショを添えて(ネタバレ注意)

基本的に各章を終えたタイミングで書いてます。
感想コメントに、その章を終えるところまでのネタバレはあるのでご注意ください。
(つまり、第2章の部分を見るのであれば、第2章をクリアしてから見ないとネタバレの恐れがあります)

ゲームクリア後に他の人が書いている感想を一通り読んだのですが、スクショや好きなシーンがかなり被っていることに驚きました。
そういう意味で、本作の劇的シーンは多くの人に通じる普遍的なドラマ性があるのかなと感じました。

 

第1章

冒頭の日常シーンから一転、途中経過が説明なされないまま探索シーンへ切り替わります。
何があったんだろう、とプレイヤーの興味を惹いてきます。
この鎧とか杖は、キャンプメンバーの魔法とかで作ったんでしょうか。

 

現状、なぜこのようなことになったのかまったく謎の状態で、何者かの意思が感じられるのが不気味です。

 

目がぐるぐるになって慌てている翔花は可愛いですね。
実質、第1章序盤の主人公的なポジションにいるので愛着があります。

 

何だかんだで正体不明なリィト。
同じく元の世界から召喚された身であるとするなら、戦時下の国などの殺伐とした国の出身なのかもしれません。
何かを隠している節があるので、物語の鍵を握っているかもしれません。

 

ヘラヘラ笑いながら凶悪な魔法を使ってくる恐ろしさがあります。
後半は渋々ですが協力してくれるので、良くも悪くも、わが身可愛さと損得勘定が強いタイプなのでしょうか。

 

まさかの展開です。
まどマギでマミさんがやられた時のような絶望感があります。
この作品は、主要人物でも死んでいくのだということがはっきり提示された瞬間と言えるでしょう。

 

土器屋の魔法は、本人が把握できていないだけで、本当は精神魔法ではないということなのでしょうか。
魔法をかけられた本人であれば、どういうものなのか察せるのかもしれません。

 

はぐらかしていますが、内心ドキッとしていたのかもしれません。

 

「やりすぎたんだ」というセリフは、初代アーマードコアのボス・サヴェージのセリフを彷彿とさせます(超ニッチ層)。
本気で襲い掛かって来る強敵相手に、都合よく手加減などできないあたり、ご都合主義ではない展開を感じさせられました。

 

何かを知っている様子の石倉組。
何を知っているのか、そしてなぜ知っているのか、序盤を牽引する謎と言えます。

 

なるみと須恵の一騎打ちです。
因縁がある相手だけにいくらか溜飲が下がりましたが、怪物ではなく人を殺すのは良い気持ちではないでしょう。
謎が残るため、スカッとした気持ちよりも後味の悪さが勝ちました。

 

なるみがちょくちょく出すエルナという名前はいったい何なのでしょうか。
主人公の視点でありながら、プレイヤーの知らない情報を持っているため、やや信頼できない語り手という立場です。
まだ色々とどんでん返しが待っているのかもしれません。

 

悲愴感たっぷりに、大切な人が死んでしまったかのように言うのが笑ってしまいます。
ただ、この状況で腰をやってしまうのは確かに命に関わることなので、あながち笑い話ではないのかもしれません。

 

倒すときの消え方が何となくプログラムっぽい演出のように見えるので、ひょっとする当たらずとも遠からずなのかもしれません。

 

またまた出てきた新たな存在・グノームです。
天使たちにとっては天敵のような存在らしく、簡単に倒されていってしまいます。
言葉通りに捉えるなら、グノームとは土の妖精(=ノームと同じ)の意のようですが、何か由来があるのでしょうか。

 

自分の身が危ういとなれば、一応破れかぶれで協力はしてくれる秋澤。
実際にその魔法はかなり強力で、格上相手のフィラントでも戦えるようになります。

 

遠くなってしまった日常を感じさせるちょっとした会話です。
我々にとっては特別なものではないうどんが、元の世界の象徴のように感じられて切なくなります。

 

狂戦士化の魔法をまさかこのように使うとは思いもよりませんでした。
行きつくところまで行ってしまったという終末感が漂います。

 

またまた新たな単語・ラシュリンカという名前が登場します。
雰囲気的にはフィラントたちの上司的な存在なのでしょうか。

 

非道な行いをする千条に対して、見えない状態で援護してくれる憂ですが、気配を察知されて倒されてしまいます。

 

「死に急ぎの千条」という呼び方が、急遽つけられたあだ名のようで強く頭に残っています。
千条との問答では、なるみの「強情だ!」というセリフに、「ふん」と特に言い返さないところが印象的でした。
自暴自棄になっている自覚があるのか、言い返しても仕方がないと思ったのかわかりませんが、普段の冷静な千条の振舞いからは予想できない結末でした。

 

トラウマシーン。
第1章では序盤から変わらぬアタッカーとして頑張ってくれた夕月ですが、最期は二人の盾になってしまい悲しかったです。

 

風美は他人に流される部分が多いと思いますが、だからこそ翔花や夕月がいるときは、何とかやってこられたのだと思います。
しかしその二人がいなくなって心が折れてしまった彼女を、なるみはどうすることもできませんでした。

 

まさかの、ループ物の作品だったとは驚愕のラストです。
こんなに主要登場人物がいなくなってしまってどうするんだと思ったのですが、納得の着地地点でした。

 

第2章

タイムリープであるなら、持ち物や強さが引き継がれているというのはおかしな話です。
作中で言及されている以上、ゲーム上の都合ではなさそうなので、起きている現象の仕組みを考えるうえで重要なポイントかもしれません。

 

プレイヤーからすると、前とは大きく違う展開になりそうでワクワクします。
第1章で強キャラの描写があった夏姫たちと組めるのは盛り上がります。

 

余談ですが、つつじの戦闘グラはなんとなくふっくらしているように見えました(その方が好き)。
顔の角度の関係と、顔の輪郭が髪や指で見えにくくなっているのが原因かもしれません。
キャラ毎に武器別でグラが用意されているのは芸が細かくて良いですよね(魔法キャラは差分はありませんが)。

 

前章での戦友たちと別で行動しているのは、少し不思議な感覚があります。
ツユクサは戦力バランス的に良さそうなので、なるみが抜けても安心です。

たびたび挿入される謎の人物のセリフです。
「もう帰れない」と断言しているあたりが、何か知っていそうな雰囲気があります。
「私も同じ」という言葉は少し気になるところです。

 

前章で、主に敵として描かれた3人組とも渋々ながら協力するパートがあります。
別のエピソードでは敵だったキャラと協力するくだりは燃えることが多いのですが、この時点ではまだ石倉たちに色々疑念があるため、気を許せない状態での共闘でした。

 

前章で同じ状況がありましたが、今回なるみは夏姫パーティに所属しているので、対比が感じられつつ難易度が上がっています。

 

前章で出会っていたリィトが加わらなかったのは不思議です。
ある条件を満たしていないとリィトが現れず、今回はその条件を満たしていないということなのでしょうか。

 

またしても謎の人物のセリフです。
魔法について言及しており、「えへへ」という笑い方からは幼い印象を受けます。

 

リィトがいないことで、ガスが出ているルートは進めず、細かいところで変化が出ています。
1周目と探索場所ができるだけ被らないようにしているゲーム上の工夫が感じられました。

 

嘘をついてるのが丸わかりの土器屋です(かわいい)。
まあ、なるみが知っているのもチートのようなものですし、普通に看破されてしまって動揺するのは仕方ないのかもしれません。

 

キャラ同士のこういう細かいエピソードは良いですね。
すぐに割り切れる夏姫と違い、つつじはなるみ加入時に戸惑っていましたが、だいぶ打ち解けてきてくれた感じがあります。

 

やり直しをする際、最高のルートへの道のりが、最適とは言えない行動が条件となっている場合があるのは大変ですよね。
思いもよらない小さなことが条件となっている場合、そうそう気付けないものです。

 

ずっとガキさん(ペルソナ3の荒垣真次郎)みたいな出で立ちだった笹島ですが、正気の制服姿だと意外と可愛らしい顔でした。

 

さりげなく夏姫をナッキー呼びするなるみ。
新たなチームでもかなり馴染んできたのだと感じられます。

 

石倉組がどういう目的で動いているのか現状謎のままです。
「うちらは戦わない」という対象はおそらく地下天使のことだと思われますが、なぜ知っているのか、どうしてそういう流れに持っていきたいのか詳細は不明です。

 

文字が全く分からない敵というのは不気味ですよね。
(フリゲ作品「Sky And Earth」をプレイした後なので、そちらに登場した「ゴクオウ」という敵に見えてしまいました)

 

何やらフーラに恨まれる覚えはある様子。
何か非人道的な事でもやったのかもしれません。

 

思わず空気が緩む一言です。
ダジャレが少ない本作では貴重なシーンと言えます。

 

この一言だけで夏姫が機械音痴ということがよく表現されていて凄いと思いました。
めちゃくちゃ真面目な顔なのがかえって笑いを誘います。

 

夕月は良く人を見ていて、その感覚が大体当たっている良い子だと思います。
こういった状況の中で、ある程度中立的に動いて人間関係を調整してくれているのがありがたいです。

 

せっかくいい感じで進めて来られたのに、襲撃で犠牲が多く出てしまい絶望感が漂います。
顔グラありキャラでも容赦なく死んでいくという、ハードな物語ということを再認識させられました。

 

仮に自分が犠牲になったとしても、他が救えたなら気にしなくて良いと言う夏姫です。
彼女が「狂戦士の資質」とかではなく「英雄の資質」となっているのは、こういった高潔な精神性からではないかと思います。
第1章では狂戦士のような最期でしたが、その二面性も「英雄」にはよくあるものと感じます。
やはりつつじが生きているかどうかというのが、夏姫がまともで居られるかどうかというスイッチ(条件)なのだなと思います。

 

たびたび描写される、身体が消える場合と消えない場合。
未だに謎ですが、どのような違いがあるのでしょうか。

 

「食われず」というのは、身体が残っている状態ということなのでしょう。
地下天使たちがこの区別を認識しているということは、この世界についてある程度のことを掴んでいるのかもしれません。

 

前章に続いて、また身を挺して他の人を守ろうとする夕月。
もう死なないでほしかったのですが犠牲となってしまいました。

 

普通は何度も耐えられない死別を、なるみは何度も繰り返してしまっています。
それでも、何度でもやり直して上手くいく結果を探す選択をしているなるみの精神性は、ある意味狂ってしまっているのかもしれません(壊れる、麻痺するといった方が良いかも)。

 

まさかのフルスカが仲間になる展開です。
前章から、ある程度会話は出来そうな存在だとは思っていましたが、ワクワクする展開です。

 

転校生の紹介でもするようななるみの紹介で笑いました。
「みんなのお友だちになります」という言い方が、小学校未満な感じで面白かったです。

 

子供っぽい感じのフルスカですが、戦闘グラはおすまし顔で凛々しいです。
天使は弓も槍もどちらも似合いますね。

 

地下天使は一人称が自分の名前なので、何だか可愛く感じてしまいます。

 

今までとは違い、死にそうなわけではなく削れてしまっていく現象です。
この現象については、地下天使も答えを持っているわけではなさそうなので、まだ解明されなさそうです。
ただ、身体が消えた人は「あの時に一緒に」という共通点があるようです。

 

あの時のフルスカが知り得た情報の中で、夏姫が絶望しそうな情報だとそうかもしれません。
しかしそれだけであの凶行に走るのかはわかりません。
つつじを失ったという事実もプラスされているのかもしれません。

 

知っている風景がどこかちぐはぐだというのは、全く知らない風景よりも不気味さを感じさせます。
模倣しようという意思が気味悪く感じられるからかもしれません。

 

女性キャラばかりの方が華やかだというメタ的な都合ではなく、作中で言及されている以上は、何らかの理由があるようです。

 

武器の名前をはじめとして、スキル名でも結構遊び心があるので面白いですね。
多分気付いていない元ネタあり装備品も多そうです。

 

文化の違いなのでしょうが、我々にはやはり違和感を覚えます。
しかし地下天使側にしてみれば、動揺になるみたちに違和感を持っているのでしょう。

 

プレイヤーの予測しそうな解答をあらかじめ提示し、否定してきます。
仮想空間でないとすると、めっちゃ過去とか未来というのはあるかもしれません。

 

対フィラント兵器であるシカさんが助けてくれます。
彩翅を相手にして倒し切ってしまうのはさすがです。

 

ずっと何か引っかかる言い方をするラシュリンカです。
どちらにせよ、ある程度の力を見せないと交渉の余地はなさそうです。

 

次の周回を見据えて、手を結ぶための条件を確認するなるみ。
これは大事な情報です。

 

ここでようやく明らかになる黒幕的存在の名前です。

 

また明らかになる新たな情報です。
どうやら男子だけがいない理由は、呼び出されていないわけではなく、エルナが殺していたようです。

 

なるみの魔法が時間遡行ではなく復元魔法だと明かされた衝撃の事実です。
それならば、やり直し前の持ち物や強さが引き継がれることも納得です。
第2章のラストで、ようやく倒すべき存在が見えてきた感があります。

 

最終章 前半

少し頭が足りないフルスカだからこそ、なるみの言葉は偽りのない賛辞だったのですが、普通は相手が怒ってしまいそうなものです。
しかしその言葉を普通に受け入れるフルスカに思わず笑ってしまいました。

 

一応は協力体制を結ぶことができ、前章までとはさらに違う展開が期待できそうです。

 

しかし、どうもラシュリンカは元の世界に戻ることを特に考えていない様子です。
今は共通の敵がいるからいいものの、一時的な共闘以上の関係は難しそうな予感がしました。

 

新たに解放された新要素です。
こういったものがちょくちょく追加されると新鮮味が感じられるので、長編作品ではありがたいものです。
「未加入の仲間にも適用される」という気遣いはありがたいですよね。
これが無いと、全員加わってから好感しないと損してしまうと思いそう。

 

2章では全く影も形も無かったリィトが再登場です。
どうやらフーラであったという事実がようやく明らかになります。

 

クレイアスとフルスカとの漫才じみたやり取りは、殺伐としたこの作品の中では和む貴重な要素です。

 

タイトルの回収がようやく来ました。
といっても重要なキーワードというわけではなく、なるみたち(ひいてはこのゲーム)を表す印象的なワードという位置づけだと思います。
絶界→「絶海」と掛けて他と隔絶された世界、abyss sinker→深い底に沈んでいく者、という意味合いでしょうか。

 

発動は低確率ですが、全員で戦っている感が出るのでこういうシステムは大好きです。
戦略に組み込むには不確定すぎますが、発動したらラッキーで少し嬉しくなります。
攻撃より回復・補助のサポートスキル多めの方が助かったかなと思います。

 

3度目というのは第1章のことで、ようやく行動の謎が明らかになりました。

 

影響を肯定するわけではありませんが、感じ入るものはあると客観的に分析するクレイアスは話が分かるイメージです。
ラシュリンカがクレイアスをヒトに同行させた理由は、どのみちラシュリンカの目的とは相いれないものになるという予想があったからかもしれません。
仮にフィラントをヒトに同行させていれば、感化されてヒト側についてしまったかもしれないので、この人員配置はラシュリンカの優れた読みであると思います。

 

地下天使と感応で会話できるのは超常的な力で納得できますが、エグゼ・イル側はこのような技術があるようです。

 

なるみの真っ当な指摘です。
指摘されると痛い点だったのかフォルもこの指摘には反論できず、余計なことを教えたとリィトを睨むのみです。
いくらエクゼ・イル側が理論武装しようと、自分たちのためにヒトと地下天使を衝突させようとしたことは正当化させられないでしょう。
(なるみは一応、その言い分「だけ」を信用はしないと言っており、公平な視点で見ようとはしています)

 

通常の敵ですが、こういったボスサイズの通常敵は印象深いですよね。
『Mother2』のクラーケンみたいです。

 

なるみのことを気遣って、有益なアドバイスをしてくれるクレイアス。
この時点でクレイアスはだいぶ信用できる存在になってきていると感じられます。

 

第1章・第2章において、人間同士が対立する象徴となった笹島ですが、その禊が出来たような気がします。
穏やかな表情ですが、これ以降特に活躍の出番がないので寂しく感じます。

 

風美の希望的観測を「あまり期待させても良くないな…」と思いつつ、このように返答するなるみ。
真面目なのは良いのですが「きっと大丈夫だよ」と言えないあたり、世渡りの下手さが垣間見えます。
誰かがやらないといけないいけないことを、自分でやろうとして責任を被ってしまうのは損な性格であると言えます(主人公の素質は十分)。

 

最終章にきて、また新たな勢力が明らかになります。
これまで戦ってきた正体不明の存在はシーラルと言うようです。

 

ようやく石倉たちの不審な行動の謎が解けます。
第1章からそのように動いていたということは、かなり序盤でエグゼ・イルと接触していたものと思われます。

 

石倉たちに持っていた不快感を、なるみがはっきりと指摘してくれた感じがします。
元の世界でのことをずっと逆恨みし、それを行動原理としていることが不快に感じられるのだと思います。
他人の命すら軽視してまでなるみへの嫌がらせを優先するという点も、ずっと現実が見えていないように感じてしまいます。
ただ、割と戦い慣れしている点がまた小憎らしいところです。

 

第1章・第2章で毎回死んでるからこそ重みがある夕月のセリフです。
ただ、最終章では戦闘メンバーとして使うことはありませんでした。
お前を死なせたくないという優しさを分かってくれ

 

石倉たちとの対立は、すべてのやり直しの中で避けられないものだったと思います。
仮に石倉たちがエグゼ・イルと接触していなかったとしても、何らかの形で対立は避けられなかったのではと思います。
「どれだけやり直しても、お前たちだけは救えない」というのは、なるみの心からの叫びでもありますし、事実でもあったことでしょう。

 

ずっと咳をしている夏姫の容態は、プレイヤーの心に一抹の不安を残し続けます。
この描写は忘れたころに何度も差し挟まれるので、「この伏線を忘れるなよ」という作者からのメッセージのように感じられてしまいます。

 

ついにグノーム側にも意思疎通できそうな存在が現れるようになってきました。

 

どこの国の文化でも、人型兵器のカッコイイという要素は大事なようです。

 

即死が効くと書いてあったので、試しになるみにスキルを使用させたらあっさり倒せて得した気分になりました。
再戦するボスキャラはかなり重要キャラが多かったのですが、この人は脇役ポジなので珍しいなと感じます。
一応中将で相当偉いのに最前線で戦っているので、エグゼ・イルはかなり実力主義の組織なのかもしれません。
(さすがに大将のリィトが潜入までしているのはイレギュラーのようでしたが)

 

急に出てくるクレイアスの姉属性。
フィラントのあの感じも弟で慣れっこだったのでしょう。

 

今度は『Mother2』ネタです。

 

エルナの「絶交」は『20世紀少年』のともだち並みに怖いですよね。
でも細かいことを言うなら、エルナの絶交は殺すと同義ではないと後の言動からわかるのですが、20世紀少年のともだちが絶交=殺す(消す)なので、まだマシかもしれません(錯乱)。

 

強キャラ感の強いラシュリンカが冷や汗をかく描写は珍しいので印象的です。

 

ついに明かされる衝撃的な事実です。
ファンタジーではなくSFだっということが明らかになり驚きました。

 

結局フィラントのデレを見ることはありませんでした…

 

セレナリアはどんな漫画を読んだのでしょうか。
読んだにしてもかなり古い気がします。

 

ちゃんと果たすべきことをやった後でないと、協力体制を結べないという先を見据えているアルマです。
組織に所属しているしがらみというよりは、説得して回るコストより戦ってみせるコストの方が低いという合理の表れのようにも感じられます。
もしくは単になるみたちと戦いたいだけというのもあるかもしれません。

 

グノームがこの惑星に元からいた生物ということで、他の生物とは異質な存在であるということが明らかとなりました。

 

第2章のラストは、やはりラシュリンカがヒトを騙して、一斉に処分したのだと考えるのが順当でしょう。
そう考えると、なるみが転送陣から抜け出したのは間一髪だったのだと思います。

 

ラシュリンカの意図に感づいていながら、自分の欲望のために付き従うタイプの悪役ムーブ、いいですよね。
クレイアスの質問に対して、沈黙を挟んでから笑い出すという間の取り方が演出の妙だなと感じます。
(「………」が無いと、察しが良すぎる感じになってしまう印象)

 

シカ…お前たちをプレイアブルキャラとして使えると信じていたのに…
もうやり直しができないからこそ、喪失感が大きかったです。

 

最終章 後半

幼い見た目で冷徹な表情がカッコいいアルマ。
ただ、使えるようになって最初の戦闘が相性の悪い戦車だったので、非常に苦戦しました。

 

今までの展開からするとこれは死んでしまったなと思ったのですが、何とか生還した翔花です。

 

エルク・ハタがいきなり死んで悲しんでいるところに、みんなが一気に転送してきて可哀想なホロノ。
幼馴染だったらしいですし、エグゼ・イル側には明かされていない設定が多くありそうな感じがします。

 

画面をパッと見ると、何やらいかがわしいことをしているように誤解を与えかねませんが、いたって健全なシーンです。(耳そうじ)

 

なぜあの時は実行したのか、夕月のちょっとした気まぐれだったのかもしれません。
彼女の行動の不確実性につつじも呆れてしまっています。

 

何だかんだで生き残り続けるキャラと思われたブロスゴ中将(おじさん)ですが、ここでまさかの退場でした。
「まさかここで」というのは、プレイヤーの気持ちの代弁かもしれません。
(本編にはほぼ絡まないので、気にしていない人が多いかもしれませんが)

 

前述したように、フィラントはヒト側に傾きそうな危うさがあったからこそ、ラシュリンカはセレナリアと一緒に手元に置いたんだと思うんですよね。
もっと言うなら、クレイアスとも引き離すことで、ヒト・白翅に感化されることを防いだとも感じます。

 

「羽の裏側を見せる」という言い回しが、地下天使の世界の中での慣用句のようで、ちょっとおもしろいなと感じました。

 

もっともらしいことを言うラシュリンカですが、反対する地下天使がいるだろうと予想して選択肢を奪い、良いように騙すというのはフェアではありません。
価値観の押し付けというのは、地下天使の文化でも不快な事のようです。

 

結果的にですが、本作では元の世界のしがらみにこだわっている人ほど、生き残ることが出来なかったように感じます。
元の世界でなるみと対峙していた石倉たちもそうですし、ウルゴスへの帰還を忌避するラシュリンカにしても、ベクトルは逆ですが同様だと感じます。
そういう意味で、フルスカは地下天使の中でも変わり者であるために偏見が少ないですし、クレイアスは異文化を理解する姿勢があったということで、良い結果に結びついたのだと思います。

 

効いてる効いてる

 

急に現れたまさかの突破口です。
若干展開が早い気がしますが、ゲーム終盤でテンポを落としても仕方ないので肯定的に解釈しています。

 

 

臣下に生かされてきたシーラルの王ですが、臣下がいなくなったことにより、国の存続の意味に疑問を覚えてしまっています。
最終的にエルナ打倒をなるみたちに託し、王の戦う様を見せることで少しでもシーラルの存在を記憶に刻もうとします。
あまり深くは語られていませんが、数少ないエピソードでも感じ入るものがありました。

 

うるさいですね……
だいぶエルナも余裕がなくなって来たのか、感情的な(見た目相応な)物言いが目立つようになってきました。

 

作中で放たれるアルマの煽りはどれもキレッキレで心地よいです。

 

「少し楽しいですね」の「少し」に、余裕ぶろうとする焦りが感じられ、ようやく一矢報いることができた感があります。

 

今思えば、地下天使、エグゼ・イル、シーラル、どれもエルナという存在がいなければ、理解できた可能性があった存在だと思います。
そういう意味では、各勢力レベルではっきり敵だと断ずることが出来るものはいませんでした(個人レベルではいますが)。
しかし、エルナだけはどんな場合でもはっきり敵であると言える、そんな言葉であると感じました。

 

死に際に勝者への呪いを残していくタイプの悪役、性根が悪いなという印象です。
こういう所があるので、最後までエルナへの同情心というのはあまり湧きませんでしたし、それで良かったと思っています。

 

泣くのを我慢していたフルスカは可愛いですね。

 

嘘だろナッキー…
頻繁に挿入された咳シーンの伏線は、こういった形で回収されてしまいました。
結局全ての章で死んでしまうことになるのは、英雄の素質の因果なのでしょうか。
敵役として、頼れる仲間役として、どちらの役回りでも大きな存在感があったキャラでした。

 

クレイアスの心からの叫びが感じられて微笑ましいシーンです。
ただ、フルスカをかなり認めて頼りにしているようなので、戦友?としてお互い認め合っているのは良かったです。

 

翔花の「けほっ」という咳がこの後の展開を暗示しています。
しかし、そもそも元の世界であっても、唐突な別れというものは起こり得るものです。
いつ寿命が来るか分からないという覚悟をあらかじめしている分だけ、悲しみに耐えられるであろうと信じたいです。

クリア後のキャラ別感想(ネタバレ有り)

全てのキャラではありませんが、印象深かったキャラを中心に思う所を書いています。
前項のスクショ感想と重複して繰り返しになっている部分もあります。
書いていることはいち個人の感想(妄想)ですのでご承知おきください(反論するなという意味ではないです)。
ネタバレしかないので、最終章クリア後に読むことをおすすめします。

 

:麻場木 なるみ

タイトル画面に出ているので主人公だと思っていたのですが、なかなか登場しないので違うのかな? と思っていました。
やり直しで知っている部分については冷静で合理的ですが、そうでない部分については、感情的な部分もあり、年相応なところがあると思いました。
ただし基本は真面目で責任感が強いものの、言葉足らずなところがあるため、一定以上仲良くならない限りは誤解されがちだろうなと思います。

戦闘面では、敏捷が高く、スピードアップ系の魔法はボス時の基本バフとしてとても有用でした。
僕は弓をメインに使用していましたが、序盤で攻撃重視の場合は短剣のスキル(毒)が有用でしょう。
弓で雀落としを習得する頃には、どちらでも強いと思います。

 

:戸塚 翔花

主人公かなと思わせておいて、実は主人公ではないというのは面白かったです。
それどころか、主要メンバーなのに死んでしまう展開になり、この作品は一味違うぞと感じさせてくれました。
死ぬのは怖いけど、他の人が目の前で死ぬ方がもっと怖いということで盾役を行う心優しきタンクです。
暴走しがちななるみのブレーキ役を担える数少ない母のようなキャラでした。

戦闘面では、追加効果の関係で突剣を使うことが多かったです。
マス・バリアは多くのボス戦で有用ですが、弱点を突けるボスでなければメンバーから外すことが多かったです。

 

:朽木 風美

翔花や夕月がいると何とか戦えますが、みんながいなくなってしまうと何もできなくなってしまう、良くも悪くも優しみに溢れた普通の女の子という印象です。
それ故に甘みある見通しをしがちで、なるみに釘を刺される場面もちらほらあります。
彼女のほんわかみが作品の癒しみとなっていることは確かで、個人的には割と好きみに溢れるキャラクターでした。

戦闘面では回復だけではなく打撃アタッカーとして仕事ができるのが強みです。
特に鈍器技はデバフ付与の有用みがあるので、ほぼメイスを装備していました。
防御を下げる甲羅割り、魔力を下げるテンプルブロウ、全体異常回復のクリアランスと使い勝手が良いものが多かったですみ。

 

:三間 夕月

序盤から変わらず、ツユクサの一員として常に味方であり続けてくれたキャラです。
なぜか死に際以外で印象に残るシーンが少なく、影の薄い印象です。
ゲーム上での戦力的な意味を除くと、居ても居なくてもストーリーに与える影響が少ないのではと感じてしまいます(ごめんね)。
しかし風美と共にチーム・ツユクサの「いつもの風景」を作り出していたのは確かだと思います。
1章ラストで夕月が倒されてしまうのは、非日常の中の日常が崩れてしまったことを強く感じさせられました。

戦闘面では、1章・2章で戦闘要員が増えるという意味で頼りになる存在でした。
しかし最終章でメンバー選抜の余地がある場合は、選びにくい性能でした。
武器が2種類装備できない代わりに、スキルによって2つの属性攻撃が使い分けられますが、魔法属性の攻撃手段が無いという点でやや地味な印象は否めません。
最終章ではついに戦闘に参加することはありませんでした。

 

:リィト・ラス

最初に登場したときは謎が多いながらも、魔法アタッカーとして戦力になってくれて頼りになりました。
裏があるとは思いましたが、黒幕レベルではなくホッとしたのを覚えています。
捕虜となった後は、魔法で洗脳っぽい状態になってしまったり、嘘をつけない状態になってしまいさすがに可哀想に感じました。

戦闘面では非常に頼れるアタッカーとして最後までメインメンバーで活躍しました。
気軽に使える全体魔法の旋風波、高威力で魔防低下バフ付きのディスターブ、単体に多段ダメージを叩き出すレイジングサンダー、状態異常を複数盛る呪術、最高ダメージを叩き出すウルディオの火葬と、有用なスキルばかりでした。

 

:千条 夏姫

序盤から強キャラの描写があった夏姫は、ストーリー上でもキーとなる役割を担っていました。
なるみ以上に覚悟が決まり切っていますし、自分の命も大局的見地から犠牲に出来る「英雄」として納得の人物でした。
どのストーリーでも必ず死んでしまうのはとても悲しいですが、その死の意味や影響がそれぞれで大きく異なるのは面白いと思いました(章のラスボスとして打倒、戦闘キャラとしての喪失・つつじの精神的成長、みんなへの覚悟を促す死)。

戦闘メンバーとしては、最後までメインとして活躍しました。
武器はもっぱら鈍器を使い、敏捷低下や錯乱狙いで蛮族のように殴っていました。
属性攻撃を持っているという点が地味に使いやすいです。
また、永続効果のあるベルセルクは、自身だけが対象のバージョンでも、攻撃力が底上げされて有用でした。

 

:伊之瀬 つつじ

1章ではナッキーの相方程度の認識でしかありませんでしたが、2章でその絆の強さを実感しました。
その流れを見てから1章のナッキーの変貌を考えると、無理のない事なのかなとも思います。
二人の息の合ったコンビっぷりは、小競り合いが多いこの世界において心が休まりました。
「シヴィライゼーション」が好きというゲーマーという設定はギャップがあって面白かったです。

戦闘面では準レギュラーとして、主に通常戦闘で頼っていました。
全体回復と全体攻撃の両方が出来るものの、攻撃面がやや薄いので、リィト+風美のコンビには負ける印象でした。
使える奥義がやや少なめでTPが余りがちなのも、ボス戦では使いづらいところでした。
戦闘グラは可愛いので一番好きでした(2番目はナッキーの突剣装備、3番目はフルスカ)。

 

:地下天使フルスカ

第1章では謎の異質な存在でしたが、最終章では完全に仲間だと信頼できるレベルになっており、一つの作品の中でここまで印象が変わるのだなと驚いています。
本作のテーマの一つに「異文化との接触・理解」というものがあると勝手に思っているのですが、フルスカら地下天使は、非常に重要な役割だったと思います。
敵対していた勢力と協力できるというのは、絶望的な状況の中で一筋の希望となりました。
ところで、1章でフルスカが夏姫に明かした事実は、最下層まで行ってもどうせ行き止まりだという事実だったのでしょうか。

戦闘面では、とぼけた性格とは真逆の凛々しい顔グラがふつくしいです。
TPが持ち越せない、アイテム効果が低いという特殊な仕様がありますが、専用装備品の軽減効果が大きいので、能力値以上のタフさはあると感じます。
さらにマス・マジックバリアやリフレクトフィールドは、ボス対策としてかなり有用なので、使うとだいぶ役立ちそうです(僕はリフレクトフィールドは余り使いませんでしたが)。
終盤はとっさにアイテムで回復したい局面が多かったので、地下天使はメンバーに入れにくかったです(戦闘不能回復などは影響受けませんが)。

 

:地下天使クレイアス

最初は男性キャラだと思っていました。
しかし、男はエルナが全員殺したという記述から逆説的に、クレイアスは女性なのだなと理解しました。
ラシュリンカに疑念は持っていた節はあるので、ヒトとの協力は離反を早めただけともいえるかもしれません。
ただ、登場してからの印象の変化はフルスカと同じく大きく、クレイアスがこちらを理解してくれているのも嬉しくなりました。

戦闘では途中までメインで使っていましたが、フルスカと同じ理由で使わなくなっていきました。
フルスカは補助スキルの有用性が高いのですが、クレイアスは奥義の威力が控えめで、補助もアイテムで代用可能なものが多かったという欠点がありました。
道中の回復役としては大活躍しました!

 

:アルマ・フィガ

言葉が通じないので、最初は原住民的な位置づけなのかと思っていましたが、リィトと同じ陣営でした。
みんなからは幼い容姿で侮られているように思いましたが、実際はエグゼ・イルの中でも発言権はかなり大きそうに思えました。
実際、夏姫以上に覚悟が決まっている精神性だという印象です。

ただ実際の戦闘面では、スキルポイントが少なく、あまり習得させられる状況にありませんでした。
それに加えて、攻撃性能が飛びぬけて高いというわけでもないので、使用する機会はほとんどありませんでした。
速さがウリの設定のようなので、数値も敏捷が飛びぬけて高ければ使ったかもしれませんが、実際はあまり高くなかったのは残念です。

 

:ラシュリンカ

最後の最後にならないと腹の中を見せてくれない、ストーリー上の難敵という印象でした。
ウルゴスでは彩翅さえも捨て石のようなものだという話があったので、そちらに嫌気がさしていたということなのでしょうか(つまり自分が最上位でない限り、自分も捨て石になる可能性がある)。

しかしだからと言って異世界を肯定するのは、ウルゴスからの逃亡に他なりません。
ラシュリンカ自身は、新たな世界に適応しているだけだとうそぶきますが、もしそうであるなら元の世界のしがらみ(白翅への差別等)を持ち込むべきではなかったはずです。
元の世界のルールを嫌いながら、異世界でそのルールを利用しているという矛盾は、いずれ正されるものだったのかもしれません。
本作では、元の世界のしがらみにこだわるキャラクターは、ことごとく斃れる結果となっています。
ラシュリンカも多分に漏れずそうなったと言えるでしょう。

 

クレイアスを同行させたのも、自分の計画を悟られないように離れさせたと取れますし、なんなら生真面目なクレイアスがいずれ敵対することを予見していたとも取れます。
どうせ敵対するなら、裏切る予定の人と一緒にさせておいた方がすっきりするくらいのつもりだったのかもしれません。
感情が最後まで見えにくいキャラだったので、それが見えたときは理解する糸口になりそうで嬉しくなってしまいました。
自覚はしていませんでしたが、僕は結構ラシュリンカがキャラとして好きなようです。

 

:フィラント

フィラントは、地下天使の中ではプライドが高いようでしたが、他種族を認める余地はありました。
実際、なるみたちが率先して強敵の露払いをした後は、自分たちが先陣を切るという約束を守ろうとしています(プライドの高さ故かもしれませんが)。

クレイアスと一緒になるみたちと行動していたのなら、また違った結果があったのかもしれません。
本作中では、どうあっても必ず敵対する存在と必ず味方になる存在が居ると思いますが、彼女は状況によっては味方になり得たと感じます。
死ななくても良い未来があり得たのに死んでしまった悲劇の存在、それが彼女ではないでしょうか。

 

:セレナリア

戦いそのものを目的にしているセレナリアは、結局のところ、生き延びるための手段として戦っているなるみたちと相容れることはなかったように思えます。
ラシュリンカは自らが最上位に居られれば無駄に戦うことはなかったように思えますが、セレナリアは戦いそのものを望んでいるため、そこに明確な違いがあります。
痛みを我慢すれば星から脱出できるエルナが、星に留まって戯れを優先させたのに通じる性根を感じます。
キャンプで漫画を読んだりしていたのは、単に退屈しのぎなだけであり、それだけをもって目的を変えるほどではなかったのでしょう。
のほほんとした外見とは裏腹に、エルナ級にたちの悪い存在だったと言えるかもしれません。

 

:エルナ

エルナの精神性は、見た目通りの子どもであると考えて差し支えないでしょう。
最初から一貫して、エルナは力をもって友達であることを強いていました。
そして諫められても否定し、上手くいかなければ簡単に捨てるという繰り返しです。
本作で描かれている(と勝手に思っている)相互理解の重要性とは真逆の行為ばかりしています。
結局、最後までなるみたちを理解することはできず死んでいくことになります。

最初は言葉が通じなかった地下天使、エグゼ・イル、シーラル、果てはグノームですら相互理解の可能性を見出せたのに、言葉が通じるエルナとは最後まで話が通じませんでした。
言葉が通じるのに全く会話にならないというのは恐ろしいことだと感じます。

現実においても、ちょっとした誤解やコミュニケーション不足から喧嘩や争いになったりします。
心の中にエルナを飼うことの無いように過ごしていきたいと思います。

 

:此佳 景子

肝っ玉母さんのような喋り方をする小柄な大剣使いという、属性がてんこ盛りなキャラです。
夏姫やつつじが使えるなら、そのうち使えるようになるかもと思っていたのですが、その日は来ませんでした。
小難しい話になりそうなときに、みんなの心が軽くなるようにしてくれる気風のいい人でした。
プレイアブルではないものの、1章から共闘している感は強く、探索組がツユクサだけではないと感じさせてくれました。

 

:酒井 憂

それほど存在感はありませんが、要所要所で助けてくれる印象はありました。
特に1章ラストの千条戦で援護してくれるのはシチュエーションも相まって盛り上がりましたが、そこがピークだった感は否めません。
ビジュアル的に可愛いので、それ以降ちょっと登場しただけでもついつい注目してしまいます。

 

:土器屋 真鈴

公式の人気投票でもなぜか上位に入っていた土器屋。
投票コメントにもあった「こいつの方が闇女ぽい」というのは思わず笑いながら同意してしまいました。
作中では危険な魔法であるイリテーションを軽率に乱用するなど、他者を軽々しく扱うあたりが邪悪な印象でした。
最後は自分の部屋で死にたいと言っている辺り、少しだけ可哀想に感じましたが、1章で翔花が死んだ原因を作ったことは決して忘れないのだわ……

 

八幡にせよ土器屋にせよ、石倉さえいなければ違った未来があり得たのではという意味では、フィラントに通ずるものがあるのではと一瞬感じました。一瞬です。

 

 

そのほか、本ブログで紹介しているゲームをまとめた記事はこちらです。
本ブログで紹介しているゲーム系の記事まとめ
ゲーム

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